ネコミミにひかりあれ

エッセイを書いています。

2021年1月に読んだ本

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今年は「1週間に1冊は本を読もう」と決めた。
憧れる人たちは読書家で、やっぱりよいアウトプットはよいインプットからだな、と改めて思ったからだ(これは私が一社目に働いた会社に起因する)。
自分で読んでメモを取るだけでも楽しい。だが味気ない。
だから、今年は1ヶ月に読んだ本をここで振り返っていきたい。

服部みれい「あたらしい移住日記」

あたらしい移住日記

あたらしい移住日記

2021年が始まって、最初に何を読もう?と思った時、服部みれいの日記を読もうと思った。この「移住日記」までに二冊(「あたらしい東京日記」「あたらしい結婚日記」)出ていて、この「あたらしい移住日記」が三冊目。

雑誌の編集者が東京で暮らし、結婚し、そして岐阜に居を移す、という人生の様々なイベントが軽い文体で書かれているので読みやすい。そしてちょっとスピリチュアルなのもいい。
私はわりとスピリチュアルなものが好きで、断言法とか掃除で開運、みたいなものであれば悪影響ないのでやっていけばいいと思っているタイプです。彼女の日常に散りばめられる「スペースクリアリング」とか「白湯」、「呼吸法」みたいなものは試してしまう。さすがにOリングとかはまだやっていませんが。

心理的安全性のつくりかた

話題だったので読んだ。読んだら、あまりにも今の勤め先と剥離していて落涙しそうになった。
部内で目安箱のような活動をしていた同僚氏(チームも部署も違うが会えば一言二言話す)が転職したあと、ふと「彼がうちの部署でやろうとしていたことは、この本に書いてあることで、心理的安全性をどうにか確保しようとしていたのだな」と腑に落ちた。
様々なワークが挙げられていて、それをやろうとメモはしているのだが、やっていない。きっとやらないまま本を手放すだろう。

堀江敏幸「おぱらばん」

おぱらばん (新潮文庫)

おぱらばん (新潮文庫)

これも再読。年始なのでなんとなく「自分が知っている文章に触れて、安心したい」と思ったのだろう。堀江敏幸のエッセイなのか小説なのかよく分からない文章が心地よい。収められた小説すべて氏の体験をもとにした小説なのか、エッセイなのか、曖昧だ。固有名詞が書籍などの名前以外にはほぼ出てこない。
私はここに収録された「黄色い部屋の謎」を読んでjoseph rouletabilleと名乗っていたことがあったし(訳が格好いいからだ)、エミール・アジャールの小説「ソロモン王の苦悩」も図書館で借りて読んだ。
そしてそのように自分の体験と書籍などを結び付けることを、堀江敏幸は「私にはそんなぐあいに、書物の中身と実生活の敷居がとつぜん消え失せて相互に浸透し、紙の上で生起した出来事と平板な日常がすっと入れ替わることがしばしばある。」と書いている。こういう文章が素敵だと思う。

平野啓一郎「私とは何か」

私には昼間の仕事(A)のほかに「別件」と読んでいる、平たく言えば副業が二つあり(B,C)、もう一つ行きたかった会社の業務委託を受けている(D)。Bで壮絶なミスをしたためAもCもDもすべて立ち行かなくなり、プライベートの私もいきなりパニックになって泣いてしまう、ということが先日あった。
「分人」という概念を知っていたけど、このありさまだ。
Aの私と、プライベートの、恋人と過ごしている時の私は違う私だ。
「たった一つの「本当の自分」など存在しない。裏返して言うならば、対人関係ごとに見せる複数の顔が、すべて「本当の自分」である。」
まえがきでこう書いてもらって、安堵したのに。まだ、「分人」の概念があまり自分に浸透していない。折に触れて再読して、嫌な自分を生きているときも安心したい。それは休日の私とは切り離されているのだから。

北原孝彦「ズボラPDCA

インターネットでよく見ている方が読んでいたので、取り寄せて読んだ。
PDCAを回しましょう、その前にとにかく考えましょう、みたいな本なので仕事術として使うならあまり役に立ちそうな感じはしない。そもそもPの立て方をあまり説明してくれないのだが、筆者の心配性には共感した。心配性というか、臆病さか。
経営している会社の従業員から連絡があるとドキッとする、お客さんが怒っているのか、それとも従業員が辞めてしまうのか…と思う、みたいなことを言っていて”人間味”を感じた。私もいつも誰かからの連絡には怯えている。

