ネコミミにひかりあれ

エッセイを書いています。

少しだけビールが飲めるようになった

ウェブの無料漫画をめちゃくちゃ読んでいる。
連載を追っている漫画に「琥珀の夢で酔いましょう」がある。

ビールの漫画なんだけど、私はビールが飲めない。
いや飲めなかった。いままで。

先日、ふとこの漫画の無料掲載分(2話)を読んでいて、昔苦くて飲めなかった「水曜日のネコ」を白ワイン代わりに飲みたい、という欲望がわいてきた。
いつもなら白ワインを合わせるシチュエーションだけど、水曜日のネコを飲んでみたくなったのだ。

恋人とお昼ご飯の材料を買いに行って、私は「水曜日のネコ」を、恋人はコエドビールの緑を買っていた。
しっかり白ワインも買ったんだけど…。

帰宅して、余っている豆腐があるのを思い出して、これも余っていた生ハムで巻いてオリーブオイルと黒胡椒を振った。
少しだけパンチがある味になって美味しいおつまみと、柿の種と、水曜日のネコと、コエドビール。


びっくりしたんだけど、飲めたのだ。
前は苦くて飲めなかったのに、そのほろ苦さが美味しい。

調子に乗ってコエドの緑ももらってみる。

なんとこれも飲めた。
柑橘の香りがさわやかで、後味が苦い。
ご飯に合わせるならレモンサワーではなくてこういう味なのではないか。
みんながこういう飲み物を飲んでいる理由がすこしわかってきた。

後日、別の場所でミッケラーを飲んでみた。

苦いけど美味しい!フルーティーなにおいがする!

ここまで三種類飲んで自分でわかったのは、温度が高くなると苦くなってくる、ということだった。
だからまたミッケラーを飲んだ時はキンキンに冷やして飲んだ。

知らないお酒を飲めるようになって楽しいし、嬉しい。
どうも可愛い絵柄が多いからそれを見るのも楽しい。
今のところ水曜日のネコが一番おいしいけど、またなにか違うものにはまり込むかもしれない。

ワインを飲み始めた頃は、ドイツワインのマドンナが一番好きだった。いまはコノスルの適当なワインがいい。
そういうふうに、好みは変わるし、飲めるものは増えていく。

最近は「こはよい」集めて、紹介されているビール飲むのもいいな、と思っているところ。