ネコミミにひかりあれ

エッセイを書いています。

文学フリマ東京37に出店します+製作日記


タイトルの通りなのですが、2023年11月11日(土)に開催される文学フリマ東京37に出店します!いえーい!
最近は日記も書けず、お前ほんと何してんの?という感じでしたがこれをやっていました*1

告知

サークル名:星に手を伸ばす
場所:H-10 (第一展示場)
出すもの:文庫本「星に手を伸ばす」
価格:500円

100ページ程度の本が出る予定です。目次は下記の画像ですがこういう感じのさくさく読めるエッセイが入ってます。

文庫本が会場に搬入される予定です

以下はメイキングになります…一応書いておこうと思って…。

1. イベントに申し込む

人間は締切がないと動けない生き物なので締切を設けるところから。
今回は行って楽しかったので*2文学フリマに申し込むことにした。
bunfree.net
東京の開催は文学フリマ37、いつもは日曜日開催だけど土曜日開催とのことで、日曜日にあまり遠出をしたくない私にぴったり…。
この申し込みが2023年6月なので、都合4ヶ月ぐらいあった…のに何をしていたのか*3

2. とりあえず原稿を書く

作りたい本のイメージは「ブログをまとめたエッセイ本」で、「文庫本」だった。文庫本は譲れなかったんだけど、今となってはなぜかわからない*4
また、ブログの再録本ではなくて新たに全部書き起こすことにした。横書きで書いているか、縦書きで書いているかの違いだと思うけど、とりあえず本として売る以上は最初から縦書きを想定した文章を作りたかった、というのがある。
原稿を書くのに最初はiPadを使っていたがキーボードが小さくて限界(会社で使っているPCで書きたいと何度思ったことか)だったのでえいやっとMacbook Airを購入した。本当にこの辺りのクレジットカードの支払いがつらかった…*5。文章の同期はUlyssesを使った*6
大昔購入したらしいのでようやくサブスクリプションを払った意味が出てきてよかった。ここまでで10月に入っていた。どう考えてもまずすぎる。

3. 印刷所などを決める

note.com
「文庫本 同人誌」とかで検索したら出てきたのがこちらの記事だったはず…。
この記事を鵜呑みにした私は、とりあえずねこのしっぽさんに依頼しよう!となった*7
www.shippo.co.jp
記事中でも何度か訪問されているので、とりあえず私も行ってみよう!と行ってみることに。この時点でまだ原稿はまったく未完成。どういうふうに作ればいいか?締切はいつか?などホームページ見れば載ってるだろ!ということを確認させていただきました*8

4. PDF入稿で文庫本を作る

ねこのしっぽで相談し、とりあえずページ数などのイメージがついたところで原稿を作成。
Ulyssesで書いていたものをWordに貼っただけだけど、概ね30,000字オーバーの原稿ができた。できる…できるんだ…(本が)。

…とか言ってたけど、そもそも推奨サイズ(A6/文庫)にならないんですけど?!
文字のレイアウトとか「一行に何文字」とか設定してもしてもできない!となったので、おとなしくテンプレートをお借りした*9
www.ryokuyou.co.jp

困ったところは下記。

  • 本を開いたらタイトルだけのページが出てきて欲しい

これは普通にページを追加するなどで対処すればOKだった。

  • 偶数ページは右下に、奇数ページには左下にページ数を入れたい

Wordのヘッダーとフッターで、ページ数なのでフッターの設定なのだけど…ま〜わかりづらい。
結局設定をいじくり回してどうにか表示することができた。
(フッターの数字をドラッグで無理やり動かしたような気がする)

  • タイトルを左上(奇数ページ)に表示させたい

ヘッダー部分に章ごとのタイトル表示させたい!(文庫本ぽいので)
ということで表示させてみた。
office-qa.com
StyleRefという関数を使うらしい。指定の仕方はStyle Ref [見出し名]など。
見出し名はレイアウトで確認できるんだけど、私は自分で作った見出し1.5というものを使っていたのでStyle Ref [見出し1.5]という風に設定していた。

5. vs エンコード:ビルトイン

PDFデータを送ってもらえればデータについてチェックできますよ、と印刷所の方に優しいコメントをいただいたのだけど、
店頭で相談→データを送ってみる→「エンコーディングがビルトインになっている」とコメントをいただく→修正しきれず→よくわからなくて店頭で相談(この日が自宅への搬入の締切日)→エンコードを直しきれずに時間切れ。

店頭で再度原稿データを一度確認してもらい「エンコーディングがビルトインになっていますね…」と言われて宇宙猫になった。
エンコーディング…ビルトイン…?
AcrobatでPDFを開き、文書のプロパティを見ると…確かにビルトインの文字が。

これを消すための戦いが始まった。
店頭で見本として見せてもらった「エンコーディングがビルトインのままの原稿」は、Appleの「プレビュー」で見るときちんと表示されていたけど、
入稿データとして見る?とそれまであった目次の文字が吹っ飛んでいて白紙ページになっていた。
「これは派手な例なので私たちも気づけたんですが、入稿時に『一文字だけ消えてしまう』などが発生すると私たちも、場合によっては作者さんもわからなかったりします」「ヒエッ…」というような会話を経て、わたしはビルトイン全滅させるぞ、と誓ったのでした。

とりあえずTrueTypeFontではなくOpenTypeFontを使おう、ということで教えてもらった「ヒラギノ」系列ですべて指定することに*10
ひたすらスタイルウィンドウ>スタイルの変更からMS明朝や游ゴシックを消す…。
そしてビルトインを撲滅したのであった。あとは入稿だけだ!

