ネコミミにひかりあれ

エッセイを書いています。

2023年振り返り

年の瀬にならないと振り返らないなあと思ってざっくり書いておく。

1月

元旦から労働に従事しており*1、悲しみのため小田切ヒロ様がお勧めしていたソフィーナipの炭酸洗顔を買うなどした。
スノーボードをやるために野沢温泉に行きまくっていたが雪不足のため*2、早めに上がって温泉街の利酒に行ったりしていた。
そういう楽しみ方ができるのは野沢温泉の強いところだと思う*3

2月

引き続き野沢温泉に行くなどしていた。
恋人の初めてのサイゼリヤを見守ったりしたのもこの辺り。それ以外はスノボやって馬刺しを食べて地酒を飲んでいた*4
2月の終わりからゴールデンレトリバーの子犬がうちに来ていた。

3月

ぶちラジ・スノボ・WBCの月だった。
犬が本当に怖かったのでほぼ毎日出社しており、それで疲弊したりしていた*5
ダバインディア閉店の知らせを受けてあわててランチミールスを食べに行く。

4月

月初に教授の訃報。その時は流石にやりきれなくて、でも仕事が忙しくて、どうしようもなかった。今もたまに「教授のわけわかんなくてつまんない、はにかんだ話し方のラジオ聞きたいな」と思う*6
のち「琥珀の夢で酔いましょう」の影響でクラフトビールにハマり、初めて「水曜日のネコ」やコエドビールを飲んで美味しい!と思ったクラフトビール元年だった。
長谷川あかりさんのレシピにめちゃハマり、レモンと鶏ひき肉のクリームパスタとか狂ったように食べていた。
ロイホのモーニングに恋人と二人で行ってゴールデンウィークが始まる。

5月

香川へ旅行に行った。
念願だったことでんに乗ったし*7、美味しいうどんも食べて、ポケふたも見て…。圧倒的に満足したゴールデンウィークだった。こんな楽しくてよかったんだろうか。
文学フリマにも行った。このあと勢いで出店を決める。

6月

交流戦を見に行った。バウアーが勝ち投手になってヒロインを眺めたんだけど、あの音声じゃないので謎に首を傾げてしまった*8
ブルーノートにもちょくちょく行っていたが6月に行ったAntonio SanchezのBad Hombreがめちゃかっこよかった。
そして6月は初めて入院を経験した。5日ほど有給休暇を使ったが、もっと休んでも良かったかもしれない。物理的な痛みが恐ろしかった*9

7月

そうそう、蓮沼フィルのブルーノートも最高だった。
クソ暑い中母校の応援に高校野球を見に行き、私は友人と行ったんだけど、父親も恋人も別々の席で見ていたのだった。
仕事についても一区切りあった。
6月までの評価が最悪で、それをずっと引きずっていた。私としてはかなり頑張って働いたのだけどそれを全く評価されない、というのは初めての経験だったので戸惑いがすごかったのだった…。

8月

KiEさんと初めてお会いした!ロイホ会最高に楽しかったのでまたやりたい。夜に。
恋人との記念日をいつものケーキとグラタンでお祝いできて嬉しかった*10

9月

長野へ旅行に行った。大変最高な旅で、スノボしなくても楽しいんだなあ〜となったのだった。
ベイスターズの試合を見に行ったりして楽しく過ごしていた。あとぶちラジで景品が当たるなどした。
Macbook Airを買って生活が苦しくなったのもこの辺り*11文学フリマの原稿をやるためにほぼ動画再生専用機と化していたiPad Airを久しぶりにフル活用した*12

10月

ぶちラジの公開収録に行った。
引き続き文学フリマの原稿と表紙をずっとやっている月だった*13
家にきた犬ことゴールデンレトリバーは10月末で1歳になった。

11月

文学フリマに出店した。今年最大の見せ場だったかもしれない*14

12月

12/31にスノボから帰ってきたホテルの部屋でこれを書いている。
実は家で過ごさない大晦日はほんとうにひさしぶりで、前回は…多分、高校生ぐらいの頃にやった「山手線の中で年を越したい」(でも飽きて池袋のデニーズで年を越した)じゃなかろうか。つまり10年以上ぶり。
色々あった一年だった。ちなみに仕事はおそらくお情けで昇級してもらった*15
12月はお誕生日ランチがあり、京都旅行も行って、年越しスノーボードとかなりボリュームのある月になったけど、これはすべて恋人のおかげだねえ〜という感じがある。

来年はどんな年になるんだろう。どこで一年の振り返りを書くだろう。

*1:仕事上仕方ない。当然代休が取れる

*2:あんまり雪が降るタイミングに当たらなかった

*3:ニセコとかキロロはこの手の楽しみ方ができない印象がある。とくにキロロ。

*4:水尾という日本酒、野沢温泉以外で見かけないんだけど馬刺しと合うんだよな

*5:テレワークが推奨される職種ではある

*6:叶わないけど。レディ坂とかもうほぼ聞いてなかったのに、こういう時に新しいラジオ聞きたいと思うのは罰当たりなファンだと思う

*7:乗ったことないのにことでんのキャラクター「ことちゃん」が大好きだった

*8:YouTubeの自動翻訳で喋って欲しかった、当然無理なのだが

*9:今はなんともない

*10:グラタンはオーソドックスなレシピなんだけどお祝いの日の特別な料理にしている

*11:この月以降支払いがきつくて泣いていた

*12:文字校正で役に立ちまくったのでまたそういう機会の時には使おうと思う

*13:ここでもiPad大活躍してたな…絵を描ける!すごい!

