三連休を書き留めておく - ネコミミにひかりあれ

全くまとまらないんだけど、ブログの書き方を忘れちゃいそうだから書き留めておこうと思って。

8月10日

高校野球を見るのが大好きなのでこの日もなんとなく眺めていたら、甲子園の灼熱のスタンドにメガネをかけたおばあちゃん？が並んでいるのが見えた。頭巾の上に野球帽をかぶっているような気がした。でもこの日の高校の名前を見て勝手に納得する。聖カタリナ高校だったから、たぶん、シスターが応援に行っていたのだと思う*1。

ル・コルビュジエ。について何も知らないに等しいんだけど、気になって行ってきた。
bijutsutecho.com
この展示をやっている大倉集古館はホテルオークラの敷地内にあるんだけど、ホテルオークラといえば谷口吉郎。ル・コルビュジエについて、私は谷口吉郎の「雪あかり日記せせらぎ日記」で触れられている箇所しか知らない*2。だけどなんとなく気になって行ってみたんだけど、この世界的な建築家が絵画を描いていたとは知らなかったわけで…面白い展示だった。

美術手帖のホームページ内にある「行列」という絵のセンターに描かれているの、たぶん犬で、垂れ耳で大きいからラブラドールかゴールデンだと思う。
家にゴールデンレトリバーがいるので、ゴールデンであってほしいと思ってしまう。

8月11日

普段は行けないお店でランチを食べようということで、お昼から飲むことになった。
カウンターに座って、そこにiPhoneを立てかけて日本酒とつまみをちびちびやっていると、隣のおじさんに声をかけられた。それ、三浦？と。
私のiPhoneにはプロ野球チップスのカード、ぶちラジステッカー、XGのステッカーが入っていて、多分一番目をひいて目立つのはプロ野球チップスのカードだ。三浦大輔のカードが入っているので「誰ですか？」と言われることもあれば、今日のように「三浦？」と一発で言われることもある。
話しているうちに隣のおじさんが野球好きで巨人ファンということがわかり、カウンターの中にいる大将は六大学野球を見に行っていたことがあるということがわかった。飲み屋で知らない人と話す経験があまりないけど、これは恋人が話しかけやすい雰囲気だからだと思う。私一人だったら絶対こんなことにはならなかっただろう。
これからハマスタ行くんです、と言ったら「楽しんで」と言われた。いい試合になるといいね、とも。

地震から、全てが怖い。不安をぐっと押し込んで日々を生活している。
私は「安寧」が何よりも好きで、変化を嫌い、全てが今のままゆっくり衰えていけばいいと思っているので、劇的な変化が怖い。たちすくんでしまう。
ハマスタに行くのも怖い。怖くて、ずっと何も起きませんように、できれば勝てますように、と祈りながら行った。

野球を見ているとそういう気持ちはどこかに行くと思ったが、なかなかそうもいかない。ちょっとだけ暗い気持ちと、すごい湿度の中で野球を見ていたけど、後ろに座っていたお兄ちゃんたちの会話が面白くて明るい気分になった。チャンステーマが完璧に歌える、おそらく野球経験者のお兄ちゃんたち。ありがとう、私はあなたたちの会話があったからいつもよりも面白く野球を見ることができたし、ちょっと沈んでた気分も持ち直した。負けたけど。

8月12日

明日から仕事だから、なんだかなあと思いながら、のんびり起きた。
恋人がキンキンに冷えた白ワインを飲みたいと話すので、私もそういう気分になって、若山曜子さんのレシピでクリームペンネを作る。

鶏肉をちょっと奮発していいのを買ったからかむちむちして美味しかった。こんなに簡単なのに(にんにくとか使わないの)、プロの味がするのはやっぱり料理家のレシピだからだな、と思う。料理エッセイみたいなものを読んでいると分量を書いていないものが結構あるけど、分量がキモだよ、と思う。もちろん食材の組み合わせで「こんなに美味しくなるの」という驚きはあるけど、水分をどこまで飛ばすとか、そういうのが書いてあると料理家の仕事だと思う。
白ワインをほぼ飲み切って、今日はなんとドーナツもある。

恋人と付き合っていて嬉しいところが色々ある。手の感じが好きとか、趣味がいいとか、色々あるけど、やっぱり味覚が合うのは嬉しさの中でも上位だ。エスニックも辛いものもいけて、お酒を一緒に飲めて、甘いものも食べられる。温かいコーヒーと甘いドーナツを二人で食べながら高校野球を眺めたら、憂鬱だった気持ちがその瞬間は和らぐ。