とか言ってたら入稿日の朝復活してたんですけどね。
文字校正や追記修正を行い、よしこれでもう大丈夫、念の為、とAcrobatで見ると全く知らないフォントでビルトインの文字が。なんで?!
どこにこのフォントが使われてるの?!とパニックになるも、検索すればある程度アタリがつけられるのだった。
kenkitagawa.cocolog-nifty.com
この方法でさっき追記した文章について、途中からフォントが指定されておかしくなっていたらしいので修正完了。
Acrobatで開くとビルトインが消えていたのでセーフ。

6. 表紙を忘れてた

表紙。何も考えてなかったわけではないんです。
漠然と、

  • ざらっとした質感がいい
  • (できれば)シンプルな表紙がいいな
  • 二色ぐらいのシンプルな感じ

と考えていた。イラストはiPadで書いたので、持っててよかったiPad…。スキャナを起動させなくてよかったのがありがたい。
クリスタで文字も入れてみたけどまったくピンと来なかったので、canvaを頼ることにした。
canvaの使い方についてはねこのしっぽにもページがある*11のと、事前に文庫本のサイズを聞いていたのでこれで以下の3枚作ればよいのだった。

  • 表紙
  • 背表紙
  • 裏表紙

この辺りはそこまで難しくなく、背表紙も計算ツールがねこのしっぽに用意されているので概ねそれに従って作成すればよい。
ちなみに紙について、本文は文庫だと(ねこのしっぽでは)固定なのだけど、表紙は選べる。ざらっとした紙がいいけどどういう感じかわからなかったので、
やっぱり店頭に行ってよかった。サーブルを指定しました。
さあ入稿だ!

7. 入稿

入稿です→MacなのでAirDropで失礼します…という感じで受付の方にご対応いただきました。ありがとうございます…。
その場で入稿データをチェックしてくださるので当たり前だけど安心感しかない。本が出せるらしいです。よかった。
私の作業が遅すぎたので会場への直接搬入になってしまい、そこだけ不安だけど…どうにかなるでしょう。

それでは文学フリマ東京37の第一展示場【H-10】星に手を伸ばすにてお待ちしています。

*1:6月に申し込んで今ヒーヒー言っているのでスケジュール管理能力の無さが遺憾無く発揮された結果であります。

*2:文フリ東京36に行って超楽しかったので、このきっかけになったはてなブログには感謝しかない。行った日記はこれ https://necomimii.hatenablog.com/entry/2023/05/21/213131 

*3:締切があっても動けない生き物ということが露呈するだけの日々だった

*4:同人誌なのでA5でもかわいいんじゃないのかな…

*5:諸事情で分割払いができなかった

*6:iPadのおすすめテキストエディタみたいな記事で読んで知っていた。https://ulysses.app/

*7:どうでもいいんだけど新丸子の駅も武蔵小杉の駅も川崎フロンターレ応援がすごかったし、お店にもフロンターレの旗が飾ってあった。私がフロンターレのサポーターだったら嬉しかっただろうな…

*8:自分がわからないジャンルってホームページ見ても全くわからないので本当に助かりました

*9:ぐぐったらこちらのサイトが出てきたので、ありがたくwordファイルをいただいてしまった…

*10:どうもMS明朝とかを使っていたのがよくなかったっぽい。游ゴシックもだめっぽかった

*11:https://www.shippo.co.jp/neko/making/canva.shtml

近況

ブログを書くハードルが変に上がっていてよくないので近況を書いておこうと思って…。

服とか

groundsのスニーカーを買うべきだなあと思って何週間か経っている。友人がピンク履いてて可愛かったし、最近よく見てるセレクトショップでも取扱があるみたいで履いているのをよく見る。
とにかく身長が低いのでソールが5cmだか7cmだかあるのがよい。最近気楽に履いているSALOMONも大事にしつつ、groundsを投入するのはアリだと思う。

これね。試着したら私は23cmで良さそうだった。

ヨー ビオトープもこの間行けた。
恋人が店員さんに「ここ(中庭?)って出られるんですか」と聞いて開けてもらったのが面白かった。出ていいらしいです。
狙っていたベロアのスカートは着丈が長すぎ、シアーなタイトスカートは着丈95cmで本当にギリギリだった。ちょっと考えることにする。
もうOperasportとか気楽に買って終わりにしたい。
着丈75cm〜85cmぐらいだと嬉しいんだけどあんまりそういうのはない。

あとシアーなトップスも欲しくて色々見てるんだけど、いい加減にマリーンセルとか買っていいような気がする。
そうするとベースのカラーがベージュ/黒で悩むんだけど…。
服は全部限定品に近いものなので買い逃すと大変である。いやもうほんとに。

髪とか

インナーカラーを入れたくて検討している。
ピンクかな〜アッシュかな〜それともベイスターズファンだから青かな?!と思ってたけど青は退色早いって聞きました。だめだ。
そうでなくても髪が傷みまくっていて悲しいのでトリートメントなどを検索する日々です。

化粧品とか

SUQQUのコフレの抽選応募したけど当たるんだろうか?
当たらない気がしてきた。でももう手に入れた気でいて、どう使おうかな〜とか考えてる。六花のほうにしました。
最近は服装も迷子で顔も迷子なので、ここらでバチっと何かを決めたい。とりあえず顔用の日焼け止めをどうしようと思っています。カバーマークに手を出す?

文フリのこと

ずっと準備している。Twitterで「文フリ 設営」で検索すると色々見れて面白い。
大昔、コミケに出た頃は厳格に机の飾り付け?設営?ルールが決まっていてそれを守るようにすれば良かったんだけど文フリわりと自由があり、むむーとなっている。

文庫本を出す予定なんだけどMacのWordの設定にはA6がなかったりして前途多難。ちゃんとやっています…。
ペーパーも作りたいしテーブルクロスも買わねば。みたいな感じ。

ぶちラジ公開収録8〜ぶちラジの公開収録じゃ!〜に行ってきた

ウエストランドのぶちラジ*1の公開収録、友達がチケットを当てたので行ってきた。

朝起きた時点で大雨が降っている上に寒くぶちラジ日和*2となり、着ていく服に迷いつついつもの服装*3で新木場へ。
11時開場、12時開始ということで11時に会場がある新木場駅集合。
飲食物の持ち込みOKなのでお昼ご飯を買おうと思い、改札を降りたところにファミマの看板を見つけたので向かったが今日は運悪く?工事中だったので少し離れたセブンイレブン*4