*14:ほんとうに色んな方々によくしていただいて、嬉しい瞬間だった。文章書いててよかったなと思ったのです…

*15:チームメンバーで私だけ等級が下だったのだが、これでみんなと同じになった。だから何だという感じはあるのだが一応一区切りがついた

もふもふを作り上げる(ポケプラクイックのこと)

今年の5月ごろに人生で初めてプラモデルを作った。

ふわふわ、もふもふの手触りと思われる尻尾や首のあたりの毛が立体になるとこんな風になるんだ、というのが面白くて写真をたくさん撮っていた。

あと、プラモデルってこんなに簡単に作れるんだ、みたいな感動もあった。私が知ってるプラモデルがFSSやガンダムみたいに複雑なものばかりっていうのはあるけど、ポケプラクイックは簡単で、10分ぐらいで組み立てられるのだ。

そもそもイーブイを立体として認識したことって、あったかしら。私、ないかもしれない。
プラモデルはそういう、二次元→三次元の想像を理詰めで迫ってくる。

塗装も要らないの?とおもったりした。
可愛い眠り顔は、塗装ではなくてパーツでできている。


こんな悪夢みたいなパーツがあって。

気持ちいいぐらいカチッとはまる。
顔が…できた…。

顔だけ先に組んでしまったので、よくわからないことになったけど、

なんかびっくりするぐらい簡単にもふもふが組み立てられてしまった。

ところで、私は立体物についてかなり苦手意識がある。
数学の、たとえば「立方体がいくつありますか」みたいな問題は手で数えていたし(想像力がないし計算もできない)、粘土を用いた授業などもうまくできたためしがなかった。
ビーダマンやベイブレードも自分で組み立てた覚えはない。

しかしポケプラクイックは違う。
私でもできるよ、ポケモンを組み立ててみようよ、と誘ってくれる。…組み立ててみようよ、って少しおかしいな。

こういうふうに立体にしたんだよ。
だから君も作ってみてよ。
…これが正しいかもしれない。

ほら、尻尾や首の、白い部分はこんなふうにしたんだよ。

ポケモンの立体物で手に取りやすいものだと塩ビのフィギュアがあるけど、プラモデルを組まなかったらここまでイーブイの首のもふもふについて考えなかったと思う。
塗装もないから簡単でいい。

プラモデルを組むこと、私は楽しさがよくわかってなかったんだけど、なんか、立体物を自分で組み立てる、というのは静かな楽しみがあった。
来年はウパーが出るといいな。立体物を作る楽しさにもっと触れてみたい。
答えがきちんとあって(ポケモンだからキャラクターとしての姿はよく知ってる)、それが自分の手で組み立てられる、というのが楽しいんだと思う。

2023年のベストバイはこれ!#いいねの数だけ2023年買って良かった物晒す

2023年ベストバイ

#いいねの数だけ2023年買って良かった物晒す というハッシュタグで150いいねぐらいいただきまして*1、しかしそんなに買い物していないので*2スプレッドシートにもまとめてみたけどすごく頑張っても30個もなかった*3。ベスト「バイ」とは言うものの、お金を使った体験も書いてみた。クレジットカードの明細に載るのは同じだから…。

ちなみにベストコスメについては他の記事で書いているのでそちらを見て欲しい。
necomimii.hatenablog.com

1. FUEGUIA1833 / 香水サンプル2種

元々香水をつけるとラストノートが全て甘ったるくなってしまって香水を諦めてヘアミスト/ヘアオイルにしよう!という傾向があったんだけど*4、やっぱり香水のほうが圧倒的に種類があるから香水をつけたいよ〜(瓶もかわいいし〜)とジタバタしていたのが今年。
なかなかいい香水に出会えないな〜と思っていたんだけど、SPURの特集を読んでいて「星占いと香水」みたいなページで射手座はFUEGUIA1833のCaravanaがおすすめされていて、スパイス・柑橘・旅(キャラバンだしね)というワードが気になったのでした。
spur.hpplus.jp
Caravana – FUEGUIA 1833 Japan Online
で、調べたら公式サイトですごく小さいサンプルサイズを売ってくれているらしい。じゃあどうするか。買うでしょう。

いい匂いの段ボールで届く

包装がかなりちゃんとしていて、結構ビビってしまった。
うーん、NOSESHOPの香りガチャをやったことがある人ならハマるんではないか。正直香りガチャは結構ギャンブル性が高くて、あまり自分が得意じゃない香りとか、そこまでときめかない香りが多かった。セルジュルタンスとか好きなので、香水の名前や説明文からもときめく雰囲気を得たいのだ。FUEGUIA1833、その点完璧でした。包装がいいし、名前や説明文もちょっと、いいでしょう。

佇まいが完璧

肝心の香りはといえば、ムスクのほうは「清潔な皮膚の香り」*5であって恋人にウケが悪かったので封印し、専らCaravanaばかり使っている。足首に1プッシュなので私は気づかないし何ならみんな気づいてなさそう。ハイパー自己満足の世界だけど、確かにエキゾチックな、でも柑橘の爽やかな匂いもするので使いやすいのでした。スパイスみもある。

2. fetico / BUSTIER DENIM DRESS, LACE PANELED MIDI DRESS BLACK, トップス2種

とにかく今年はfeticoにときめいた年だった。
Mame Kurogouchiがまだmameだった頃、新宿伊勢丹のrestyleや渋谷西武で入荷予定の紙のファイルを見てこれとこれの入荷連絡をください!なんてやっていたんだけど、そのときめきを思い出した。まあ予約完売とかがない世界だからときめいたものを頑張って買えたのだが…*6
23SSはデニムのワンピースを買い、23AWはレースの切り替えの入ったワンピースを買った。

