ネコミミにひかりあれ

読みもの、エッセイ、そういったものを書いています。

2021年4月に読んだ本

もう言い訳もできない…。
環境が変わることに伴う落ち着きのなさが凄まじい月だった。料理本と漫画はノーカウントにしているけど、漫画は「かしましめし」4巻が出ていたので読んだ。私はやっぱり「おっさん」が好きだな、と再確認する。ビターな「ハチクロ」だ。私は修ちゃんが好きだった。料理本は白崎茶会の「へたおやつ」と石橋かおりさんの「おいしすぎる糖質オフスイーツ」を買って、いくつか作った。
やっぱりストレスを感じたら粉をいじる、これに尽きると思う。

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しかも月刊新潮この写真に入れ忘れた
月刊新潮 2021年3月号

新潮 2021年 03 月号

新潮 2021年 03 月号

  • 発売日: 2021/02/05
  • メディア: 雑誌
そういえば、この本の感想を書いていなかった。コロナ禍日記。
自分の誕生日を含む期間を教授が受け持っていて嬉しかった、という感想に終始してしまう。
今ぱっと思い出せるのはキクチはもう少し違う文章の形のほうが嬉しかったなということだった(「スペインの宇宙食」の巻末の日記が一番好きなので)。
多和田葉子の日記が読めて嬉しい気持ちと、池田亮司もコンピューターが壊れて途方に暮れたりするんだと不思議な気分になり、滝口悠生の日記に西武の勝敗が書いてあるのが大変よかった。あと朝吹真理子は、いま「だいちょうことばめぐり」を読んでいるけど、うん、朝吹真理子の文章だなという気持ちになる。
とにかく様々な他人の日記を読むのが好きなのだな、と再確認した。

担当の松崎さんは「どうか焦らないで、のびのび続けることがなにより大切だからゆっくり取り組んでね。」と言ってくださる。
(p.98 青葉市子)

私もこのように言われる文筆家…ライター…執筆業者…になりたい。なるぞ!

嶋田美津恵「育爪のススメ」

【特製ネイルファイル付き】育爪のススメ 飾る爪から きれいな自爪へ

【特製ネイルファイル付き】育爪のススメ 飾る爪から きれいな自爪へ

  • 作者:嶋田美津惠
  • 発売日: 2016/12/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

実用本は入れないんじゃなかったのかよと言われそうだけど、手当たり次第に育爪系のものを買って「?」となっていたので基本を学ぼうと思って読んだ。
amazonあたりのレビューに書いてあるけど、爪を削る時の形が図解で載っているのが良い。こういうこと、もっと早く知りたかった。

山内マリコ「The young women's handbook〜女の子、どう生きる?」

The Young Women's Handbook ~女の子、どう生きる?~

The Young Women's Handbook ~女の子、どう生きる?~

  • 作者:山内 マリコ
  • 発売日: 2020/05/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
ずっと気になっていた本が図書館にあったので借りてきた。なんでこんな本を山内マリコが書いてるんだ?と思いながら冒頭読み始めたら、JJの連載をまとめたものらしい。JJの巻頭を飾る華やかなコピーに対して山内マリコがツッコミを入れていくスタイル。
私はもう30歳なので、雑誌に写る他者と自分を比較して凹むことがなくなった、と言いたいけど全くそんなことはない。「自分で自分をいいね!と思えれば最高で最強」みたいなことを言っていたけど、その境地に至るまでが本当に遠い。

ジェーン・スー「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」

そういえば読んでなかったな、と思ってこれも借りてきた。
そもそもこの本、ブログに加筆修正したものが主らしい(先に出典一覧を見た。なんらかの雑誌の連載だと思ったから)。本の中で一番勇気づけられたのはその部分だった。私もブログなりなんなりを頑張ろう!と、わけもなく思った。
多分「TBSラジオ」という接点だけだと思うけど、読んでいて文体が菊地成孔っぽいな〜と感じた。
菊地成孔のキャラクターを知らない母とライブを見に行ったとき「よく喋るねえあの人」と言っていたのと同じかもしれない。私がジェーン・スーという女性のキャラクターをよく知らないまま読んだから、そういう雑な感想に帰結したのか。

ドミニック・ローホー「少食を愉しむ」

この人全部少なくしてるな。と思ったけどそんなもんか。
読み終えて「わかる!結局量ですよね!」という気持ちになった。基本的に「食べ過ぎるな」「考えて食べろ」みたいな話を繰り返している本だった。「痩せている人がなぜ痩せているか?痩せることに人一倍関心があるからだろ」みたいな話が載っていて笑ってしまった。それはそうだ。
たまに読み返して自戒するための本という感じ。私も最近は夜を食べ終わってから16時間空けて次の食事をするようにしているけど、これはやっている人多そう。