会場につくとすでに割と並んでおり、我々も並び始めたもののこれは物販の列だったらしい。
でもグッズも欲しかったからオッケー。ステッカーは買おうと思っていたけど、アクスタもその場のノリで急遽購入。

入ってすぐプロレスのリングが鎮座しており面食らってしまった。
これ本当にお笑い芸人がトークイベント?やるところなのか?
とりあえず着席してオープニングアクト(女子プロレス)を待つことに。

プロレス、迫力がありすぎて笑ってしまった。バーン!と床に打ち付けられる音がすっごい。
プロレスファンはこんな音聴くの?けがしない?と思ってしまった。ヒール役?ぽい女の人かっこよかった〜。
ボコボコにされるバシコバ社長で笑ってしまった。

のちウエストランド登場。グッズ着てる!
グッズTシャツ、可愛かったけど黄色…黄色って着ないな…(ブルベ夏冬なので)と思い買わなかった。
東西南北を無職*5に囲まれたウエストランド面白かったです。

第一部はタイタンの配信限定、第二部はYouTubeにぶちラジとして上がるみたい。
前回の公録からいままでの出来事を話す二人が面白かった〜。

休憩を挟んでYouTubeに公開される第二部へ。
コーナーは生ののしり先生。
開場直後〜第一部終了までの間にアンケートという形でののしり先生にお便りを出せました。
生ののしりは井口くんが振り向いたタイミングで酒飲んでる人が面白かったです。

最後のお知らせでドーンと単独公演が発表され最高。

natalie.mu

11月の単独も反省会も行けるといいですね。
ちなみに私が好きなぶちラジ回は「心を入れ替えてバイトをやめる」回*6です。

*1:https://www.youtube.com/channel/UCzl4h03AILVdySSbw6hREhg

*2:井口くんさんがいつも「季節は夏と冬しかない」「傘は進化していない」と言っているので…

*3:マメクロのスカートとmoussy厚底ブーツ

*4:この道中が一番寒かった

*5:リスナーは無職が多いらしい

*6:https://www.youtube.com/watch?v=CBSxrSMAkf0

cornelius 夢中夢ツアー liquidroom感想など

Corneliusこと小山田圭吾*1のライブが発表された時、前回行ったのが「Sensuous」がリリースされた時だったな…さすがに行っておくか…という軽い気持ちでLiquidroomでの公演チケットを取ることにした。

Liquidroom、というかライブハウス全般と私はかなり相性が悪くて、Liquidroomは一回途中で帰ったことがあるんだけど*2、今回もダメそうだったらロビーに出ちゃお、と思って行くことにしたのだ。
道中にあるチェーンの喫茶店*3で時間を潰し、17時半ごろにLiquidroomに着くとちょうど整理番号が呼ばれている。…と思ったら特典を先に引き換えるようアナウンスされていた。今回は特典付きのチケットなので特典を引き換えてから地下に降りる。

ライブ前に飲み物を飲めない派なので、適当な位置に陣取って開演を待つ。そういえば「Sensuous」のときは国際フォーラムで見たんだよな〜と思っていたらそういう感じの演出*4が始まった。

そこからは圧巻だった。
曲数を数えていたんだけど、19曲?ほぼノンストップで演奏されていた。MCはアンコール時のみなので凄まじい量だと思う。若手のバンドか?という勢いで最近リリースされた曲と昔の曲がまぜこぜになったセットリストが披露されていく。
セットリストはきっと後日誰かがあげるだろうから、私が印象に残ったのは概ね以下の曲だった。

  • 1曲目は「火花」だったはず。
  • 2曲目だか3曲目に「Drop」きて、ウオー最高!となった。この時点で「古い曲もやるんだなあ」とは思った*5
  • 色々な映像をサンプリングしている「Another View Point」はかなりアレンジ変えていて面白かった。YMOの映像も入っていて、教授と幸宏さんがクローズアップされていた。
  • やってくれると嬉しいな〜と思っていた「Count five or six」もやってくれて嬉しい。こういう曲はライブハウスの方が映える。
  • 「Gum」も映える映える。轟音みたいなものはちょっと人が多めのライブハウスで聞くのがいいな、と明確に思った。
  • あらきゆうこのドラム本当に強すぎる、この人一生こんなうまいんだろうな、と思って眺めていた。
  • アンコールで堀江博久がピアニカ吹いてたのがよかった。そして堀江博久って身長デカいんだよな、とあらためて思った。
  • 「変わる消える」とか「いつか/どこか」は聴けてよかった。「夢の中で」も。正直「いつか/どこか」で本編終わりかな〜と思ったけど全然まだまだだった(はず)なので、いや化け物かよ…となった。
  • 「helix / spiral」とか「Audio Architecture」は映像と演奏が同期している感じがすごい、ほぼ映像も演奏も見えないところで立ってたんだけど、私は…。
  • 正直やるだろうと思っていたのは「環境と心理」で、やると思っていなかったのは「Cue」だった。「Cue」が演奏された時、めちゃくちゃ泣いてしまったんだけど、どういう感情からくる涙なのかよく分からなかった。
  • アンコール1曲目に「Chapter8」がきて面白いな〜あははははと笑顔になった。確かに曲間にカセットを「ガチャ!」とやるような音が入ってるもんね。

「Cue」が演奏された時、本当にどういう感情でこんなに泣けてくるのかが自分でよく分からなかった。「Breezin’」のカップリングに入ってたじゃんと冷静に考えていたんだけど、それでも涙がぽろぽろ出てきてしまう。だからちょっと困ってしまった。
ちょっと前に、Bluenoteで蓮沼執太フィルを見た時も「環境と心理」でこんな風に泣けてきてしまった。その時は権藤さんが幸宏さんのパートを歌うというすごいアレンジだったから、何か泣けてきてしまったのだと思う*6