画像はいずれもFASHIONPRESSの該当のコレクションページから。

23SSのデニムワンピは色々なところで話しているけど本当にお気に入りです。来年はもっと着たいし、コレクションのような着方もしてみたい。23AWのレースの切り替えワンピースは、先日読んでいたfashionsnap.comのベストバイ記事でsisterの方も挙げていてちょっと嬉しかった*7
www.fashionsnap.com
BEAMSのポップアップだったと思うけど、この優雅なワンピをダウンに合わせているのがもうたまらなく可愛くて、先日初めて着た時はそれを真似した。

真似したつもりです

「自分がどういうふうに見られたいか?」ということを、feticoの服の前ではよく考えた。
ちょっと前はコンサバっぽいのとかが好きだったんだけど、今はちょっとだけ個性的な服装が気分だな、と思う。爪は短いままだけど、強い色を塗って。目も薄い黒で囲み目にするのが似合う。そうやって「自分の気分」を探る中で、なりたい私の像はfeticoの服を着ていた。
シーズン外のトップスを中古で2枚買ったんだけど、これもよく着た。春先は中にシアーなトップスを仕込んで着て、鎖骨のところがばっちり開いたボディスーツは最近たまに着ている。私はこういう体の線が出たり女性的でちょっとモードな服が好きらしい。

どっちも結構着たお気に入り

知人に「feticoってあの露出狂みたいな服でしょ」と言われて爆笑したんだけど*8、そうそう、私たぶんそういう服好きなんだと思う。セクシーじゃなくて、デザインとしてそうなっているだけ、みたいなやつ。
前髪ぱっつんで一重瞼で、そういうモードに寄った服を着るのは必然のような気がして面白かった。量産型だ。でもそういう自分が嫌いじゃない。モードの量産型みたいに見られたい、秘めた欲望があったのだろうなあ〜。そんなことをfeticoを着ながら思ったりした。

3. mame kurogouchi × UNIQLO / 23AW

マメクロも今年でコラボが終わるということで、長いこと楽しませてもらったな〜。23SSのシアートップスもかなり着たけど、ユニクロとしての「便利さ」に留まっていたなと思う。じゃなくて、普通に「服として」好きだったのは23AWだった。

これは中にシアーなハイネックを入れているけど、暖かい日はボディスーツにしていました

特にボディスーツ・半端丈ニット・ニットのタイトスカート、の合わせはかなり好きだったのでよく着ていた。そういえば会社の人に結構前に「ネコミミさんってよくマメクロ着てますよね、イメージにぴったりで好きです」みたいなことを言われたのも嬉しかったな。はい、私は量産型モード寄り女子…。
ボディスーツへの抵抗感をなくしてくれたので、買ってよかった。

4. The Northface / ブリーズライトニングコート

これはもうSPURの記事を読んでいただいた方が早いです。
spur.hpplus.jp
春先とか梅雨時のアウターが本当になくて、何年か前に買ったBURTONのゴアテックスのパーカーしかなかった*9のでとりあえずこれを着るか、という感じで羽織るとかなりカジュアルになってしまうのが悩みだった。
ひとりっぷの記事を読んで、なるほどノースフェイス!折りたためるし私向けだな、と思ってポチったのがよかった。折りたたむ(というか丸める)とまあまあ嵩張るものの、いつも大荷物の私にはさしたる問題ではなかった。たしか梅雨時はかなり重宝した。

5. HAENGNAE / SHUMAI KNIT SLEEVE
画像はHAENGHAEの公式サイトより

毎年恒例にしてもらっている誕生日ランチで、いつもおめかしをしているんだけど、feticoのワンピースに合う羽織ものがほしいと思って買ったのが最初だった。カーディガンではなく本当に「袖」という感じで、強いて言えばかなり短いカーディガンだろうか…。

悪い魔女みたいな感じで本人的にはかなりお気に入りです

京都旅行ではUNIQLO+jの何の変哲もないニットワンピの上に着たんだけど、かなり満足度が高かった。

これはエースホテル京都のロビーです(THE観光客の写真)

シンプルなものの上に合わせると真価を発揮するのかもしれない。ということで、来年もめちゃくちゃ着るでしょう。というかHAENGNAEも今年の終わりぐらいから猛烈にハマり込んでいた。

6. SALOMON / XA pro 3D V9 GTX
本当によく履いた

夏の長野旅行の前に急いで買ったスニーカー。SALOMONの派手なスニーカーも欲しかったけど予算とゴアテックスじゃないのでパスした。
黒くて、雨に強く、まあまあサマになるスニーカー、と思って買ったんだけど正解だった。割と何にでも合う。
で、最近フォローしている山﨑静香さんというスタイリストの方も同じようなSALOMONのスニーカーを買っていたのでちょっと嬉しくなった。

www.instagram.com

7. レスポートサック×ひとりっぷ / ライアントラベルトート
夏の旅行は本当にこれがあってよかったな〜

まあ、とにかく今年はこれをほぼ毎日使っていたのではないか。
旅行にも大活躍で、長野旅行にも京都旅行にもこれで行った。シルバーの色もいいし、中が明るいからどこになにを入れたのかも結構わかりやすい。ポケットも使い分けがしやすくて、荷物が多い私は通勤もこれで行っている。

アクセサリーやら香水やらが入っている

おまけでついていたポーチも使いやすくて最高。雑多なものを入れるポーチにしました。

8. Apple / Macbook Air (13inch)

そういえば。これを書いているPCを買ったのもベストバイだと思う。
元々使っていたMacbook Airがかなり昔のもので、さすがにもう限界だったので買い換えた。
ちょっともう定価には手が出ないので、認定整備済製品*10を何ヶ月も見続けて好みのMacbook Airが出てくるのを待った。
www.apple.com
友達もここでMacbook買っていた気がする。心配性なのでApple Careをつけたけど、つけなくてもよかったかもしれない。ただPCがある生活というのは何者にも代えがたく…iPad Airで事足りると言っていたりんごストアの店員さんとは生活スタイルが何から何まで違うのだろう。私はキーボードをタイプするのが好きなのだ。