イ・ラン「私が30代になった」

私が30代になった

私が30代になった

  • 作者:イ・ラン
  • 発売日: 2019/05/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
先日、下北沢の古書ビビビに行った時に目に入ったので買ってみた。1ページ1枚のイラスト本だと知っていたら買っていただろうか…いや、買ったか。だるい時にさらっと読める。タイトルが刺さったのだ。私も12月に30代になったばかりだから。

成毛眞「バズる書き方」

私は自分の書いたものを誰かに読んで欲しいし、できれば「いいね」が欲しい方の、俗な人種なのだと自覚している。それなのに、レジに持っていく時の恥ずかしいこと。
あんまり参考にはならなかったが(たとえば「w」の使い方について書いてあったりする。新書だからな~と思って忘れることにした)、新書はこういう話題の本が出ているのか、と思った。
なぜか新書に苦手意識があり、あまり読まないで生きてきたのだが、たまには読んでみようと思う。

三宅香帆「バズる文章教室」

上の本と一緒に購入したけど、こちらは夢中で読んだ。
「はじめに」の中で私が思っていることがすべてフォローされていたからだ。つまり「フォロワーも特別なネタもないけど、誰かに私の文章を読んでもらって、いいなと思ってもらって、できれば広めてほしい」みたいなことが書いてあって、そうそう、これだ!と笑顔になった。
文章の書き方について思いを馳せると、文章の味わい方を考えることになる。読んでいてそれが面白い発見だった。美味しい料理を作るなら、美味しいと思う味を知らなくてはいけない。それと同じことが、文章で起こっているだけなのだ。

コーヒーと圧倒的自己肯定感

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毎朝コーヒーを買う習慣がついたのは、会社が入居しているビルの地下にセブンイレブンが入ったからだ。
皆がコーヒー片手にエレベーターに乗り込むようになったので、真似してみたところ、意外と心地よかった。
今のところ、セブンイレブン以外のコンビニでコーヒーを買ったことはない。近くにファミリーマートやローソンがあるというのに。会社の真下という理由以外に何か理由があるとすれば、それはコーヒーマシンである。

セブンイレブンのコーヒーマシンは、佐藤可士和がデザインしている。「分かりづらい」とテプラまみれになった哀れな筐体の画像を見たことがある。しかし私が惹かれるのは筐体ではなく、モニターに表示されるメッセージだ。
最初のゲームボーイのようなモノクロの画面に「ドリップしています」など、進捗を知らせる言葉と簡単な図柄が表示される。それをぼんやり眺めていると、ピピッと完成を知らせる電子音が鳴る。

「おいしいコーヒーが出来上がりました」

メッセージが表示された瞬間、私は衝撃を受けた。
このコーヒーは、生まれた瞬間から「おいしい」ことが決まっている。
圧倒的な自己肯定感。思わず写真を撮ってしまった。
表示される言葉は、単純に「コーヒーが出来上がりました」でもよかったはずだ。そこに「おいしい」と付け足したセブンイレブンの、すさまじい自信。

あたたかいコーヒーを片手に持ってエスカレーターを登りながら、ふと腑に落ちた。
自信は持っていたほうがいい。
思えば、食品はいつも自信満々だ。「おいしい」牛乳。ミミまで「おいしい」食パン。皆、自分のおいしさを自認し、誇りと自信を持っている。
私の場合は何だろう。文章が「書ける」人間、だろうか。

世の中には断言してしまった方がいいことが、きっとたくさんある。
セブンイレブンのコーヒーはその最たる例だ。どうせ飲むのなら「おいしい」コーヒーの方がいいに決まっている。
圧倒的な自信と自己肯定を見るために、またセブンイレブンに寄る朝が来る。

推しがいないオタクになったわたしのための

推しがいない。

なんだかみんなが熱烈にtwitterとかブログで書き綴るような、誰か/対象に対する"熱"が、私にはないな、と先日アドベントカレンダーに参加して気が付いた。皆の文章が面白いのは、熱量が高いからだ。誰かが好きなものについて語るときのあの熱、輝き、きらきらしたもの、感情を表現するのに追いつかない語彙。言い表せない魅力。でも話したくなる力。そういうものが、皆の書く文章を、ツイートを、輝かせている。

