ネコミミにひかりあれ

エッセイを書いています。

テート美術館展に行った(朝一番に)

朝一番に美術館に行くと、なんだか良いことをした気分になる。作品を見て回っただけなのに!

tate2023.exhn.jp

恋人に誘われて、テート美術館展を見に行った。
六本木の新国立美術館に行くのは数年ぶりのような気がしたけど、千代田線乃木坂駅から直通で(外に出ることがなく)行けるのは初めて知った。
おかげで、暑い中だらだら歩かなくて済んだので良かった…。

10時の開館ジャストぐらいから鑑賞開始。
何点か公開時間が決まっている作品があって、再入場ができないので11時からのものを待って見たけど、それでも11時過ぎには展示室を出ていた。
集中力がないので、このぐらいの点数で、絵画だけでなくメディアアートが入っていたのでありがたかった。展示にメリハリがある。
一緒に行った恋人は「ちょっと少なかったね」と言っていたので、普通の人からしたらボリュームは少なめなのかもしれない。

鑑賞し終わったあとに「心に残ったのはなんだったか」とか「光の処理がすごい」とか、自分がどう思ったか・感じたか、みたいなことを意識的に言語化して話せたような気がする。
これは最近「目の見えない人は世界をどう見ているのか」で、ソーシャル・ビューの話を読んで美術館で「見えているもの・見えていないものを言語化する」というのをちょっとだけやってみたつもり。

メディアアートはどれも面白かった。
「黄色vs紫」は11時からの公開だったので少し待ったんだけど、ちゃんと見てよかった!
黄色と紫がじわじわ減衰したり現れたりするのは、反対色?だからだよね…?理科の実験みたいだ。
「光の音楽」も、どういう仕組みなのかわからないけど不思議だったな…流れている音楽も相当好きでした。

トスカーナの海岸の灯台と月光」という絵がすごく良かったので、ショップでポストカードがあればいいなと思ったけどなかったので、モネの絵柄を買った。
それと帯留兼ブローチ。これは、いい感じのエコバッグを買ったらつけようと思ってます。たのしみ!

…正直に言うと、美術館の展示を見に行くことに苦手意識があった。
そこに展示されているものの凄さは学がないからわからないし…と思っていた。
でも、作品は見に行くとその大きさや凄みがわかるかもしれない、と今は思う。なにより行って見ることで自分の中に何かが堆積していくのを感じる。
ブログをよく読ませていただいているあそさん・あとりさんが美術館によく行っているのを見て、あ、私も行ってみたい!と思った衝動に素直に従ってよかった(誘ってくれた恋人にも感謝だ)。
やっぱり実物を見ると楽しいし、嬉しいな。