もう5月になっている。今月から環境ががらっと変わるので、ぼちぼち読んでいけるようにしたい。
新書とかも読むと面白そうだから、そういうものを読んだらよさそう。

私と生理(用品)

最近また少し生理用品まわりを変えた。閉経までまだあるから、もっと快適になったらいいと思う。

前提

あんまり生理は重くないほうで、中学生の頃同級生が生理痛で苦しんでいるのを「大変だなあ…」と眺めていた。
が、近年は「寝込むほどではないが、腰のあたりが重たくてだるい」ということが多くなってきて、特に出血がひどい一日目〜二日目あたりは会社にいると冷えるし寒いしだるいし、三重苦でとても仕事どころではなかった。
ピルはずっと飲んでいたが、このコロナ禍の中で「ピルは…不要不急かもしれない…(?)」という謎の考え方にはまり込み、去年から飲んでいなかった。気分の落ち込みなどがひどいので、また飲むことにして、次の周期から飲む予定。ずっとアンジュだったが病院を変えてからトリキュラーになった。吐き気などはなし。

使っているアプリ
  • iPhoneの「ヘルスケア」

今回から使い始めた。ヘルスケアのトップに月経って出るんだけどそれがなんとも言えずクールな感じがした。
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自分がなんとなく使ってきたルナルナとIlluminateにあるメイン機能(生理日の記録・編集、予測、通知)は揃っている印象。

今までは、ずっとIlluminateを使っていた。ルナルナではなくてIlluminateだった理由は「生理記録専用のアプリを入れたくない」「色合いがルナルナよりIlluminateのほうが好き」ぐらいの理由だった。LINEのトーク画面に居るだけなら、鬱陶しくないな…そう思ってIlluminateを使っていた。記録を見ると2019年8月から残っているので、1年以上は使っていたらしい。それより前は手帳やGoogleカレンダーにつけていたが、アプリにつけるのが一番楽なことに気付いた。

Illuminateを使うのをやめよう、と思ったのはチケットサプリの炎上だ。
ハヤカワ五味氏に対して別になんの感情もないけど、LINEに「チケットサプリどうですか!」みたいな通知が来るのが厳しい気持ちになった。


iPhoneのヘルスケアは、最近は歩数計として便利に使っているのもあって結構頻繁に見ている。結局こういうシンプルなものが一番使いやすいんだろうと思う。

使っているナプキンなど

元々エリスが好きだったけど、twitterでこの「素肌のきもち」を知ってもっと好きになってしまった。
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外装がこんなにシックでシンプル、
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中身ももっとシンプル。これでいいじゃん。twitterで紹介してくださった方に感謝したい。
昼用も夜用も同じような焦げ茶のパッケージだった。間違える人もいそうだけど、自分はこのぐらいでいいと思う。

自分が小〜中学生ぐらいの頃、夜用とかは分厚くてごわごわしていて大きくて、めちゃくちゃかさばります!という感じだった。それがここ最近のスリム化などを見ていると、技術ってすごく進歩しているんだな、と思う。日々そういう研究開発をされている方や、メーカーの方には感謝をしたい。

シンクロフィットも感謝の対象だ。

スノーボードと生理が重なったことがあり、舌打ちをしながらタンポンを入れたことがある。漏れなかったがタンポンは私のような初心者には扱いづらく、外す時に手が汚れて最悪な気持ちになった。シンクロフィットは、そういうことがない。トイレに流せるし、ナプキンを何枚も持ち歩くよりも省スペース。
もちろん日常生活でも、歩行時や立ち上がる時の「嫌な感じ」を8割は消せた。こういう快適さって大事だな、と思った瞬間だった。

吸水ショーツについて

ムーンパンツの昼用を持っている。
www.moonpants.jp
これをメインで使うのではなくて、生理の始まりかけ(そろそろ来るかも…?と思うとき)や、終わりかけ(もう終わるでしょ…?というとき)に使っている。一度、わりと出血量が多そうな日に使ってみたところ、生理痛がひどくなるような感覚があった。それ以来、出血量が少ない始まりかけか終わりかけの日に使うようにしている。
GUの吸水ショーツも気になるが、あの、腰のあたりがぐっと重たくなる感触が再現されたら嫌だなという気持ちもあって、ムーンパンツ1枚あれば、いまの自分の運用であればいいかなと思う。

自分が若い頃より生理まわりは進歩している

シンクロフィットは劇的な進化を感じたけど、よく考えたら自分が小学生の頃よりもナプキンは薄くて軽くなっている。吸水ショーツなんて発想もなかったような気がする。
自分より年下の人々、生理についての理解もめちゃくちゃある気がする。
「時代が変わる」というのを、肌感覚で一番感じられて「理解」できるの、生理まわりの話かもしれない。

あの人が神様だったらどうしよう?