翻って、私はそういうものがない。

まあまあ頑張ってやっていたFGOはこの間アンインストールした。引継ぎコードは残したのでまたふいにやるかもしれないけど、レベルを最大にするとか、そういう熱はなかった。
ツイステもこの間アンインストールした。イベントを頑張って走れなかったのが敗因だった。0か100かで考えてしまうので「このイベント今からやっても時間が足りないな、じゃあいいや」と引継ぎコードを発行してから消した。そういうゲームがたくさんある。

でも、私は昔の熱を知っている。

私の推しは今も昔も変わらず坂本龍一、と言っていいだろう。教授とあだ名されるその人だ。老け専枯れ専どこ吹く風、あのロマンスグレーがいいんじゃないの(ロマンスグレーついでに。私はムーンライダーズならかしぶち哲郎が好きです)。
熱はだいぶ冷めてしまったけれど。
今もYMOについては同世代より深く話せるし、坂本龍一についても然りだ。

でも、そういう、人に伝播させるような熱は、もうない。
誰かに話したいとか、分かち合いたいとか、もしくはそういうのがなくても自然と溢れてくるようなものは、もうない。輝く妄想も、いびつに読み替えたい現実も、ない。持っていないな、と思う。
私はもはやオタク「っぽい」だけで、オタクではない。二次創作をやる気力もなければ、絵だって描かなくなってしまった。小話も書かなくなった。

オタクではなくなって、推しという存在がいなくなっても、好きなものは好きだ、と思う。

先日、坂本龍一が配信でライブをやった。
いつものピアノのセットリストねはいはい分かったenergy flowと戦メリをやるだろうと斜に構えて見ていた。実際にその二曲はやったのだが、戦メリの前に「The Seed and The Sower」が演奏された。目を見開いてしまった。え、そこでこれをやるのか。「聞きなれた曲しかやらない」とは、どの口が言ったのか。その曲は。私が知る限りは「戦場のメリークリスマス」のサントラとそれを全編ピアノで弾き直したカセットブック「アヴェク・ピアノ」、そしてそれをCDにした「Coda」でしか聴けなかったのではなかったか。*1それが今。なーにが「聞きなれた曲しかやらない」だ。「aubade」だって演奏されたとき笑っちゃったんだぞこっちは。三ツ矢サイダーのCM曲として書かれた曲…!

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アヴェクピアノは持ってないけどCodaは持ってる方の人間だった

しかしそういう熱も、何かを語るようなところには向かない。
私には語る相手がいないし、twitterで孤独に呟き続けるのも限界があるからだ。

たまにキラキラと輝く「推しの話をするオタク」を見て胸がつぶれそうになる。そこまで人生賭けられていいな、と思う。輝きに目がくらむことはもうなくなってしまった。あらゆる光源があるのに、自分は何かにはまりこんでも「アウトプットをしないといけない」と思い込んでしまうらしい。だから、はまり込まなくなってしまった。
昔、絵を描いていた頃もそういう気持ちになった。なんとなく、自分の描く絵はあんまりうまくなくて、似た内容でもうまい人が描いたほうが閲覧数が伸びる、ということを知っていた。それで、そういう人の妄想のソースになるようにテープ起こしのようなものをコンテンツとして差し出すようになった。それはそれで求められていたものだったので楽しかったが、ふと「これ"も"、私でなくても大丈夫だ」と思ったのだ。
公式のレポートを見ればいい。SNS全盛の時代であれば、ハッシュタグを追えば事足りる。
だから、自分が評価されたいと思った瞬間にそれは対象への熱ではなかったのだとはっきり自覚したのだった。

そういうよく分からない感情を、たまにこうして供養する。

*1:よく見たらplaying the orchestaでもやってたから探したらもっとやってそう

誰かの一日をずっと生きている

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昔から、誰かの日常を読むのが好きだった。
インターネットが発達して「リアタイ」とか「リアル」と呼ばれる一言日記が級友たちの間で流行りだしたぐらいから、私は知っている人・知らない人を問わず、とにかく人の日記を読むのが好きだということに気がついた。そして有益そうな情報があれば迷わず自分のアナログな手帳に書き残した。

たとえば、炭酸水をボトルで買って持ち歩くこと(そのブログの管理人は、サンペレグリノでもペリエでもない、なにか聞いたことのない名前の水を愛飲していた)。たとえば、アルビオンのスキンコンディショナーがとてもいいということ。
私の昔の手帳にはそういう断片的な「誰か」の情報が散らばっている。