そしてMCがないと思っていたCorneliusでも、ちょっとMCがあって感動した。「Sensuous」の時のライブもそうだっけ?メンバー紹介ぐらいはやっていた記憶があるけど…。曰く「1曲目で弦が切れちゃって、それで出てくるのが遅くなった。初日なので許してください」みたいなことをアンコールで言っててよかった。話し方に、なんとなく細野晴臣坂本龍一のようなゆったりとしたおじいさんを感じるのは、本人が渋くなったからだろうか。

私の胃は限界だったんだけど*7、なんとかライブを最後まで見ることができてよかった。帰り道、今回の「IN DREAM IN DREAM IN DREAM…」みたいなプリントのグッズを着た方々をたくさん見たので、物販をもっと見ればよかったな〜と思ったのだった。普通に通販で買いそう。
また機会があったら見たいけど、次は国際フォーラムがいいです…。よろしくお願いします。

*1:小山田くんとずっと言ってしまう。年上なのに

*2:菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラールで、林正子が歌い始める前に帰った。流石にどうよと思ったがライブハウス特有の空気と酸欠感と菊地ファンが身にまとう「エンジェル」の匂いで胃がつらくなって帰ったのだった

*3:Liquidroom近くにはない。サンマルクカフェとドトールがあるのでいつもその二択になっている気がする

*4:幕に文字が映し出され、メンバーが照らされる。影が写る

*5:最近のCorneliusをマジで全く見ていない

*6:なんなら音源化してほしい

*7:ライブハウスでは尿意を催すのが怖くて水を飲めなくなってしまうんだけど、そのための水分不足と酸欠だと思う

それは火花や閃光のような言葉ではなくて

SNS全盛の時代にどうしてブログを書き続けているのだろう。
頑張って言語化すると灯台にあかりを灯すような文章を読みたいから、自分もずっと書いている」ということになる、と思う。今ひとつ、いや今ふたつぐらい自信がない比喩だけど、今の自分にはそういう感覚が強い。

2005年ごろから様々なブログサービスを使っているので、気がつくと20年近くインターネットに文章を書き続けていることになる。誰に頼まれたわけでもなく仕事でもないのに、一体、どうしてずっと書き続けているのか自分でもよく分かっていない。

どうして書き続けているのかといえば、たぶん「書かずにはいられない」からだ。癖と言ってもいい。
その最たるものがSNSで、自分のタイムラインには自分の脳から直に出力されたような言葉が並んでいる。ここまでSNSが生活に浸透しきると、読むのも書くのもSNS内というのは少なくない。探しに行かなくても言葉がそこかしこに流れていくのだ。ブログをわざわざブラウザのブックマークから読みに行く、ということはあまりやらなくなった。

私の場合、SNSに投稿するものはすべて小間切れの言葉で、リアルタイムのものだ。まとまっていない、脳から直に湧き出てくる言葉がSNSに流れていく。だからすぐ消したりするし、あまり人に読まれなくてよいと思っている。SNSは文章投稿ツールではなく、私の中ではコミュニケーションツールだから(だからクソ診断と呼ばれる意味のない診断の結果を連投したりするのが好きだ)。
SNSに流れる言葉の奔流の中にはいわゆる「バズ」を目指した言葉がたくさんある。派手な言葉たちに影響されて買い物をすることはたくさんあって、そういう言葉が流れてくると「おバズり申し上げてますなあ」と思ったりする。
でも、私がずっとインターネットで読んできた文章はそういうものではなかったはずだ。
その場でぱっと弾ける火花や閃光のような強い言葉ではなくて、「そこにある」という気配がある文章を私は読みたくて、インターネットを回遊しているのではないか。かつてブックマークに溢れていたブログ群には、そういう気配がたくさんあった。

私には熱心に読んでいたブログがあって、その人から学んだことがたくさんある。かっこいいファッションブランドも、緑色の瓶に入った聞き慣れない炭酸水も、塩豚なる保存食も、みんなその人のブログを過去何年分かすべて読み切って得た知識だった。
今思えばその人のファンだったのだけど、熱狂的に「推す」という対象ではなかった。熱を帯びる視線の先にいて崇拝する対象ではなくて、ただそこに気配があると嬉しいとか、入った喫茶店に偶然いると嬉しい、みたいな対象だった。あ、あの人おしゃれだな、みたいな距離感。
私はインターネットに溢れる文章なら、そういう距離感のものを読み続けたい。

そういうブログを読んでいて、私も、そういうブログを書きたいと思ったのだ。
SNS全盛期に敢えてブログを書き続ける意味は、そこにしかないと思う。
そして私が書き続けていれば、いずれ誰かが私のように書き始めてくれるかもしれない。自分でブログという灯台にあかりを灯し続けているのは、ここにいるよ、と言い続けるためだ。「まず隗より始めよ」と古典で習ったことが、ここに活きている。
書き続けていれば、自ずと誰かが見つけてくれる気がしている。インターネットは私が思っているよりも狭いようで、私が大昔やっていた二次創作を読んでいたという人といつか知り合ったことがある。誰が読んでいるのか分からなかった自分の二次創作物を、目の前の人が読んでいた、というのはかなり衝撃的だった。
そのようにして、書き続けていると誰かと目が合うことはあるのだと思う。駅前の喫茶店に決まった時間に現れる人たちのように、知り合いにはならずとも「あ、あの人知っている」という気配があるだろう。そういう文章が読めたらいい。だから、私も書きたい。そういう文章を読むために、私が、書き続けるのだ。
狭い半径をにぶい光で照らし出す灯台のようなブログがたくさんインターネットにはあるはずで、そういう人たちもきっと他の灯台を探している、と信じている。

私は昔、誰かの探し物になりたかった。誰かの目的物として求められたかったし、誰かが何かを検索した先に「ここにありますよ」と差し出せるものを提供したかった。
その最たるものがライブレポートで、誰にだって喜ばれる目的物だった。レポートとは名ばかりの、行ったライブの記憶を頼りにMCを書き起こすというものだったけど、まあまあ喜ばれて嬉しかった。有用で、誰かの役に立つ文章。
だけどそれは今、SNSハッシュタグを追ったほうが効率がいい。時系列も詳細も分かるし、あの時皆が読みたがったMCは、いろんな人がライブが終わった瞬間に書いている。だからもう、私はそれを書かなくていいのだ。