9. 小沼理 / みんなもっと日記を書いて売ったらいいのに
装丁もすきだった

本を一冊挙げるなら何だろう、とずっと考えていて。
グランマ・ゲイトウッドのロングトレイルがめちゃくちゃよかったんだけど、そもそも日記を書くこととか、書いたりすること、ZINEを作ることについてまあまあ考えるようになったのは小沼理さんの本を読んでからだった。文学フリマでサイン入れてもらったので嬉しかった。

もともと何かで「1日が〜」を読んで、あっこういう人好きだな、と思ってZINEも買って、やっぱりこういうの作って売ってみたいかも、というところまで行けた。僕のマリさんとの対談が入っていて、日記は文章を書く上での筋トレみたいな感じという話が心に残っている。あと、日記を書く時間帯。

10. 七宝麻辣湯

労働にはその労働を象徴するご飯があると思っていて、1社目のころはネパールのダルバート(いいお店が近くにあった)、2社目のころはなんかチリコンカンが乗ったおしゃれなサラダ、3社目のころは激辛麻婆豆腐かやたら油分が多いパスタ(どちらも悪魔的に美味しい)、そして現職は麻辣湯。
火鍋の締めみたいな春雨なんだけど、具を選ぶ楽しさもあって、会社からちょっと遠いのに今年はやたらと行った。
www.makuake.com
そして今年はついに通販ができていた(Makuakeだけど)。
お店ではいつも2辛を食べていて、そこにトッピングをもりもり乗せているので嬉しい。オクラ、ふーたま(麩?かな?)、餃子、パクチー、きのこ。あたりが私の定番です。モッツァレラチーズもこの間美味しかったな。写真映えしないけどとにかく美味しい労働ご飯。

11. 髪を染めたこと(インナーカラー)
これは染めた直後で、今はもう少し色が落ちて普通のピンクになっているけど

まあ、とにかく違う自分になりたかった、というのが大きかったんだけど黒一色みたいな服装をしている日にもアクセントになっていい、ということがわかってしまった。来年も継続すると思う。
自分の髪型について、特に意思みたいなものはないのだけど、いつも切ってくれている美容師さんにおまかせにしている。ここ最近は前髪短め・本体長めで固定していて、姫カットやインナーカラーは今年からやっている。
来年もう少しインナーカラーの分量を増やす予定なので、どうなるか楽しみ。

12. 文学フリマ・本の作成

necomimii.hatenablog.com
今年を振り返ると、やっぱり文学フリマに出たことが大きかった。
会場でこのはてなブログを読んでますと声をかけていただいたり、はてなの方にも声かけていただいて本当に嬉しかった。いつもありがとうございます。日記祭に出られなかったのが悔しいので来年は絶対に出たい。おれが、おれこそが日記文学だ…。
本をつくる楽しみも、頒布する楽しみも、全部二次創作で知っているつもりだったのに、なんかフォーカスされるところが違うとこんなに恥ずかしくて面白いんだ、と思った。二次創作だとカップリングやジャンルを狩りにきている感じだったから*11、列の中にいて、人が流れていく、というのは新鮮だった。
来年も出る予定だから、来年ももっと面白い本を作って、完売したい。もっと多い部数を。

13. 横浜スタジアムで野球を観戦したこと
来年は誰になるんだろうな〜

今年は会社の人と野球観戦に行くことも多くて、東京ドームに行ったり千葉マリンに行ったり、神宮外苑の外野も初めて座った。
そんな中で恋人がよく付き合ってくれて、横浜の試合を何度か見に行った。私が何年も前の配布ユニフォーム(暑い)で頑張る中、向こうは牧秀悟のユニフォームを買ったり帽子を買ったりして楽しんでいた。野球はいつ見に行っても楽しいのがいい。
西武との交流戦を見に行ったときはバウアーが先発で、ヒロインも聞けたはずだ。そしてこの間はファンフェスにも行った。

ハマスタのファンフェスおもしろかったんだよな〜

ハマスタは私たちの家からはちょっと遠いけど、それでも行く価値がある。応援もする。何より野球に興味がなくて、どちらかといえば「苦手」だった恋人が付き合ってくれるのがよかった。いつの間にか選手の名前も覚えていたし、ドラフト1位の度会くんの名前も覚えていた。

14. Celvoke / ヴァティック アイパレット
本当にいいパレットに出会えてよかったですね

なにか一つ化粧品のベストバイを挙げるならこれだな、と思ったので…。ベストコスメのほうでも書いたけど、あらためて。
これも小田切ヒロ様が紹介していたのでヒロ買いじゃんといえばそうなのだけど、なんだろう、ミーハー的に買ったわけではないというか、今の自分にはこのぐらいの化粧の感じが似合うだろうと思って買って、結果的に成功だったものだった*12
VOGUEで紹介されていた鷲巣裕香さんのメイクが本当に素敵だったというのもあるけど、久しぶりに使っていてワクワクするパレットだった。
透ける黒をぼかしていく、影にしていく、というのは水彩絵具で影をつけて水でぼかしていくのに近くて、あ、やっぱり何か強い色を乗せてぼかしていくのは楽しい作業なのだな、と改めて思った。

15. メガネの曇り止め

最後の最後にこんな地味なものを?!という感じだけど、いや、数年ぶりに買ったんです*13。前のものが切れたから。
で、数年ぶりに買ったら「え、こんなに曇り止め効果あったっけ?!」というぐらい曇らなくて、前のものをみみっちく使っていた私がバカバカしかったので…感動して…。まだまだマスクとメガネの生活が続くので、引き続きお世話になります。

おわりに

来年はどういうベストバイが待ってるんだろう。
ちなみにタイトルははてなブログのAIに作成してもらったソーシャルメディア向けのものをちょっといじってみたけど、笑っちゃうぐらい「それっぽい」ものができたのでおすすめ。

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by はてなブログ

*1: https://twitter.com/necomimiimg/status/1729086909316809198

*2:150個の買い物ってつまり一年間の買い物全てでは?

