ネコミミにひかりあれ

エッセイを書いています。

mame kurogouchiではなくてmameがすきだった

タイトルの通り。

わたしがmameを知ったのは、確かGINZAに載っていた市川渚のインタビューだったと思う。
当時まだあった表参道のedit for luluで胸元にスリットが入ったワンピースを買った。それを着るのが冬は楽しみだった。

何も見えない写真しかなかった。

2014AWは好きすぎて、そのあともう1着だけ頑張ってワンピースを買った。
鈴蘭のシーズンで、わたしは鈴蘭がとても好きなので(フェイラーの鈴蘭柄のポーチも愛用している)、たしかバイトと貯金を頑張ったのだった。渋谷西武で買ったんじゃなかったかな…。

年に一度着るか着ないかだけど、ずっと好きで手放さずに持っている。

そのあとも何着か買っては手放して、いま手元にあるのはmameの頃のワンピース3着だ。
mame kurogouchiになってからの服の傾向と私の好みがすこし外れてしまったから、毎シーズン見るけど購入はしなくなってしまった。
美しい服を眺めるのは楽しいが、自分は着ないなあ、と思う。

だからタイムラインでたまに予約しましたとか、そんな話を見るとなつかしくなる。自分もそんなに熱を持って追いかけていた頃が確かにあったから。
そういえば大昔表参道であったサンプルセールも行った記憶がある。あれはmameだったかな。


お誕生日には毎年ランチをご馳走してもらうんだけど、その時はお気に入りのワンピースを着ていくことにしている。
この年はmameの鈴蘭柄のワンピースとダンスレンテの鞄を合わせたくて着たのだった。

クローゼットのなかで、買った時の思い出と一緒にゆっくり年をとっていく。何枚か手放したものもあったけど、まだ残っている服とはこれからも生きていくだろう。
そういう服に、2014AWのmameはなったのだ。

今週のお題「マメ」