私は、あなたがどういう人か知りたい。

あなたという「誰か」にずっとなりたかった。
あなたがどういうものを好み、なにを使い、なにを食べ、なにを着、なにを読み、いつ眠るのか。どんなところに行くのか。どんな音楽が好きなのか。いつ涙を流すのか。好きなお風呂の入浴剤。スタバのカスタマイズ。スマートフォンのケース。指名買いする化粧品。愛しているのは誰?
それらすべてを遠いところから見ていたい。

同じことがインターネットだけではなく、出版物にも当てはまる。
私は、誰かの日記を読むのが好きだ。

このコロナ禍において、その日々を書き留めておこうと思った人はたくさんいたようで、似たような本が二冊ほど出版されている。「仕事本」と「コロナ禍日記」という本以外にもきっとあると思うけど、私が確認したのはその二冊だ。そして私は前者を読んだ。
概ね緊急事態宣言が出た4月7日ごろからの、沢山の人の日記が載っている。2020年は、なにか色々なものが変わってしまった年だったのだと改めて思う。

私もスーパーで他人が後ろに並ぶの嫌だったよ、とか、いざ仕事をしようと思っても落ち着かない、とか、共感する心の動きが止まらない。ページを捲る手が急かされる。日記の中の見ず知らずの人々に共感し、心配し、勇気づけられる。
SNSが発達して浸透した結果、皆が日記を書かずともリアルタイムで共有される世界が来てしまった。私はそういうのも好きだ。だって「誰か」の生活や日常が垣間見えて、自分がそれを真似するのが好きなのだから。
でも書き留められた日記のほうが、より生々しくその人となりがにじみ出てくる(と思われる)のは、なんでだろう。

恋するものはいつも恋の対象を真似る。とは、菊地成孔のエッセイで知った概念だったと思う。東京タワーとエッフェル塔の話で出てきたはずだ。だから、私はいつも恋をしている。熱を持ってあなたの日記を読んでいる。
インターネットでも過去の偉大なエッセイストや文筆家たちでも、私ではない誰かになりたくて。

この記事は文芸 Advent Calendar 2020の12日目の記事として書かれました。
昨日はなのさんでした。
明日は川村和徳さんです。

買って・使ってよかったもの2020

2020年を総括するアドベントカレンダーには何を書こう。30歳になって少し経つから、そういう感慨みたいなものを書けたら良いかもしれない。そう思っていたのだが、あえなく崩れ去った。年齢は年齢でしかないし、2020という西暦もただの数字の羅列でしかない。2021年には2021年の買って・使ってよかったものを書くだろう。
twitterで募ったところ、16個ほど「ふぁぼ」がついたので、16個上げていく。昔ならこの16という数字は「赤ふぁぼ」で、その日一日ハッピーになる数字だったんだけど、それもただの数字だ。

  • オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリーの香水

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何を言っているのかわからないと思うけど、香水のドラフト会議を行った。2021年の1月はまだコロナ禍の軽い時期だったと思う。友人の家で、12本の香水を3等分した。

別のエッセイで詳しく書いた。この夏はこれしか履いていなかったのでは?というぐらい履き倒した。
厚底でボリュームがあるので、私のように身長は低いがヒールを履く体力がない人間にぴったりだった。

  • telfarのカバン

若者のバーキンとして有名になったtelfarの鞄。私は一番小さいサイズを買った。
財布、ケータイ、消毒液、タオル。それぐらいしか入らないが、その小ささが愛おしい。

マイプロテインとビーレジェンドを飲んでみたけど、Ultoraのプロテイン(抹茶)が一番美味しいという結論に至った。最近は青汁の粉末を混ぜて飲んでいる。

化粧品に全く興味がなく、高い化粧品が信じられないという感じの母にあげたところ「これ以外使いたくない」と驚いていた。やっぱり違うね、とも言っていた。
私もお金が続く限りはネイルズインクのトップコートを使いたいな。あまり塗り替えなくて済むので、減りは遅い気がする。

  • ドクターハウシュカのリップクリーム

もうこれ以外は使えない体になりつつある。

  • カトジュンさんコラボ服(タンクトップとワンピース)

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いずれも背中がバーンと空いており、体系的に苦しいのでは…?と思ったが大丈夫だった。
ジムに行っておらず、食事制限もしていない。たまに筋トレをするだけの女でも、背中を出していいことが分かったので良かった。

  • ディプティックのサテンオイル

香水を肌につけると、ラストノートがすべて甘ったるくなるということに気がついてしまった。ビュリーの香水もいい匂いなのだけど、自分の体臭と混ざった時の甘さに負けてしまう。
でもいい匂いの大人には憧れがあり、どうしたものかと思っていたらヘアミストという選択肢があった。私は髪が長いので、こういうもののほうがいいのかもしれない。