発火する一瞬の輝きではなくて、継続してそこを照らし続けてくれる文章を読みたいし、書きたい。そこにある、そこにいる、と思えるもの。昂る体験を高い熱量のまま書き散らした、火花のような言葉の奔流ではなく、つらいときにふとブックマークから辿ればいつでもそこにあって、狭い半径を灯台のように照らしてくれると思える文章。

だから私はずっと書き続けている。
あなたもずっと書き続けてほしい。私が読み続けるから。

特別お題「わたしがブログを書く理由

【What's in my bag】晩夏の2泊3日、バッグの中身

そもそもの旅行の記事はこっちで書いた。
necomimii.hatenablog.com

2泊3日の旅行、しかも移動手段は車、ということで旅行下手な私でもそこまで荷造りに苦労せず。
ひとりっぷ×レスポートサックのライアントラベルトート(シルバー)と、telfarのバッグを持っていくことに。

カバンの中身(大きい方)

これが2泊3日のバッグの中身だ!

ライアントラベルトートは基本的に持ち歩かないので、かなりみっちり入れた。
普段の自分はモノクロな服装なので、シルバーが映えるかな〜と思ったんだけど計算通りだったと思う。

1. 手帳

sunny手帳を念のため持っていった。ただ、旅行先では日記なんか書けないんだな〜これが。

2. ポーチ(スーザン・ビル)

よく見たらこの画像の中に二つもスーザン・ビルがあるな。
好きなのでしょうがないか。
このポーチには身分証(パスポート)と常備薬を入れている。

3. 歯のケアセット

親知らずが変に生えてきていて虫歯リスクが高いので、歯間ブラシや糸を家でやっている。コンクールfも口の中がさっぱりして好きなのでよく使っている。

4. マスク

いつも使っていたAirishのkf98を切らしているので、これ。

5. 着替え入れ(スーザン・ビル)

着替えを入れていた。この中にはマメクロがたくさん。

6. 洗面セット(uka)

ukaのポーチにお風呂ものとスキンケアものを入れた。

ukaのトラベルキットはアガるのでおすすめです

ukaのnighty nightのシャンプーとトリートメントは大変よいので普通に家でも気分転換したいときに使っている。無印良品のスキンケアセットはミニサイズがあるのがよい。

7.眼鏡

眼鏡はしているので、ケースを持ち歩いた、ということです。

8. パウダー(花西子)

さらっさらになるけど乾燥しないルースパウダー。メイクの仕上げに。
そんなのイニスフリーにしなよと言われそうだけど、首にもはたいている。サラサラになるから。

9. 日焼け止めとドライシャンプー

ステイックタイプの日焼け止めは、昨冬にスノボ用で買ったものだけど使いきれていないので持っていって使うことにした。塗り直さなかったけどカバンの中にあると心強いのだ。
ドライシャンプーも使わなかったけど、一応。

10. 歯磨きセット

コンビニで適当に買いました。ブランドにこだわりはないです。

11. くし(LOVE CHROME)

友人にもらってから持ち運びにはこれ!と思っているくし。とにかくアホ毛まみれで広がっている髪の毛が落ち着く。
小さいサイズのくしもあるようなので、いつか欲しい。

12. 雑貨(サンリオ×たべっこどうぶつ)

全く映えなかったので撮らなかったけど、シャネルのミラーや前髪ステイック、眼鏡の曇り止めが入っている。

13. カバン(ひとりっぷ×レスポートサック)

大変便利だった。この鞄がパンパンになるまでものを詰めたのは初めてだ。
購入した「雷鳥の里」も余裕で入るし、車のトランクに詰めていても上でチャックが閉まるから物がこぼれる心配もない。
これは荷物に埋もれてほしくない!というものはサイドポケットに収納して…と、本当によく考えられたカバンだった。

14. メイクポーチ
いつものポーチをそのまま持ってきた

オルビスの日焼け止めを塗った後NARSのコンシーラーとパウダーで肌を作り、その上にUNMIXのアイシャドウを塗る、という感じ。
UNMIXのアイシャドーペン(ダークスター)とアイシャドウ(ラムレーズン)の組み合わせ、簡単に「軽くて抜け感のある囲み目」という目になるので今夏もずっとこれ。何もなければこれが私のデフォルトの化粧。

15.充電セット

ANKERのでっかいモバイルバッテリーにケーブル、USBのコンセント部分。
これはいつも持ち歩いているので旅行ならでは、という感じはしない。

16.パジャマ

Aesopの巾着ってこんなにものが入るんだな、という気持ちになりながら入れた。
はてな「presso」のTシャツとミッフィーちゃんのリラコが入っている。

カバンの中身(小さい方)

持ち歩きのバッグの中身はかなりコンパクトになった

真っ黒な服装が多いので、白は差し色になるかな〜と思ったのと、合皮のバッグだから雨予報だったけど大丈夫かなと思って。

1. カバン(teller)

最近は抽選でも予約販売でもなくなってきたのかな?あとユニクロのナイロンバッグにその座を奪われている気もする。
スマホと財布とその他は入るので、日常でも使ってたりする。

2. 財布(ボッテガヴェネタ)

去年の誕生日に買ったもの。2022ベストバイにも入れたはず。

3. タオル(フェイラー)

先日友人にもらったもの。かわいい〜!
吸水性もいいし可愛いし言うことない。

4. ポーチ(フェイラー)

スズラン柄ずっと好きだなあ。昔カバンの中身でも書いたかも。
鍵を入れている。

5. リップ

化粧直しはリップ以外に持たないタイプ。
リップモンスターは「誓いのルビー」で、リップクリームはタカミ。
この猛暑で愛用しているドクターハウシュカがどろどろに溶けてしまってつらかったので、今は一旦チューブタイプを使ってみている。

