ネコミミにひかりあれ

エッセイを書いています。

文学フリマ東京39ありがとうございました!+メイキング

ここに文フリの看板あるのおもしろい

12月1日に行われた文学フリマ東京39、初めてのビッグサイト開催ということもあってちょっと緊張してたけど終わってみたらいつもの?文フリだった。
ブース間が狭いことも、人混みで向こうに行けないのも流通センターと同じ雰囲気があった。3回しか出てないのに分かったようなこと言ってる自覚はある。
新刊・既刊問わずいま私の手元には在庫が全くない状態なので、増刷ちょっと考えます…申し訳ございません…。

この記事については「檄!帝国華撃団」を流しながら読んでもらうといいと思います。

www.youtube.com
私は文フリの原稿中にこのCMを目にしてゲキテイ買った人間です。

当日日記

朝ごはん

前回と同様にスタバで貴族の朝ごはんを食べる。ちょっと緊張してたけど、少しだけ元気になった。
モーニングは2種類あって、いつも少し安い方を食べてしまうんだけど、次回はちょっと高い方を食べようと思う。ドレッシングがそちらの方が美味しかった(一口もらった)。

とにかくクロワッサンが美味しい〜。コーヒーも濃いめ・マイルド・デカフェの3種類から選択できてよい。私はいつもマイルド。

ビッグサイトに何時に着けばいいかな?と考えて、10時過ぎに着くようにしましょうという話になる。途中、近くのコンビニでお菓子とお昼ご飯を買って、ゆりかもめを使うルートで向かう。新橋駅の乗り換え途中にトモズがあったので、次回同じルートを通るならトモズで何か買えそうだ、というのは覚えておきたい。
ゆりかもめ、久しぶりに乗ったんだけど10年以上前にコミケに出てた頃、スタバでテイクアウトしていくのに憧れたなというのを唐突に思い出した。
でもゆりかもめ駅にあったはずのスタバは空っぽになってたんだけど。いつからないんだろう。

ビッグサイト
超快晴

西の3・4ホールということで、私はちょっとだけ馴染みがある場所だった。といっても馴染みがあるのは西の1・2ホールだけど。コミケに出てた頃は東館配置はあまりなくて西館配置がほとんどだった。今日は東で赤ブー主催のイベントがあるらしく、それに向かうらしき方々とゆりかもめが一緒だった。
結果的に10時ごろに着くというのは正解だった気がする。開場待ちの列に少し並んで、スムーズに入ることができた。
今回、なんといってもダンボール箱や梱包材をその場で捨てることができたのがよかった。これはビッグサイトだからだと思う。

あと空調は私はちょうどよかった!
当日の服装を書いておくと、冬の生地のボディスーツ一枚+暖かめのタイツ+ミニスカートだったのであまり防寒は出来てなかったと思うけど、ちょうどよかったな〜。コートを脱いでいる方がたくさんいたので、暑かったのかもしれない。

ブースを作る
いつも通りのテーブルクロス。

いつも通り、布を広げる→本を出す→お品書きなどを立てる、でブースの設営完了。
ゴミ箱にテンションが上がりすぎてダンボールを早々に捨てちゃったのがちょっと失敗だった。足元に置いておく用に、一個は残しておくべきだった。
島中配置でもブース内は余裕があってよかったです。

開場

結構早々に完売してしまった?気がする…。申し訳ございません。
今回は在庫管理をしていたはずなんだけど、途中で折本の部数が合わなくなったりしました。申し訳ないです。
新刊として準備していた「2024年何着てた?」は14時ごろまでには無くなってしまって、以降はペーパーを配るブースになっていました。
折本については「無料配布」というのがわかりづらかったっぽくてこれも…ほんと…すいません…。

「ブログ読んでます」とか「『りっすん』読みました」とおっしゃってくださる方がほんと多くて、励みになりました!
来年も「りっすん」で書けたらいいな。書かせてください!(?)
www.e-aidem.com

前回私が留守中にスペースに来てくださる方が割と多かったようで「猫耳さんですか」「違います」みたいなやり取りがあったと聞いたので、今回は「本人シール」を作って貼っていました。結構いい感触だったので次回もやろうと思います。

ちなみに売り場に残す人間には「ネコミミの代打」シールを貼っていました

朱野帰子さんのブースに行った時に「本人シール?いいですね!」とお話いただけたのすごく嬉しかった…///

あと今回も自分に負けそうだったので、ウエストランドの二人に見守ってもらっていた。

今回も見守ってもらっていた

アクスタ本当に便利な文化だと思う。

#文学フリマで買った本



結構買えたかも…?

