ネコミミにひかりあれ

エッセイを書いています。

タグをつける

昨日、ふと「あ、私って十何万円もする鞄って買わないのかもしれない」と思った。大昔、それこそ清水の舞台から飛び降りる覚悟で買った鞄は増税前だったのでぎりぎり一桁万円で買えたのだ。

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インターネットを眺めていると、高価な服をバンバン買っている人が視界に入る。ウワー、今期のそれ買ったんだ…すご…なんて思っているうちに嫉妬の芽がむくむく育ってくるのを感じる。
全身にトレンドのものやブランドのものが盛り盛りで、全てにタグがつけられるような。

あんまりみないようにする。
それ以外に方法がない。だってリアルの知人でもなんでもないのだから。

雑誌の中の人にそんな生々しい感情は抱かないので、やっぱりSNSとの付き合い方って難しいんだな。なんて、2008年ごろ?からTwitterをやっていて今更思う。

まあでも今号のVERY眺めてて自分へのご褒美は無理しない等身大!と50万円超えた鞄が掲載されてて流石VERYと思いましたが。

とはいえ、そういうものや体験を酸っぱい葡萄にしたくはない。だから、今年はなにか清水の舞台から飛び降りるような買い物を経験する予定だ。
なんだか高価な買い物をしている人を見るたび(いや、自分はプチプラで良いのだ)と思い直すことが、精神衛生によくない。一つ程度なら買えないことはないのだから。

それで、ふと感じた「自分の人生の頂点はここまでなのではないか、」という不安は払拭していきたい。ブランド物を買うことについて色々あれど、やっぱり高揚感があるから。