6. 消毒液

手指の消毒液。最近置いてないところも多いので…。

7. 日焼け止め

日差しが強すぎる!やばい!となったら塗り直せるように。
実際は曇天が続いた&移動が車だったため、塗り直さなかった。

8. マスク

愛用しているAirishのKF94を切らしているので、これを持ち歩いていた。

旅行中の服装

肌寒くてタイツ履いてもよかった、とこの時は思っていた

一日目だけAKIRA NAKAのワンピースとagnes bのカーディガンにBURTONのゴアテックスパーカーを羽織った。
旅行前に買ったSALOMONのスニーカー(ゴアテックス)と合わせると良い感じにスポーティーだったかな?と思う。

xa pro 3d v9 gtxという名前だったはず

とにかくゴアテックスの黒いスニーカーが欲しくて楽天ポイントで買った。
ゴアテックス最高〜、もうこれでいいや。

全身マメクロ人間だった

マメクロのタイトスカートとSALOMONのスニーカー、telfarのバッグ。を基本として、半袖を着たりシアーな長袖を着たりしていました。

楽しい2泊3日で、とにかくひとりっぷトートは考えられて作られてるな〜と思ったのが今回の収穫。
いい買い物をしたな、と改めて己の散財を肯定できた旅行でした。(もちろん旅行自体がめちゃくちゃ楽しかった)

2023晩夏の2泊3日(戸隠〜白馬、野沢温泉)

この4、5年ぐらいずっと冬の間は野沢温泉スノーボードをやりに行っているんだけど、恋人とふと「夏の野沢温泉にも来てみたいね」と盛り上がった。
冬の間に滑ってるところも気になるし、来年2月に予約した白馬エリアの様子も気になる…!
ということで2泊3日の日程で行ってみることにしたのだ。

初日

いきなり大雨

月曜日ぐらいからずっと天気予報とにらめっこしていたが、ついに出発する木曜日に台風13号が本州を直撃しそう*1という話になってしまった。
滅多に旅行をしない我々だけど、いざ旅行しよう!となると台風が来てしまうのはなぜなのか*2
出発前、コンビニで朝ごはんを買う時にずぶ濡れになったものの、どうにか最初の目的地である戸隠の蕎麦屋うずら屋*3へ。

開店時間になるとお店の人による諸注意が始まるの、人気店という感じがあったな
戸隠神社でお参りして、うずら屋でお蕎麦ランチ

駐車場に車を停める前に、うずら屋の店先にある席待ち表に来た時間と名前などを記入。
この席待ち表、恋人いわく5時半とかから店先に置いてあるらしい。ほんと…?我々が行った日の1番は7:30の記入でした。
名前を書いたら、近くの戸隠神社で暇つぶし…ではなくお参り。

二人とも吉だった

数え年を申告しておみくじを引いてもらうスタイルは初めて。神主さんが祝詞をよんでいた気がする。
それぞれに見合った運勢のものを手渡されるのが面白かったな。

戸隠神社、正面から見るとこんな感じだったはず。

開店時間になったのでお店の前に戻って入店。
そばがきをシェアして、恋人が天ざるそば、私はオリジナルという深山そば(ぶっかけそば)。

そばがきには3種類タレがつくんだけど、おいしかったな〜

このそばがきがふわふわで美味しいんだけど、きな粉をつけて食べるのがおいしかった!
天ぷらはどれもごま油で揚げているとメニューに書いてあり、天ぷら屋さんかな…という感じの味の強さ。
これは待つ甲斐あったけど、スノーシーズンは来れなさそうだな…。

HAKUBA MOUNTAIN HARBORで曇天を眺める

この時点で雨は小雨。
山道を運転する楽しそうな恋人を眺めながら、車は戸隠から白馬へ到着。
今日泊まる宿の女将さんに、チェックインまで時間があるのでこの近くのおすすめを聞くとHAKUBA MOUNTAIN HARBOR*4という場所があるという*5
岩岳マウンテンパークでゴンドラに乗り*6、山頂へ。

冬の間一回でも滑っていれば、ここがどんなコースか分かるのに…

さすがに山頂はめちゃくちゃ冷えており、私は半袖ワンピの上にカーディガンとゴアテックスを着込む事態に。
チャイを出すお店もリフトを乗り継げばあるみたいだったけど、今回はテラスに併設されたCITY BAKERYでお茶をすることに。温かいラテと大きなクッキーを、曇天の中で食べるのはなんかオシャレな気持ち。都内で味わうのとはちょっと違うんだよなあ。

恋人が撮ったインスタ映えしそうな写真
街を歩き、アウトドアショップの多さに驚く

宿に戻ったけど夕食までまだ時間があるので、部屋に荷物を置いて街を散策することに。

telfarのバッグ(手前)だけ持っていくよ
ここまでの道中でA COOPというスーパーがあったことを思い出しそこまで行ってみようと道を歩き始めると、アウトドアショップがたくさんあることに驚いた。
モンベル、snowpeak、好日山荘にnorthface…ちょっとニセコっぽいね*7、と話しながら宿に戻る。
お風呂、ローカルニュース、ご飯
宿のお風呂は温泉だと言っていたけど、石鹸の匂いにかき消されたのか、そこまで硫黄臭はせず。
風呂から出て部屋に戻ってテレビをつけるとNHKのローカルニュースをやっており、なんと応援している横浜DeNAベイスターズの牧選手*8のコーナーが…そんなことある?
結構長いこと牧秀悟のみの時間があった
ほくほくしたあとは食堂でご飯。もちろん冷酒をつける。
pressoのTシャツを着ています(私が)
お漬物が美味しかったな〜。温泉水で練ったというコシの強いうどんが出てきたり、玉ねぎのかき揚げが追加されたりしてお腹いっぱい。
この日は二人とも疲れていたのか*9、お部屋に戻って布団を敷いて爆睡。2日目に続く。