*3:26個とかだった

*4:その中で出会ったHOROのヘアオイルとかはすごくよかったな〜

*5:ダウンパフュームでもこういう匂いあったよな…

*6:最近はマメとかマジで速攻予約完売しますよね。

*7:丈、どうやって直したんだろう?

*8:当然悪意はない

*9:よく考えたらHYKEのトレンチコートもあったが、あれ重たいし雨の日には向かないので…

*10:Apple公式の中古

*11:そして私のジャンルは私ともう一人ぐらいしかいない弱小ジャンルだったので、必然誕生日席配置になり、みたいな…

*12:はい、ミーハー的に買って後悔したのはSUQQUの六花です。いや〜これは私には合わない!かも!

*13:前回はちゃんとメガネ屋さんで買ったんだけど、今回は楽天ビックで通販した

ベストコスメ2023

みんなのベストコスメが読みたすぎて、まず隗より始めよの精神で私が書きます。

これが2023ベストコスメです。

ベースメイク部門

ADDICTION / ザ ファンデーション リフトグロウ


田切ヒロ様が褒めちぎってたり*1、各誌のベストコスメで名前が上がりまくってたりして*2今年はこれなのかな〜と思っていました。
ファンデーションを選ぶときに考えるのは「どのぐらい肌を作り込みたいか」で、私はいついかなる時もあんまり作り込みすぎない肌が好きです。だから過去にはCCクリームとか買ったりしてる*3
あとはツヤとマットどちらに振るか?みたいなところも考えるんだけど、これは「セミマット」ぐらいがいいかな、と思っている。私の場合はあまりマットに振ると老ける気がする。

で、リフトグロウの話に戻るんだけど、これはツヤです。
あとあまりカバーしない。小鼻の赤みとかについては私の小鼻が汚いのはあるけど、そこまでフォローしてくれない。なので別途何かを使う必要がある。ちなみにタッチアップの時はADDICTIONの緑の下地を塗ってもらったけどこれもすごくよかった。あ、コンシーラーじゃなくてこれで肌の赤みをカバーするのね、という衝撃がありました。
で、ADDICTIONが推奨しているのは濡らしたスポンジを使うこと。スポンジで叩き込むように仕上げると、いい感じに肌は均一になり、隠したいところ(色ムラとか)がきちんと隠れるけど、そこまで化粧感はない。軽やかになる。しかしツヤが少し出るので、生き生きとしている。
これはなるほどねえ、みんな好きだよね、と思いました。
資生堂のファンデと迷ったけどADDICTIONにしたのは価格によるものです*4
サンプル使った感じだとそこまで差はないように感じた。

Dior / ディオールスキン フォーエヴァー スキン コレクト コンシーラー


今年の上半期はこれと共にあった。確か友人たちと小田切ヒロ様の動画を見て影響されてわいわい買ったのだった。
適当な日焼け止めを塗った後、これを目の下の三角ゾーンと気になるところに叩き込むとパッと肌が綺麗になる。コンシーラーをほぼ全顔に叩き込んでいるので当たり前なんだけど。
リニューアル前のものも持っていたけど、リニューアル後のものが断然良かった。よく伸びてひび割れない。
田切ヒロ様が褒めちぎってた明るい色を買ったんだったかな、まあよく使いました。
ファンデーションを買ったのはコンシーラーがなくなったからというのもあるけど、単純にもう少しカバー力がない、作り込まれてない肌のほうがいいなと思ったからだった。

ORBIS / リンクルブライト UV プロテクター


日焼け止め何を使えばいいのか問題は毎年起き、毎年これしか考えられない!みたいなものを見つけられずに過ぎてゆく。ボディ用はアリィーのジェルタイプが一番好きなんだけど、顔はどうしよう?と毎年思う。
ラブミータッチも良さそうだったし*5、アリィーも悪くはない*6フラーレンも過去に使ってたけど普通だった*7
もはや顔用の日焼け止めがキシキシするというのは過去のことになりつつあるのだ、というのを再実感した年だった。何を試しても使い心地がいいのは当然で、その上で何を選ぶか?が重要だった。
タイムラインでおバズり申し上げていたカバーマークも検討したが、まあ〜私には高価すぎる*8
日焼け止めって消耗品なので、皮膚のスキンケア効果がありつつ持続可能と思われる値段…と思ったところオルビスに落ち着いた*9
ポーラオルビスグループの社としての姿勢はそんなに好きではないんだけど*10、日焼け止めについては使い心地がいいので続けている。今年2本買った。

fillimilli / ウォータリーパフ


友人に勧められて買ったもの。水を含ませて使うスポンジなんだけど、好きすぎて3つある*11
Diorのコンシーラーを叩き込むとき、ADDICTIONのファンデーションを叩き込むとき、指でもいいことはいいのだがこれを使った方が仕上がりがきれい。指で塗るより厚ぼったくならず、均一に仕上がるように思う。
洗うのが面倒なんだけど、肌の仕上がりを見ると「これ使ったほうがいいな」となる。旅行とかはちょっと持っていけないので、皆旅行先ではどうしてるんだろう(私は諦めて指で塗りました)。
今年のベース部門のベストバイを聞かれたら迷わずこれを挙げる。