廃盤になるというので急いで買った。
そういった経緯はここの連載で書かせてもらっている。
結論から言うと「もっと早く買っておけばよかった」で、今はチップが壊れることや色がなくなる恐怖がある。

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守ってあげたい。

  • Danse Lenteのかばん

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Twitterでフォローしてるおしゃれな方が持っていて、うわーかわいい!と思って買ってしまった。
かわいい。実用性あんまりないけど、かわいいのでセーフ。

  • propoのめがね

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自分の手持ちの眼鏡の色が煩わしくなって、シルバーの眼鏡が欲しくなって買った。
友人が「ネコミミに絶対似合う」と勧めてくれて買ったものだけど、当たり前に似合ってよかった。

  • シャネル ルージュアリュールラック

ルージュ アリュール ラック - メークアップ
NARSやSUQQUのマットリップと迷って購入。色は79だったはず。
匂いも味も薄いけど、食事をしてもまあまあ残っているいいリップです。
私はこういうカシスみたいな色が似合うと思う。

  • +Jのダウン

実は色々購入した+J。ダウンとセットアップを買ったけど、今の所ダウンが大変よかった。
暖かいし、大げさなシルエットでかわいいし。

  • 快適ガードプロ

大好きなマスクをようやく見かけるようになったので、見つけ次第買っている。
本当はこれ以外付けたくないぐらい。そうも言ってられなかったので普通のマスクしてたけど。

  • GUのブーツ

ファインフィットスクエアトゥヒールブーツ | GU(ジーユー)公式通販オンラインストア
毎日こればっかり履いている(奮発して買ったオデットエオディールをボロくしたくないから)。
履きつぶす用としてならいいのではないでしょうか、という気持ちになる。軽いし。
私(22.5〜23.0)でもMサイズを買ったので、店頭での試着必須のはず。

今年はオンラインも使う年だった。
楽天のポイントが割と使いやすいことにようやく気がついて、毎月あるポイント○○倍の度に本を買うという愚行を思いついたのは後半に入ってからだった。書いていて気がついたけど今日の夜中までなので、また本を買っておいたほうが良さそうだ。積読はまだ何冊もあるのに。
来年はいくつの「買って/使ってよかったもの」があるだろう。

この記事は2020 Advent Calendar 2020の10日目の記事として書かれました。
昨日は サイトウナヲキ sai0825さんによる ベストオブ今年知ったナイスなミュージシャン でした。明日は drmayfa さんです。

2020年のわたしを支えたつくりおきレシピたち

2020年はあまり料理をしない年だった。
自分の中ではそう記憶していたが、iPhoneを見ると意外と作っていた。
私はスパゲティが好きなので大体その記録だったけど、中にはつくりおきと言えるものも結構あった(蒸し鶏など)。
料理の工程は記録していないし、私の料理には特にオリジナリティはない。
美味しいレシピを探してくるのが好きで、そのレシピ通りに作って美味しいと思うときが嬉しいときだ。
だから、ここでは何度も作って美味しかったレシピを紹介したいと思う。

ごはん系

  • 鶏肉と玉ねぎの炊き込みごはん

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マンガ食堂で紹介されていた美味しんぼ」のレシピ。
お米2合に対して、玉ねぎまるごとと、鶏むね肉を200g弱ほど、気分で入れる。
味付けはそれに醤油と酒。
おこげが出来て味も安定して美味しいし、余った分は冷凍できる、すごく美味しいレシピ。

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「沼」が有名なマッスルグリルで女性向け(お弁当を食べる人向け)として紹介されていたのがジャンピラフ
後に第二弾としてタコライスも紹介されていたのでこちらも作った。
調理の手間は圧倒的にジャンピラフのほうが簡単なので、こっちを作ることが多い。
だいたい4等分にしている(1200kcalらしいので一つ300kcal、お昼はこれにセブンイレブンのお惣菜で済ましている間が一番費用対効果が高かった)。

おかず系

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秘密のストックレシピ

秘密のストックレシピ

  • 作者:白崎裕子
  • 発売日: 2015/09/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
白崎茶会の秘密のストックレシピより。名前の通りストック=つくりおきレシピ集なので、このアドベントカレンダーの趣旨に一番合っている。
白崎茶会はビーガン/マクロビ系の料理だと思っているけど、その系統にしては珍しく(?)、思想がうるさくなくて良い。もちろん料理自体も大変美味しい。