2日目

そういえば昨晩「朝風呂入ろう」と言っていたな、と思い出して二人で6時半ごろに宿のお風呂に行ってみる。昨日は感じられなかった硫黄臭だけど、朝は感じられた。
静かな朝風呂って本当に最高、水音だけが聞こえるし、体はほぐれるし。こういうのが旅行だなと思う。
朝ごはんは和食、だけどガレットがある
朝の和食。大根の漬物が不思議にカレー味で美味しかった。
途中、ガレットが運ばれてきて驚く。蕎麦粉で出来ているとのことで、もちもち。
このあと黄身を崩して食べた。朝ごはんは洋食派なので嬉しかった〜
飲み放題とされているコーヒーを飲みながら黄身を崩していただきました。恋人が「蕎麦アレルギーの人は長野に住めなさそう」と言うので、それはそうかも…と思いながらぺろり。
大望峠の展望台と、宝光社へ立ち寄り
この日は11時半に野尻湖畔のランチを予約してくれているので、9時ごろに出発。
なんと快晴。恋人の日頃の行いがよかったんだろうな…。 ぐにゃぐにゃの山道を登って大望峠の展望台*10へ寄り道。
地味な展望台なのでちょっと怖かった
ちょっと雲が多いけど、景色が良い。ここから見る山々はかなり険しそうな印象を受けるけど、あとで見てみると「登山におすすめ」なんて書いてあって、わからないものだなと思う。
いろんな山が見えるらしい
のち再び戸隠へ立ち寄り、宝光社*11へ。
全く予備知識がなかったけど、その場で調べたら戸隠神社は5つの社からできていて、昨日おみくじを引いたところは中社、今日のところは宝光社というところらしい。
階段がきつい
階段を登ってお参り。金比羅山にお参りしたことのある我々*12なのでまあ〜という感じ。スニーカーで来てよかった*13…。
野尻湖の舟小屋でイタリアンランチ
そのまま山道をぐにゃぐにゃ行ったりして、野尻湖へ到着。
恋人が予約しておいてくれた「舟小屋」*14というイタリアンでランチ。
入り口からすでに可愛いんだけど、テラス席の景色も最高だったのだ
最高のシチュエーションでご飯スタート。
晴れていたというのもあるけど、湖畔の雰囲気って海とは違って静かで穏やかで、一発で気に入ってしまった。
右下、チーズとマスカットが合わせてあって美味しかった。
車じゃなかったらワインを飲みながらちびちびやりたい…という感じのしっかりした前菜。
パスタがもっちもち。量もきちんとあるのでかなりお腹いっぱいになる
恋人はアマトリチャーナ、わたしはしらすのパスタと違うソースを頼んだんだけど、パスタの太さがしっかり違っていて驚いた。もちもちで美味しかったな…。
りんごのあっさりした味とカラメルの濃い味でいくらでもいけそう…となるデザート
そしてデザート。りんごのカラメル和えみたいなものが載ったパンナコッタだったはず。
さわやかな甘さで食べ疲れない、理想のデザートでした。いや〜おいしかった!
憧れの「ツルヤ」へ
そして野沢温泉へ。道中、斑尾高原などを通ってちょっとバブル期のリゾートっぽさ*15を感じたりしつつ、飯山駅周辺へ。
飯山駅といえば、ツルヤ*16
念願の
野沢温泉スキー場の最寄駅である飯山駅では、新幹線があまり停まらないので待ち時間が割とある。
新幹線でツルヤのお惣菜を広げてる人が多くて、憧れていたけど少し遠いから毎回迷っては行かなかったところ。
まさか来られるとは!
ツルヤオリジナルのりんごバターやその味のポテトチップスなどを購入。食べるのが楽しみだな〜。
野沢温泉スキー場を見に行こう
宿に行く前に野沢温泉スキー場を見学。
結構山道を登ったでしょ、と思ってもまだまだ自分たちが滑っているコースに辿り着かない*17というのは衝撃だった。
こんな高かったっけ?
そしてこの看板!みんないつも手伸ばしたら青いところに届きそうなのに!
普段相当雪が積もってるんだろうな、全然届かなくて笑っちゃった
届かないな〜!
上の平ゲレンデが「上の平ピクニックガーデン」としてオープンしているのもしっかり見てきました。これ晴れてたらもっと気持ちよかっただろうな〜。
のどかだな〜
白馬の岩岳と比べると、どうしても牧歌的で垢抜けない感じがあるけど、そこがいい。
しかしリフト乗り場とか、コースとか、なんかちょっと廃墟っぽさがあって不思議な気持ちになる。
左側、いつも滑っているコースなんだけど「こんなところなんだ…」となった
湯澤神社のお祭り
大湯通りまで戻ると湯澤神社のお祭りでお神輿が!
すっごい賑やかだった
急いで荷物を宿に置いて、酒を買い、眺める準備。
湯澤神社は急な階段の先にある神社なんだけど、お神輿がそこまで登っていくのを見届けました。かなり圧巻だった。
湯澤神社に行くまでの道がすでに急勾配なんだけど、ここも登って行ってすごかった
恋人が宿の人に聞いていた話だと、午前中ぐらいで終わるよ〜という感じだったようなので、夕方に見られてラッキーだったみたい。
外湯のち、馬刺しと水尾
宿でシャワーを浴びた後、大湯は混んでそうだからということでちょっと登って「まつばの湯」。
野沢温泉といえば外湯めぐりなんだけど、私はスノーシーズンは眠いのと疲労であまり宿の外に出られず…今回の旅行で外湯にたくさん入ろうと思ってました。とりあえず「まつばの湯」に入れてよかった。
ほかほかの体で宿に戻って馬刺しをやりますわよ。
馬刺しに夢中でこれぐらいしか写真がなかった
私はツルヤで買った「正気のサタン」を飲みつつ、馬刺しと日本酒「水尾」。水尾は地酒ということもあるんだろうけど、なんか野沢温泉で馬刺しと合わせるとめちゃくちゃうまいんだよなあ〜。不思議。
この日は夕飯を食べたあと二人ともお部屋で爆睡。