次回について

次回の文学フリマ東京40は出ることが確定しています。
c.bunfree.net
何を持っていくかはまた考えますが、来年5月11日、よろしくお願いします。

メイキング・オブ・文学フリマ東京39

ここからメイキング。いつか誰かの役にたつかもしれないから…。

新刊を1冊取りやめにする

実は作っていた本を1冊販売中止にしました。
「はたらく弱いひと」としてアナウンスしていた本ですが、書いた後に「こんなこと書いちゃってよかったんだろうか」という不安でいっぱいになり*1、結果取りやめてしまったという感じです。
刷っていたので当日届いており、あらためて読んだのですがやっぱりこれは世に出さなくて正解だった気がしたので、次回の文学フリマ東京40あたりできちんと新刊として出したいと思います。きちんと「仕事と私」というテーマで行くと思います。よろしくお願いします。
未来の自分へ。ドヤ感をもって書くと失敗するのでやめましょう。

折本を作る

新刊を1冊中止にしてしまったので、来てくださる方には何か…何か…と思った時に折本という選択肢を思いつきました。天才かもしれない、と思ったんだこの時は。
私が使ったのはこの折本メーカーです。
orie.comilab.net

しかし作るのは大変だった…!!
折り目がうまくいかないと本がガタガタになるので*2、ちょっと読みづらい個体もあったかもしれない。すみません。
あと同行者にめちゃくちゃな重労働をさせる結果になった*3ので、折本も思いつきでやるものではない。

挿絵の黒を間違える

これも未来の自分への提言なんですが「2024年、何着てた?」には挿絵が8ページ付いています。その挿絵は当然モノクロなのでモノクロ原稿で作ってるんだけど、黒指定を間違えてました。凄すぎる。こんなことあるんだ。(?)
入稿後に印刷所の方からお電話いただいて発覚しました。本当にすみません…。
黒を使うときはそれが本当に黒色なのかも確かめたほうがよさそう。いや〜こんなことあるんだ…。

配色を頑張ってみた

今回、表紙はかなりシンプルに、色を使ってみようと思っていた。
というのも自分の既刊が全部薄ぼんやりした色なのに対して、本屋さんで見かける可愛い本はぱきっとした可愛い色が多かったから。所有してて可愛い本がいいじゃん!なんて思ったりしたんでした。で、そういえばデザインセンスってないな、と思いまして。そこで便利だったのが以下ふたつ。

jxnblk.io
いい感じの2色を提案してくれる。今回の表紙は全部このサイトの提案で作っています。
しかし2色だけだと本って成り立たないよな、と思った時はもう一つ。

coolors.co
何色かの組み合わせを提案してくれるサイト。
色の固定ができるので、上のhello colorで出した色を固定して、プラスアルファでどんな色が合うかな〜っていうのを考えることができる。
私ほど色使いが微妙な人間もいないと思いますが…。

おわりに

本作るのやめられないのなんでなんだろう。読んでくださる方がいるからです。本当にありがとうございます。
ブースで話しかけるの緊張すると思うんですが、いつも話しかけていただいてありがとうございます。だる絡みしちゃった人もいたかもしれないです。すいません。1冊も売れなかったらどうしようて思うんだけど、いつも荷物軽く帰れて嬉しい。

本、作りたかったら作っていいと思っていて、なんか同人誌でも装丁凝ったりコピー本じゃなかったりするすごいかっこいい本みんな作ってるけど、私はそういうのもあっていいし自分も作りたいと思いつつ、とりあえず本の形になってればセーフと思っていて…。
私は確かに文筆家兼会社員になりたいという小さな夢があるけど、それはそれとして、本を作る側がそんなに構えなくていいよなと思ってます。コンビニでコピー取って2つとか4つに折ったペーパーだって本じゃんと思って生きてる。やった側に立ちたいね、って思ってるので新刊を刷っている、そういう感じです。文フリ以外のイベントも出たいので、何かあったら出るぞ、の勢いでやっていきたいと思います。
(日記祭りは申し込み忘れてました…次回開催を待つぞ…)

*1:この辺りは当日の無料配布「文学フリマ東京39 制作日記ミニ」に書いたので読まれた方は同じ話をしてすみません

*2:折り目が難しい

*3:前日に100枚強折らせる+カッターで切れ目を入れる+折本の形に折らせた。3〜4時間はかかった…