ネコミミにひかりあれ

エッセイを書いています。

ようやく嗅覚が元に戻ったと思う

においが気に入って、THE PUBLIC ORGANICのシャンプーとリンスのセットを買った。
楽天市場に出していたお店は凄くて、朝の決済であれば当日発送だという。
それが届く頃には、もう嗅覚が薄くなってしまっていたのだけど。

コロナの陽性と診断されたのは、8月3日だった。
前日にPCR検査を受けているから、おおむね8月1日〜8月2日ごろから、コロナにかかっている感じだったのだと思う。
週末には名古屋へ行って、中日ドラゴンズvs横浜DeNAベイスターズ戦を見たり、ひつまぶしを食べる予定だったのが、全部吹っ飛んでしまった。
会社はリモートワークなので良かったが、この年になると38度出るともうだるい。
数日休ませてもらうことにした。

さて、熱も咳も治って、あとは喉と鼻水ぐらい…。
(コロナの症状として、鼻水が出るのは意外だった。咳と喉がメインだと思っていた)
さっき食べたペペロンチーノも美味しかったし、これでもう治るな。
そう思っていた、8月5日の夜。もう、においがなかった。
救いだったのは味覚があったことだ。
でも、たとえば辛辛魚のように、魚粉でおいしさをブーストしているような食べ物は、美味しさが半減しているように思えた。
どうもダシの味や繊細なニュアンスはわからないようだった。

亜鉛、ハナノア、手持ちの香水を嗅ぐこと…。
できることはなんでもやったけど、それでも朝起きてにおいがわからないのはショックだった。


私にできる最大限のこと

Twitterを見るとおおむね二週間ぐらいで治っている人が多いように思う。
自分も治るだろうか?治らなかったら?と、不安な気持ちで色々なもののにおいを嗅いだ。

8月13日、駅を歩いていたら漂う悪臭に気づいたから、もう治ったといっていいだろう。

発症してから10日ぐらい。
治るのに個人差はあれど、熱が下がってからの方が苦しみが長かった。
「ならないほうがいい」と言われるコロナだけど、なってしまったらしょうがない。
時間が薬になると忍耐強く耐えるしかない。

なってから言えることだけど、とにかく家の近くの発熱外来を調べておくと便利。
なぜならターミナル駅とかだと予約が取れないから。