あの人が神様だったらどうしよう?と、ろくでもないことを思うことがある。

有給消化に伴って、ここ数日は日中の散歩を義務としている。隣街まで歩くと、概ね3kmぐらいは歩けてしまう。
先日も隣駅の本屋まで行こうと、イヤホンも付けずにだらだら歩いていたときだった。

「すいません」

自分ではないと思ったので、一回目はそのまま素通りした。しばらくしてもう一度声をかけられて、その声が自分に向いていることに気がついた。顔を向けると、そこには自転車に乗った外国人の青年がいた。

「○○駅までは、どうやっていけばいいですか」

そこそこ流暢な言葉だったので面食らってしまった。
あ〜、ちょっと待って、とGoogle Mapを開く。現在地からその駅までは近いので、何個か道を曲がればすぐに着く。
「その先の信号を右に曲がって、そのあと直進すれば着きますよ」
「ありがとう」
そこで会話が終われば、美しい光景だったのかもしれない。

彼がふと「あなたはどこに行くところ?」と話しかけてきた。
「本屋です、もうすぐそこで」と、ビルを指差す。知らなかった、と言う。
もうこれでいいだろう。信号待ちをしていた人々にじろじろ見られていて、自分がなんだか身の丈に合わない善行をしているような気がしてきた。
「ボーイフレンドはいる?」と聞かれる。
え、と思った。「あれ、駅まで行けますか?大丈夫?」と聞いたところ「自分は○○駅にどうしても行きたいわけではなくて、誰かと話したかった」というような答えが返ってきた。もうお手上げだ。
メールアドレスを聞かれたが、用事があるから、とそそくさとその場所を後にした。

怖かった。
怖かったが、そのあとで、彼の言い分を100%信じたほうが良かったのかどうか、思い悩んでしまった。
オンラインで日本語を学んでいるという彼。話し相手がほしいという彼。

しかし一方で「国際ロマンス詐欺」という物騒な文言が浮かんだのも、また事実だ。
あれは詐欺の一端だったのかもしれない。あそこでメールアドレスを交換していたら、なにかロマンチックな言葉が送られてきていたのだろうか。

それとも、神様だったのかもしれない。
私の「人を信じる」という気持ちを試したのかもしれない。
神よ。私も途中までは本当に目の前の人間を救いたかったんです。なんなら一緒に○○駅まで行ったってよかったのです。
でもメールアドレスを、と言われたときにギョッとしたのです。あ、これは違うかもしれない、と。

神よ。私の行動は正しかったのでしょうか?と、特定の宗教を信じていないのに問いかけてしまった。

日用をみつめる vol.04

「日用をみつめる」は、ひと月〜半月に一度、自分の身の回りのお気に入り≒日用を並べて、見つめるという試みです。

育爪をやっていこうとしている
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ヤスリがついていて大変便利

なんだかんだと爪が短いのがコンプレックスだ。爪を噛む癖が小学生〜中学生ぐらいまで抜けず、しかも爪をむくのも好きだったのでハイポニキウム?なにそれ?状態。
ネイルエンビーを塗り続けた間は爪自体は強くなって長く伸ばせるようになったものの、相変わらずネイルベッドは短くてピンク色の部分が小さくて微妙…となって、とりあえずきちんと本でも読もう、と買ってみた。

【特製ネイルファイル付き】育爪のススメ 飾る爪から きれいな自爪へ

【特製ネイルファイル付き】育爪のススメ 飾る爪から きれいな自爪へ

  • 作者:嶋田美津惠
  • 発売日: 2016/12/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
なんとなくスクエア気味に整えたらいいのは知っていたけど、図解してあるのでわかりやすい。そしてずっと気になっていたアンティセプトも、この間行ったお店で見かけたので買ってしまった。水みたいにサラサラしているので、これでは保湿が足りないな…と思い、ukaのネイルオイルを塗っている。
まだ始めたばっかりなのでなんとも言えないけど…。これで、少しはシアーな色が似合う爪になってくれたらいいんだけど。

