ネコミミにひかりあれ

エッセイを書いています。

ときめきの賞味期限

ものをすぐに買えないタイプだ。
衝動買いというのがあまりできなくて、ああでもないこうでとないと迷った結果、定価より高いお金で買うとか、サイズがなくなるとか、手に入らないとか、山ほどの失敗を重ねてきた。
買って失敗するのが怖いのだと思う。
買い物は恋に似ている。いや、どんな事象も恋に例えられると思うけど、こうやって欲しいものを思い浮かべている時間は、言うなれば「恋に恋している」時間だ。

なんて無駄なんだろう!

でもやってしまう。
お金は無限ではないから、と一生迷ってしまう。ずっと迷っているとそのうち「欲しい」という気持ちが摩耗して、どうでもよくなる。恋に疲れてしまうのだ。

ときめきにも賞味期限がある。
結果買わなかったものが山ほどある。別の人生では買っていたかもしれないものたち。


これは結構前にまとめていた画像。
例えばこんな感じに欲しいものを挙げてみても、買ったものは二つ?しかない。びっくりする。

でも、あまりにもときめきを寝かせすぎて、最近は心が腐敗してるような気もする。妬み嫉みがひどいのだ。
ときめく買い物は心をきらきらさせる。
もう少し、自分が欲しいものは手に入れてもいいかもしれない。残りの人生、早めに買ったほうが減価償却はすぐに終わるんだし。