NARS / ソフトマットアドバンスト パーフェクティングパウダー


これも小田切ヒロ様が…私は小田切ヒロ様の影響下にいすぎ。
毛穴が隠れるマットなプレストパウダー。ADDICTIONのリフトグロウのツヤ感が気にならないのはこれを軽く載せているからだ。ただかなり化粧感は出るので乗せすぎ注意と思う。
色は03124、ピンクベース?の一番暗い色らしいんだけど、その暗さが発揮されるぐらい濃くつけないので実際何をつけてもいいと思う。
よく考えたらSPURの記事で小田切ヒロ様が提案していた化粧が良くて(ページ内の2つめ)、あ、このパウダーじゃん!真似できる!と思ってからファンデーションもアイシャドウも買った気がする。
spur.hpplus.jp
NARSの虹色のパウダーは恋人が使っていて良さそうだったので、来年復刻されたら欲しい。あちらはあまり化粧感が出ない。

メイクアップ部門

celvoke / ヴァティック アイパレット


08番のピンクテーラード。2023秋コスメ特集!みたいなものを読んで気になっていたんだけど、スルーしていて、でも気が向いて最近買ったらかなり似合うムードだったので…。
SUQQUのコフレのラメましましくすみカラー*12があまり私にハマらなかったこともあり、celvoke助けて…と思ってたらこれが結構ハマった。
celvokeについてはマッシュ系列でしょ、みたいな舐めた感想があって、でもブランド開始時からずっと出している黒いアイシャドウは気になっていた。代官山のコスメキッチンでどかーんと売り場を占拠していたのを覚えている。
パレットの話に戻るんだけど、ピンク〜ベージュで、きれいで、締め色がないパレットはいつも似合わなかった。なんか目の雰囲気が出ないから唇に色を足すんだけど、このマスク全盛の時代にそれはできない。
じゃあどうするの、という時の答えのようなパレットだった。
顔立ち的に黒が不得意ではない(得意でもない)ので、このアイシャドウにセットされている「透け感のある黒」は「弱い囲み目」をやりたい私にはぴったりだった。
黒をチップでぼかしてぼかして、目の存在感を高める感じの使い方をしている。この透け感がキモなのだろう。一重瞼でも重たくなりません!たぶん。
www.vogue.co.jp
VOGUEでやっている化粧を真似して、普段は使わないリキッドチークを広げたりして…こういうふうにやりたい、と思わせてくれる化粧が提案されていてよかった。
いや、正直舐めてました。調べたらこの2023AWからメイクアップアーティストの方のディレクションに変わったとのこと。ヒットアイテムも出てたし、さすがだなと思う。他のパレットを見てもなるほど使いづらそうと思いつつ、使ってみたい!という組み合わせが多かった*13。あと限定のマルチパレットも気になっています。

メイベリン / スカイハイ


これも小田切ヒロ様の…引き続き小田切ヒロ様の手のひらの上でごろごろ転がっています。
私は一重まぶたで、まつげも弱いのですぐカール取れちゃうので(けどすだれまつげにすると目力なくなるしなんか変)、マスカラが必須なんだけど繊維がないor少なくてカール力があるやつ!ってあんまりない*14
でも流石のメイベリン、まあまあ持ちます。ブラシがヘンテコリンなのはご愛嬌かな…普通のブラシじゃいけなかったんだろうか。

スキンケア編

ネイチャーリパブリック / キューブマスク


まあ〜これが本当に良かった。シートマスクがいいのはMEGUMIの本を引用せずとも周知の事実だけど、癖がある匂いがしたりシートの形が合わないとか色々ある中でこれはかなり私に合った*15。ビタミン系なので柑橘の匂いだし。
これはfillimilliのパフを教えてくれた友人からロフト行った時におすすめされてその場で買ったやつだけど、本当に感謝しかない。

まとめ

今年は満足のいくリップになかなか出会えなかった。
できれば一本で済む、悪役のような色のリップをつけたいんだけどなかなかそうもいかない。すごく強いて言うと、タカミのリップクリームは、さすがにお高いだけあってよかったです。ねっちり保湿されるので、いつも使っているドクターハウシュカのリップが少し物足りなくなってしまった。
でも私が欲しいのは口紅とかリキッドルージュなんだよう。

*1:YouTubeで何回も名前を見た。まあ広告だろうが…

*2:各誌のベスコスは本当に面白くてファッション誌は独自傾向があるので見てみると面白いです

*3:資生堂のCCクリーム好きだったな。何も考えずに塗っても肌綺麗に見えるのが好きだった

*4:貧乏が憎いよね。しかし「肌が疲れない」みたいな感想は私はなかったよ、資生堂について。ま〜好みだと思います

*5:友人が使っていてよさそうだった

*6:よくもない。顔に使うにしては乾燥するので

*7:楽天にあるやつ。これは乾燥するだろというテクスチャーなんだけどそこまで気にならなかった

*8:1まんえんって。

*9:当然安くはないのだが

*10:なんかステマ〜とか色々やってんな〜と思わせるものはあるよな…過去にそれで問題になってた気がするしな…あとやたらインナーケア出すよね…

*11:洗い替えとして

*12:六花。パレットの佇まいとしては大変可愛いのだがタッチアップせずに買ったのでま〜〜〜〜という感じだった。いや可愛いんだけど、写真に映ると瞼だけ浮くんです…

*13:黄色と水色のパレットとかめちゃくちゃ可愛いと思う。パーソナルカラー的に不得意だとは思うが…

*14:昔あったエテュセのコームタイプのマスカラが大変良かった。水色っぽいメタリックなパッケージだったと思っているけど…金色のやつは束感出て微妙だったんだよな。昔話です。なんであれらを廃盤にしたんだろう…