ブルーブラック、0.38、ボールペン
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結局これが一番使いやすい気がする(気まぐれ)

LAMYのパク…よく似たデザインのボールペンを買ってしばらく使っていたけど、0.28という微妙な細さがストレスだった。ハンドクリームを塗った手が手帳につくとその油分で弾いてしまうのか、インクがよく詰まるのだ。
そのあと家にあったユニボールシグノの0.38を使ったところ、スルスル書けたがインクが少なかった。心配なので買い置きがほしい。
最寄りの文房具屋に行ったが見当たらず、ノック式のものがあったので買ってみたが失敗だった。0.5ぐらいの太さがある。
結局、同じ0.38のボールペンを書い直すことになった。筆記用具は滅多なことでは変えないほうが良いんだろう。

オンラインでの買い物をし続けている
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これはアダムエロペの公式画像です。落ち着いたレザーでスリットが入っていて本当にかわいい。

オンラインでの買い物を長いこと禁じ手としていたが、店舗にないものがどうしても欲しくなった。
通販に慣れている人にとっては当たり前なんだろうけど、最近はきちんと丈感を測るようにしている。
アダムエロペのレザースカートの他には+jのスカートやルシェルブルーのワンピースなどを買った。今は黒いかばんを欲しがっている。

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油断すると全身真っ黒になるけど、まあ、こういう服装が好きだから仕方ない

そろそろ金子綾さんの「黒を着る」みたいな本を手にとってもいいかもしれない。

黒のおしゃれ ~EVERYDAY BLACK!~

黒のおしゃれ ~EVERYDAY BLACK!~

引き続き日用をみつめていく。

古い窓

昔はこんなに人とつながらないインターネットを見ていた。

ブラウザと名付けた人は偉いと思う。窓の向こうで、様々な人間が色々な言葉を書くのをじっと眺めていた。毎日よく話す友達。あまり話さないけど名前を知ってる子。まったく知らない人。
皆が「リアタイ」「リアル」と呼んでいた縦に長いレイアウトの日記を、私もやっていた。
何を書いていたのかもう忘れたけど、今でいう空中リプライ、空リプのようなことも書いていた気がする。それで、よく話す友達の様子がおかしかったら翌日それについて話してみたり、したのではなかったか。

窓の向こうには様々な人がいたけど、あまりインターネットで、直接的に窓の向こうに触ろうとは思わなかった。
自分も触られなかったから、ある種不可侵条約みたいなものがあったのかもしれない。
ここはこの人の窓。ここは私の窓。
会うときは、窓ではないところ。現実世界か、チャットか、お絵描きBBSか。いずれにせよ、書くところと話すところはまったく別の場所だった。誰からもコメントされない、点数もつかない、つながらないインターネット。

この間、高名な女性学者のtwitterの書き込みを見ていたら、その人に対して気楽に罵詈雑言が送られていてびっくりした。テレビの前で悪口を言うのとは違う。その人がリプライ通知をオンにしていたら、罵詈雑言が送られるたびスマートフォンが震えて教えてくれるんだけど。
とても怖くてそんなことは出来ない。
昔の、古い窓のことを覚えているから。

どこにもつながらないインターネット。つながらない古い窓。
窓の向こうの、顔も知らないお姉さんが使っていた化粧品に憧れて手に取ったことがあるけど、それはそのお姉さんの人生には何も関係がない。私には私の、お姉さんにはお姉さんの、誰にも侵されない窓があるだけだった。

リアタイやリアルをもう一回やりたいとは思わないけど、誰かの心情が静かに綴られた場所は、いまとても懐かしいと思う。

2021年3月に読んだ本

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言い訳だけど、転職活動がかなり佳境で、本を読むどころではなかった。
面接で話す内容をもやもや考えながら、次落ちたらどうしよう?と思いながら、電車の外とスマホの画面をぼんやり眺める毎日。
それでも2月よりは冊数を読んだが、わりと再読が多かった。多分、自分が知っている内容を読むことで、安心感を得たかったのだと思う。

藤森かよこ「馬鹿ブス貧乏で生きるしかないあなたに愛をこめて書いたので読んでください。

強烈なタイトルに惹かれて読んだけど、自己啓発というよりは「自己啓発に役立つ読書リスト」という感じだった。ので、タイトルほど殴ってくる印象はなく、どちらかというとお節介焼きの藤森女史がこういう知識があるといいよ!って教えてくれる本だった。
なので、殴られたい人が読むと微妙に肩透かしを食らうかもしれない。

