ネコミミにひかりあれ

エッセイを書いています。

曇天

  • なーにがボディポジティブじゃい、寝言は寝てから言え、と思う。
  • 最近鬱々としている。日中食べる量を努力して減らしたのはいいんだけど、土日わりと食べてるなあ…と自己嫌悪に結構陥りやすい。実際昨日とか自分で決めて「今日はおやつにドーナツを食べるゾ」と思って食べたのに、食べたあと凄まじく嫌悪感に襲われた。
  • 精神が良くない、というのはそれはそう。
  • ボディポジティブ!多様性!みたいなのを見るたび嘘をつけーッ!と思う。相変わらず雑誌は普通に綺麗な体型の人しか載ってないし、二重瞼の人しかいない世界だ。
  • 今更自分の体を愛しましょうみたいなキャンペーンやらなくていいと思う。自分の価値観の中では自分はいつも足りておらず、小学生の頃自分の名前の由来を調べましょうという授業で親切な友達に聞いた「亜というのは少し足りないという意味なんだって」(真偽は知らん)(わたしは亜という漢字が入る名をしている)というのを思い出す。
  • 少し足りない。
  • それはそれとして小田切ヒロ様の一重瞼の化粧見ました?月山京香様がモデルで出てるやつ。
  • 本当に良かったので普通にRMKのアイシャドウ買った。なんなら他の化粧品も買う勢い。
  • 言葉の節々に少しずつ気になる言い回しはあるけど(一重瞼「でも」かわいい、みたいなやつね)、小田切ヒロ様は向き合ってくださっている…という気持ちになる。
  • この分野で向き合ってくれていると思うのは人類皆美しいみたいな哲学の吉川康雄様ぐらいなんだけど小田切ヒロ様も様付けで呼ぶぐらいにはもう。ハマっちゃってます♡みたいな気持ちがある。
  • かなり前、著名な方のイベント行った時、最後の質問タイムで「一重瞼の人はどういう風に化粧をすれば良いですか?」と聞いて「アイメイクを軽めにして唇に重きを置く」と言われたのと対比してしまう。当時はなるほどね!と思ったけど、今この、マスク全盛の時代でもそういう回答になるだろうか。
  • そしてもうかなり前になるけど、この様にわたしが悩んでいる時に整形すれば?となんでもないテンションで言われたこともたまに思い出してうーんとなる。そういう問題じゃなくて、わたしはわたしのまま愛されたいんだよ、わかってくれよ、と思ってたんだよな。今は大丈夫です。
  • ときに転職して三ヶ月が経った。三ヶ月面談という文字がカレンダーに見えたし、まだクビと言われていないのでとりあえず試用期間は乗り切ったとみていいだろう(たぶん)。
  • 自分への転職祝いを、5月の時点ではいいものがなかったから、とりあえず三ヶ月経って試用期間が終わったら、と思っていた。いいものあるだろうか。
  • なんとなく精神がよくない。足もお腹も細くなってるのかわからない。筋肉ついてるのかどうかもわからない。毎朝まあまあ頑張ってたと思うけど、食事もまあ少なくしてるけど、出口がない。
  • だからボディポジティブという語に対してハァ?と思う。自分の体をいきなり愛せるようになるわけないだろアホか目を覚ませ。という気持ちになる。