*15:VTのシカ系の独特の匂いは使っていくうちに慣れる。ルルルンも好きだがマスクの形とテクスチュアが微妙に私には合わないのだった

ウエストランドを目の端で追いかけている

2022年12月。
スノボから帰ってきて荷物を出し終わり、一息ついてテレビをつけるとM-1の決勝が終わったようだった。
テレビの中では身長の低い人とそれよりは高いけどそこまで大きくはない人が紙吹雪の中に立っていた。大きくはない人のほうがとても綺麗な涙を流していて、ふーん、と思ってチャンネルを変えた。

これは生で見たウエストランドのお二人

2022年の秋ごろから、ウエストランドという存在は知っていた。その流れでぶちラジも知ることになる。
最初はそこまでハマらなかったが、聞いていく内に「いつも左にいる小さい方、悪口ばっかり言ってるように見えて進行が上手いしネタも全部書いてるらしいし面白いしギャラ折半なの?まともすぎる」「たまに生えてる髭に性的魅力あって訛りのある方は、もしかしてかなりやばいやつでお笑い芸人以外の職業はできないのでは?」ということが分かってきた。
気づいたら家にいる時のBGMがぶちラジ・小田切ヒロ様・オモコロになっている。ぶちラジは二人の近況報告とコーナーの塩梅がちょうどいいのだ。

こんなふうにお笑い芸人を追いかけるのは何年ぶりだろう。
大昔、内村プロデュースという番組が大好きで、それが人生の全てだった頃があった。
番組をきっかけにブログを書き始めて、文章を誰かに読んでもらう愉しみのようなことを知った。
はまり込む前の放送分はインターネットで知り合った誰かにダビングしてもらって、友達が来る度にテレビでそれを見た。放送日の翌日は内Pの話しかしなかった。

その令和版が、ぶちラジだと思った。
放送日の翌日はX(旧Twitter)で、ぶちラジの話ばかりしている。あそこがよかったとかあの発言が面白かったとか、もう来週が待ち遠しいとか。
作業用BGMとして聞いてみようかな、と流しっぱなしにしたこともあったけど、YouTubeで配信しているので動画としてきちんと見たほうが面白い。PodcastよりYouTubeを見てしまうのは二人の動きや視線も見たいからだ。そして気に入った回ばかり聞いてしまうので、600回以上ある過去分はあまり聞けていない。

しかしまさか、そんなハマりたての人間が公開収録に行くことになるとは思わなかった。
なぜかプロレスリングがあり、なぜか関連会社の社長がバチーンバチーンとリングに叩きつけられるところを眺めていた。あれはなんの時間だったんだろう?

そして単独ライブにも行った。
「お笑い芸人の単独ライブ」に行くのは人生で初めてだった。
ライブと聞いて思い浮かぶのは音楽だけなので、まさか自分がお笑いライブに行くことになるとは、これもまた2023年が始まった時は考えもしないことだった。
下北沢で呼び込みをしている若手芸人は見たことがあるけど、まさか自分がお笑いライブの客になるなんて。
そして結論から言うと、これも公開収録同様最高に面白かった。
ぶちラジのようなおしゃべりが好きな自分が、ネタをガンガンやってくれるらしい単独ライブに行って楽しめるだろうか?と始まる前から不安だったけど、杞憂だった。久しぶりに表情筋が痛くなるぐらい笑った。ずっと笑顔だった。

気がつくと、ウエストランドの情報がX(旧Twitter)の「おすすめ」欄に流れてくるようになった。
そうすると、録画はしなくともTVerとかで追いかけようかな、という気持ちになる。マルコポロリは何回か見たし、アメトーーク!も久しぶりに見た。

私はずっと「推し」という存在を持っていないし、ウエストランドも「推し」というように熱視線を向ける対象ではない。
なんというか、近所のろくでもないお兄さんたち、という感じがする。ろくでもないお兄さんたちが喋っている声が聞こえるんだけど、それが天才的に面白い、みたいな。

愛聴しているぶちラジの更新日が木曜日なので、毎週の楽しみになってしまった。大袈裟ではなく、生活が塗り変わってしまったのだった。
明日はぶちラジ更新日だ!と水曜日には心が躍り勤労を頑張ろうと心が救われる反面、ウエストランドという存在に私が巣食われているようにも思う。
井口くんがこんなにネタ書いて喉壊しながら頑張ってるんだから私も頑張ろう、と思う。太氏は知らない。

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ウエストランドM-1優勝イヤーが終わって、次の王者が出てくるまであと何日なんだろう。
でも変わらずウエストランドを視界の端で追い続けている。ぶちラジも聞いている。だからずっと無職に憧れがありつつ*1、きちんと働いている。中ぐらいのソルジャー*2として…。
概ねどのコーナーも好きだけど、年末が近いのでマサカズの祝砲を楽しみにしています。

この記事はNEW WORLD Advent Calendar 2023の14日目の記事です。
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昨日は真魚さんでした。
kakari01.hatenablog.com
韓国語!私もファンフィクション読むために英語やりたいと思ったことがあったけど挫折してしまって、ここまでの熱意はなかったな…。もう一回やり始めてもいいのかもしれない。そして始めたなら真魚さんが書いている言葉の通り"始まりが半分だ"ってことなのかも。
明日の担当はきやまさんです。本の話なのかな、楽しみにしています!

