ネコミミにひかりあれ

エッセイを書いています。

2024年を書き始めた

 毎年、年始のあたりに100個ぐらいその年にやりたいことやなりたいものを書いている。その中には簡単に叶いそうなものもあるし、頑張っても叶わないかもしれないことも書いてある。何個か叶っているものもあって、例えば「同人誌(ZINE)を作って頒布する」というのは文学フリマに出たから叶ったし、「ビーガンの本のレシピを作る」なんていうのはやろうと思えば即日叶うようなものだった。そんなのwishlistじゃなくてtodolistに入れなよ、というようなものもある(「時計を修理する」とか)。
 叶うかわからない願い事の中に、何個も叶いそうなものを入れておく。なんて言うのがいい表現なのかわからないけど、願いに勢いをつけるとか、弾みをつけるために。リストを見た時、チェックが多いと「このリストに書いたものは順調に叶っている」と思える。全くチェックがないと「叶わないじゃん」と思ってしまう。そういうのを避けるために、すごく簡単なものもリストに混ぜているのだ。

 今年もwishlistを書き始めた。誰にも見せないけど、やっぱりtodolistに入れたほうが良さそうなものもある。願い事の助走、ロイター板としての「叶いそうな願い」。たくさん混ぜてみたけど、本当に叶えたい願いも叶うといい。先日神社で引いたおみくじには「願い事 控えめであれば叶う」と書いてあった。神様にとってはどこまでが「控えめ」というラインなのだろう。

 2024年を書き始めた。
 実は、ずっと目標にしていた「いまの会社で等級を上げる」ということが、2023年末に唐突に達成されてしまった。本当に頑張っていたのは2023年の上期だったので、拍子抜けしてしまったんだけど、とにかくそのようにしていきなり大きめの目標が一つ失われたことになる。2024年は、自分がもっと向いているところに異動できるように祈りながら引き続き「会社員兼文筆家」として色々な人に見つかりたい。いや、見つかる年にします。

今週のお題「2024年にやりたいこと」