人付き合いが苦手という自認がある私にとっては、たとえばp.228の「出会う人はすべてあなたの教師だ。10歳の子どもからも学ぶことができる。」という文章が刺さる。藤森女史の語り口は柔らかいけど、強烈な心配を感じられる。
自分が読もう/勉強しようと思っている分野(金と健康と語学)について、強烈に「読んでおかないとヤバいぞ」と念押しされる本だった。折に触れて読み返したほうがいい気がする。
続編もあるので読みたい。読んだほうがよさそう。

「仕事文脈」セレクション 「女と仕事」

女と仕事 「仕事文脈」セレクション (SERIES3/4 3)

女と仕事 「仕事文脈」セレクション (SERIES3/4 3)

  • 発売日: 2018/02/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
自分の転職が決まったので久しぶりに読んだ。
様々な仕事に就く女性のエッセイ集で、その仕事が様々だから、読むタイミングによって刺さる部分が違う。
以前読んだときには「ふーん」で流した「あまちゃん」の評論も、先日読んだときは「うわ~!あまちゃん見ておけばよかった!」と思ったし、本屋を営む方のエッセイで「続ける」ことに触れているのも刺さった。

ロバロバカフェをオープンした当初から「ロバロバ通信」というフリーペーパーを私の担当で作っていました。それは8年間続けました。
(p.45 お店をしていることが好き)

そして、思うのだ。文章を書くことだけは手放すものか、と。

自分がいまの職場を離れるというタイミングだからか「転職しました、のその先で」と題された文章も刺さった。自分の仕事の意味が、仕事の成果物だけではなく周りの人たちに対してもあるのかどうか、みたいなことは事務員としてずっと考えていく事柄だと思う。

ジョン・キャリールー「BAD BLOOD」

日本語訳が出てたのを知って悲鳴が出た。はやく言ってよ!
医療スタートアップ「セラノス」の不正を暴いたWSJの方の著作。しかしWIREDでは「ジョン・カレイロウ」とされていたのが「キャリールー」という名前になっていた。より発音に近い方なのだろうか。

wired.jp
WIREDの記事で満足できる人は別に読む必要はないと思う。

スマホアプリやソーシャルネットワークなら完全でなくても構わない。なぜなら、それで人が死ぬことはないからだ。でも医療の場合、話が違う」

上記のWIREDの記事からの引用だけど、これで俄然、興味が出た。

本は事実が淡々と述べられていくので特にドラマティックなことはないけど、強いて言えば冒頭でいきなりCFOが解任させられる、というのがドラマティックだろうか。証言をしようとする元社員たちは弁護士に睨まれるし、なんなら本名や住んでいるところまで割られるんだけど、それでも屈しない。告発をしなければ、という使命感。
こういうのもセラノスが「医療」に関するスタートアップだったから、ということだろう。それがこれだけの熱狂と詐欺を生んだのだ、とは本書かどこかのウェブ記事か、両方に書いてあった気がする。

読み進めながら、クローズアップされる元社員たちがろくな目に遭わないのは知っているから、ハラハラしてしまった。そして第19章でついに、地の分に「私は、」という単語が出てくる。キャリールー氏の視点になる。もう結末を私は知っているのに、そこまで全く安心できなかった。
この人はいつ会社に失望するんだろう。いつ打ちのめされるんだろう。夢を実現できる技術がここにないと知ったら…そう思いながら読み進めていた。

小早川明子/平井愼二「悪い習慣をやめる技術」

自分は転職をするときに呼吸法(谷川俊太郎もやっている!みたいなやつ、服部みれいの本で知った)をよくやっていたのだけど、そのように「体の動きと呪文を合わせて、一日のうちに複数回やる」というのは新しい習慣をインストールするのに有効なんだなという気持ちになった。
パソコンもファイルを削除するときも、一度「白紙」をそこに作り出している、という話を聞いたことがあって、習慣を「辞めさせる」というのは自分のなかにフラットなもの、習慣をしていない状態を作り出すことなんだろうなと思う。
おそらく手元に残す本。
p.96あたりからの実践編みたいなところだけでもパーっとさらって読むといいかもしれない。