3日目

朝風呂と朝市へ
朝ごはんの前に外湯へ行って朝風呂を浴びよう、ということになり大湯へ。
しかし朝イチすぎたのか水で薄まっておらず、熱すぎて私は掛け湯のみ。程よく誰かが温くしてくれている外湯って贅沢だったんだな…。
そのまま朝市を冷やかす。
スノーシーズンはやっていないので初めて朝市を見た
もちろん現金は使えるけど、交通系を使えるところは1店舗しかなかった…かな?Paypayが強いなと思った瞬間だった。
私は現金がなかったけど奇跡的にiPhoneに600円程度入っていて水出しのアイスコーヒーを買えたのでした。
美味しそうなドーナツやお菓子に後ろ髪引かれつつ、朝ごはんのために撤退。
朝ごはんをゆっくり食べられる幸せ
こういうザ・和食の朝ごはん、好きですね
スノーシーズンは雪が降っていると焦ってしまい、基本的には「かっこむ」感じになってしまう。
でも今回は違う。ゆっくり食べられるのだ。
とりあえず朝食後は湯澤神社へ行こうという話にまとまる。
湯澤神社へお参りしてから、外湯めぐり
貼っている板や位置が違うんだけど、左の板に貼ってあるお札みたいなものが湯澤神社のステッカー
私たち、ボードに湯澤神社のステッカーを貼ってるんだけど、実はお参りするのはこの日が初めて。
お参りを済ませて麻釜を見たあと、外湯めぐりに行くことに。
青丸は行ったところ、緑丸は行ったことがあるところです
いつもは時間がなかったり朝眠かったりして外湯にほとんど行かない私だけど、今回はめちゃくちゃ回れた!
今回、真湯には掃除直後でお湯が溜まっておらず入れなかったんだけど、後から違うところで会った方いわく「真湯はお湯が熱すぎて、水で埋めようとも思わない」とのこと。お湯が張ってあっても入れなかったかもな…。
熊の手洗湯が一番気持ちよかったな。
ランチは新屋で焼き鳥丼
今回の旅の目的の一つ、新屋*18野沢温泉でかなり有名なお店なんだけど、我々はスノーシーズンは一日中滑ってしまうので時間がなくて来られず、今回ついに訪問。
うなぎも美味しいけど、焼き鳥丼が有名とのことで、私は焼き鳥丼を食べてみた。
近くにいたお客さんもみんな焼き鳥丼を頼んでいたから名物なんだろうな。
ご飯の量は多いので少なめでよかったかも
あっさりしたタレに炭火の香ばしい焼きっぷりがよく合っている。うなぎには山椒、焼き鳥には七味というのもいいね。お新香も違うものが出てて細かくてうれしい〜となった。
さあ、帰り道。
さよなら野沢温泉、また来るね
天候に恵まれた2泊3日の旅行だった。結局雨に降られたのって1日目だけだったかも。
帰り道、どこかのサービスエリアでソフトクリームを買ったのだけど…溶ける速度が尋常じゃなく早く、写真を撮る暇がなかった。そのぐらい暑かったけど楽しい旅行だった。
運転と旅の予定を全部立ててくれた恋人には頭が上がりません。

おまけ:お土産について

半生なので割と保つ
1日目にランチを食べた「うずら屋」で、恋人が半生の蕎麦と味噌を買っていた。
この味噌は多分そばがきを食べた時についてきたものと同じだと思うんだけど、日本酒に合いそうなので今度これだけをちびちび舐めながら飲んでみたい。
そういえば今回の旅行ってあまり缶のお酒を飲まなかったな…
その他、ツルヤやACOOPで買ったもの。
ツルヤとカルビーがコラボしている「りんごバター」味のポテチ。これを買うなら元ネタ?のりんごバターも買わねば、と右端のりんごバターも買ってみた。
緑のビールは信州高原地ビール*19。白馬のACOOPでビビりながら買った「くらし SESSION ALE」は520円…まだ飲めてません。
クラフトビールは同人誌である」というtwitter(現X)で見た言葉を噛み締めて買いました。飲むのが楽しみだな〜。

そんな感じ。初めて行った白馬、次に行くのはスノーシーズンだからきっと印象ががらっと変わることでしょう。反対に、スノボをやりに行くのとはまた違う風景の野沢温泉は新鮮だったな。
そして旅行は楽しい、これに尽きるのであった…。

*1:結果的にあまり影響を受けなかったけど、中止する?というところまでは検討していた

*2:数年前、香川旅行をこれで諦めたことがある

*3:https://uzuraya.nagano.jp/

*4:https://iwatake-mountain-resort.com/hmh

*5:恋人も調べてくれていたところだった。旅行本にも載っていたのでかなり有名なところみたい

*6:大人は2,400円かかる…!!高いと思ったけど、この時期にゴンドラを動かしてくれるだけでもありがたい

*7:なんか横文字の店があったり、超外国人観光客向けな純日本風ショップがあったりする…が、ニセコほど大々的ではないのが面白い

*8:長野県出身だからだと思うけど、すごいコーナーだった。眺めていた恋人には「横浜DeNAベイスターズのコーナーじゃん」と言われる

*9:私は運転していないから疲れていないんだけど…日頃の疲れかもしれない

*10:https://www.city.nagano.nagano.jp/n205100/contents/p003152.html

*11:https://www.togakushi-jinja.jp/about/

*12:金比羅山はず〜〜っと階段を登るのでかなりスタミナが試される

*13:SALOMONのスニーカーを新調したんだけど、これが本当によかった!別記事で振り返ります

*14:https://restaurant-funagoya.com/

*15:テニスコートがあったり、軽井沢の別荘街みたいな区分け?になっている印象だった。 当然「昔はあったけど、今はもうない」施設のにおいもあり、私はウキウキした

*16:https://www.tsuruya-corp.co.jp/

*17:ゴンドラに乗ってリフトを数本乗り継ぐので、当たり前といえば当たり前なんだけど…

*18:https://tabelog.com/nagano/A2001/A200105/20001363/

*19:ツルヤとよなよなエールのコラボ商品とのこと