*1:ぶちラジの主なリスナーは無職とされている

*2:ぶちラジのリスナーのこと

2023

文学フリマに出たことで、文章を書くということに向き合った一年だった。

文学フリマに出ようと思ったのは2023年5月の文学フリマに行ったからだった。
その時は一般参加で、一方的に知っている人々の本や自分の文章が載っているらしい無料配布の本を目当てに行ったのだけど、
あまりの熱にあてられて自分もやりたいと勢いで申し込んだのだった。それが5月末。
申し込んだからには本を作らないといけないし、どうせ作るなら文庫本を作りたい、と思ってからが長かった。
文庫本を作るということは文字を書くということで、印刷所の方に「大体何文字ぐらいあれば文庫本になりますかね」などと馬鹿丸出しのことを聞いているのが10月だった。大体2万文字とかそのぐらいだったはずだ。

ブログと似たようなテーマだけど本用に文章を書くことにした。
自分がずっと考えているテーマを本にするために改めて書くのは楽しかったが、
ウェブに漂わせていればいつでも加筆修正できる文章が、
本にするとそこで固定されて書き直せないということが少しだけ怖かった。
自分の考えていることに一度区切りをつけないといけない。

テキストエディタで書いた文章をwordに読み込んで縦書きにし、PDFにしてiPadiPhoneで文字校正のためにずっと読み続けていた。
そうすると自分が書いた文章でも冷静に読めるのが不思議だった。
書いた自分と、読んだ自分がいて、いつもなら書いた自分が出てきて文章のおかしなところを直せないのに、
何度もPDFを読んでいると「この文章のつながりはおかしい」とか、そういうふうに冷静な目が生えてくる。

文学フリマの会場に無事に自分の本が届いているのを見た時、今度は固定した自分の考えが人に届いてしまう、と妙に焦って、そのあと少し期待した。
誰かに読まれてその感想を受けるのは嬉しいかも、批判だと怖いかも、文章で繋がるのは楽しいかも。
ブースに立っているとき、私に対して「この本が欲しくてきました」と言ってくれた人が数名いたこと、DMでメッセージをくれた人がいたことが、すごく嬉しかった。だから来年も本を作ろう、みたいな気持ちになっている。

表紙イラストのモデルになったイッヌです

そして文章を書く日々を通じて、やっぱり私は文筆家になりたい、と思った。
文筆家兼会社員として人生を歩んで行きたくて、だから文筆家といま名乗ってもいいんだけど、いつかは商業出版をしたいなと思っている。
そういう夢をはっきり自覚したのは文学フリマに出たからだ。2023年。今年に。
肩書きは自分で名乗っていいということは堀江敏幸の「留守番電話の詩人」で読んだけど、なにか人に「私はこういうものです」と言えるものが欲しい。

文学フリマに出ると決めてから、文章を書き続けている。もうずっと書いていたけど、今はもっと意識的に書いている。
確か僕のマリさんだったと思うけど、日記を書くというのは、文章を書くための筋トレになる、みたいなことを読んだ。
元々日記は書き続けていたけど、アナログの手帳に書いた短いものだったので、それを元に夜な夜なパソコンで文章を書き続けている。

でも、もっと書きたい。もうずっと文章を書きたい。
今年Macbook Airを買い替えたことだし。来年も書き続けると思う。


この記事は2023 Advent Calendar 2023のために書かれた記事です。
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前日はkzysさん、明日はhiromisugieさんです。

人の目銀河

最近は、本当に眠くて起きていられない。休みの日なんて7時とか8時まで眠っているのに、夜は21時を超えると眠くてたまらない。もうずっとまどろみのなかで生活しているようで、頭の芯がどろどろになっている気がする。なんというか、思考がうまくまとまらない。
この間も会社のチャットで、人に何かを説明して質問するときに、ふと「これでいいんだっけ」と思ってしまった。そこから何もかもまとまらなくなって、いつものように「何言ってるのかわからない」というような事柄を丁寧に掬い取ってもらっている。他の人たちに申し訳ない。

この数年で、コミュニケーションが下手くそになった、というわけではない。
元々下手くそだったことに、ようやく気づいたのだと思う。

自分の考えていることは頭の中でA→B→C→Dと続いているけど、口から出す時は相手もその矢印をわかっているという前提条件のもとA→Dとショートカットしてしまったりする。これがわかりづらい。
結構前にカウンセリングの人に言われたことでは「全く関係のない事柄を自分を悪く言うために繋げている」「それはいま関係ないですよね」と言われたことがある。関係ないことを自分に関連づけてしまう。一生人の目を気にしている理由がこれなのかもしれない。

通勤する時は眼鏡を外している。
最近受けた視力検査では眼鏡をしていても0.3とか0.1だったから、眼鏡を外したら0.1を切るのではないか。そういうぼやけた視界の中を歩いていると、例えば会社の人とすれ違っても気づかないので気が楽だ。挨拶をするのが苦手なので、人の顔が判別できないのはありがたい。会釈程度はするのだが、相手が視界の端で会釈を返さなかったとき、あっ、挨拶しなければよかったと思ったりする。

そのくせ、自分のなかをよく覗いてみると、たぶん人と話すのは好きな方なのだ。
だからリモートワーク全盛の世の中でも通勤をしてしまう。もちろん家が働く環境ではないとか、そういうこともあるけれど、概ね人と話したいがために出勤しているような気がする。しかし人の顔と名前が一致せず、人と話すのも苦手で、誰かに見られている気がすると落ち着かない、という最悪な連鎖が起こるので結局静かに丸まって働いている。

人の顔と名前が、ずっと一致しない。人の目を見て話さないから顔が覚えられないのかもしれない。
誰かもわからない人と会社ですれ違い、話しかけられた日にはパニックになる。必死で名前を思い浮かべても誰かわからない。

右も左もわからない、どころではない。
上下左右、どこが地面かわからぬ宇宙を、極端に悪い視界で歩いている。人の目が、無数の星に見える。だから銀河のようで。
いい歳なので、もう自分で天地を定めて歩いてゆかないといけないのに。


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8億年ぶりぐらいにスカパラの「銀河と迷路」聞いたけど、こんなキー高かったっけ…