服部みれい「あたらしい東京日記」

あたらしい東京日記

あたらしい東京日記

  • 作者:服部 みれい
  • 発売日: 2012/06/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
「あたらしい~」シリーズではこれが一作目なんだけど、ちょうどいい塩梅でミーハーとスピリチュアルが混ざっている気がする。やたら代々木八幡のNewportが出てくるので久しぶりに行きたくなった。会社をサボってファラフェルのピタサンドを食べたことがあるんだ。
「都会で田舎の暮らしをする日記」みたいな、都市にいるけどスローペース、みたいな暮らしに憧れる。自分の芯がしっかりあって、おしゃれをするけどきちんと健康的、みたいな。

インナーケアとかなんとか言うけれど。

胃を派手に壊したとき*1、なるほど、食べないと痩せるんだな、と本当に理解した。理解したのだが、なんだかずっと食べている気がする。

長年、どちらかといえば痩せている方、という自認で生きてきたが、そうも言っていられなくなってきた。
薄々勘付いていたけど、私は「食べるのが好き」かつ「料理もまあまあできる」タイプで、エンゲル係数も高いという人種だ。
だから、dancyuなんかを読むようになってしまったし、会社では全員が見られる権限で「ランチに行く店のまとめ」なんて作っている。
そして運動への苦手意識も相俟って、あれ、これは太っていくのでは、という危機感に見舞われている。

「特にお腹が空いていないのに食べてしまう」症状もあるし、せっかく家族が作ってくれるから…と食べてしまう。
そしてそんな自分を責めながら、お腹が空いていないのに食べる…という悪循環だ。
食べたら出せればいいのだけど、何日も出ない日なんて割とある。自分の体なのにままならない。

せめてもの罪滅ぼしで、格好良く言うと「インナーケア」なるものに意識を向けるようになった。
(なんらかの運動のようなものは、一日10分以上はやっているのだが、食べる量が多すぎて体重は減っていないのだった)

ビオフェルミンを飲む

【第3類医薬品】ビオフェルミンVC 120錠

【第3類医薬品】ビオフェルミンVC 120錠

  • 発売日: 2019/10/01
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品
とにかく胃腸が貧弱だ。酒を大量に飲んだ翌日なんて確実にお腹が壊れるし、とんかつはヒレ肉でないと食べられない。
そのくせ激辛料理が好きなのでたちが悪い。にんにくも好きだ。
そうすると、お腹が常に張っているのに全く出ない、みたいな不健康に腹が出っ張っている人間が出来上がる。
そんなようなことを母親に相談したところ「ビオフェルミンでも飲めば」という答えが返ってきた。
整腸剤だからまあ悪いもんじゃなかろう、という。
どうせならビタミンも一緒に取ろうかな、とVCが付いているほうを飲み始めた。

青汁を飲む

伊藤園 ごくごく飲める 毎日1杯の青汁 350g×24本

伊藤園 ごくごく飲める 毎日1杯の青汁 350g×24本

  • 発売日: 2020/10/12
  • メディア: 食品&飲料
前に「日用をみつめる」でも書いたけれど、こんなに飲みやすい青汁があっていいのだろうか。
「まずい。もう一杯!」というフレーズが与えた影響は凄まじかったのだ。青汁はまずくて苦いものだと思いこんでいた。
粉末タイプも同じような味なのだとしたら、そちらのほうが安い気がするのでそっちを買ってみたい。

水分をとる

私は膀胱炎にもなりやすい。
前の会社にいたときは、膀胱炎をこじらせて腎盂腎炎にしたことがあった。さすがに今はそこまでにはならないが、なんとなく水分を取るのが下手くそなのだ。
会社は乾燥しているはずなのに、午前で500mlを一本飲みきれないことが多い。
それを意識的に、とにかく視界に入ったら水を飲むようにする。これは努力だ。
そうやって水分をとっていると、ついつい手が伸びていたおやつも「要らない…かも」と思うことが多くなった。
あれは、お腹が空いていたんじゃなくて、喉が乾いていたんだ。
水分が不足すると、鬱っぽい気分にもなるし、頭も痛くなる。最近は頭痛を感じると、とりあえずtwitterを「頭痛」で検索したあと、お茶をがぶ飲みするようにしている。

できれば白湯を飲みながら仕事をしたい

マグカップに白湯を入れて、それを飲みながら仕事がしたい。
白湯をすすっているとき、なんとなく「ていねいだな〜」という気持ちになる。

インナーケアとか言ってみているけど、本当は、自分に手をかけてあげたいのだ。
ご自愛というか、自分の機嫌を取るというか。セルフケア。
それで自分がきれいになって、お腹がすこし引っ込むのなら、もっとうれしい。

*1:機能性ディスペプシアを二年連続で冬の終わり〜春ぐらいにやったことがある