  • なめたけ

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こちらも白崎茶会の書籍より。なめたけってこんなに簡単に自作できるんだ、という驚きがある。
一時期はゆで卵に乗っけて食べたり、クリームチーズをあわせて焼海苔で巻いて食べたりしていた。美味しいので。

  • シットリッシモ

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これも2020年12月に出たdancyuにレシピが載っていたけど、ご本人のyoutubeを見るのが一番良さそう。
これだけならまあそこまで、という感じなんだけどキュウリ+長ネギを使った、動画内で紹介されているアレンジレシピが美味しいこと。
この方のレシピは他にも白酢豚やきのこの炒めものを作ったけど、いずれも美味しかった。

おかし系
  • ガトーヤウー

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ヨーグルトの冷たいお菓子と焼き菓子

ヨーグルトの冷たいお菓子と焼き菓子

一時期本当によく焼いていた。焼いてアイシングを掛けたあと切って一切れずつラップにくるんで冷蔵庫保存。
糖質が若干オフになった粉で作っていたため、小腹が空いた時、そこまで罪悪感がないお菓子だった。

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一時期はまって作っていた、白崎茶会のレシピ。これはオンラインでレシピが見れる
米粉を使うのでちょっと扱いが難しいけど、慣れたら簡単なんだろう。事実、洗い物は小麦粉を使うものよりも格段に簡単。

  • そんなに何度も作れてないけど美味しかったもの

予約のとれない料理教室 ライクライクキッチン「おいしい! 」の作り方

予約のとれない料理教室 ライクライクキッチン「おいしい! 」の作り方

  • 作者:小堀 紀代美
  • 発売日: 2018/11/29
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
ariko418さんというインスタグラマー(という括りなのか?)の方から小堀紀代美さんという方を知って、料理本も買ってみた。紹介されていたミートソースが美味しかったのと(恋人の家で作ったので恋人の家の冷凍庫にまだ2回分ぐらい残っている)、豚肉のはちみつマリネソテー+きゅうりのベトナム風サラダ。みたいなものが大変美味しかった。こう来たか!みたいな味付け。
「謎チキ」を早く作ってみたい一心。ちょっと変わった、おしゃれな味の家庭料理を食べたいならこの本が良いと思います。

つくりおき

成功ということでいいでしょうか。いいかな。
この記事は「つくりおき Advent Calendar 2020」9日目の記事でした。
昨日はtoyaさんの「角煮(大根入り)」でした。角煮クイテ…おすすめ圧力鍋情報をお待ちしております。
tsukurioki.hatenablog.com
明日はhaze_it_acさんです。つくりおき、楽しみにしております。

#今年やってよかったこと

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※この記事は「今年やってよかったこと Advent Calendar 2020」参加記事です

コロナ禍の2020年、どちらかというとやらなかったことの方が多いような気がする。夏の旅行は諦めたし、ライブを見に行くのも(そもそもライブ自体が中止というのも多かったが)諦めている。
そういう状況下での「やってよかったこと」って果たしてどれぐらいあるだろうか、と思う。

メルカリに服を出す、ということは今年やってよかったことの一つだ。

捨てるぐらいなら売ってみたいが、どうしてもラグタグに持って行くのが面倒くさい。
そういう服を、思い切ってメルカリに出してみた。
何度か値下げしたものの、概ねこちらの狙い通りの価格で売れてくれた。もちろん定価よりは安いけど、それでも「売れた」という成功体験が心地よかった。あとは、化粧品が売れるというのも予想外の出来事だった。さすがにリップは出したことがないけど、アイシャドウを出したところ定価の半額以下で売れた。
こういう需要もあるんだ、というのが意外だった。今までは、合わなかった化粧品はすべて捨てていたので。

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もう一つ、Scrapboxに読書記録を付けるというのもやってよかったことだ。
去年から継続しているけど、本を処分するにあたって読書記録が存在することで読みなおす手間がなくなったからだ。この本どうだっけ、と読み直してしまうと本棚はぐちゃぐちゃなのに時間だけが溶けてしまう。そういう状況に陥ることが無かった。

今年はもう一個、本当は「転職」がここのトピックスに入る予定だったけど、それは順延。
なんでも伸びていくのが今年の運勢らしい。

一日遅れましたが12/6担当はnecomimiiでした。
本日7日はゆーきさんが担当しています。
yuukiki.com