もう言い訳もできない…。
環境が変わることに伴う落ち着きのなさが凄まじい月だった。料理本と漫画はノーカウントにしているけど、漫画は「かしましめし」4巻が出ていたので読んだ。私はやっぱり「おっさん」が好きだな、と再確認する。ビターな「ハチクロ」だ。私は修ちゃんが好きだった。料理本は白崎茶会の「へたおやつ」と石橋かおりさんの「おいしすぎる糖質オフスイーツ」を買って、いくつか作った。
やっぱりストレスを感じたら粉をいじる、これに尽きると思う。
月刊新潮 2021年3月号
そういえば、この本の感想を書いていなかった。コロナ禍日記。自分の誕生日を含む期間を教授が受け持っていて嬉しかった、という感想に終始してしまう。
今ぱっと思い出せるのはキクチはもう少し違う文章の形のほうが嬉しかったなということだった(「スペインの宇宙食」の巻末の日記が一番好きなので)。
多和田葉子の日記が読めて嬉しい気持ちと、池田亮司もコンピューターが壊れて途方に暮れたりするんだと不思議な気分になり、滝口悠生の日記に西武の勝敗が書いてあるのが大変よかった。あと朝吹真理子は、いま「だいちょうことばめぐり」を読んでいるけど、うん、朝吹真理子の文章だなという気持ちになる。
とにかく様々な他人の日記を読むのが好きなのだな、と再確認した。
担当の松崎さんは「どうか焦らないで、のびのび続けることがなにより大切だからゆっくり取り組んでね。」と言ってくださる。
(p.98 青葉市子)
私もこのように言われる文筆家…ライター…執筆業者…になりたい。なるぞ!
嶋田美津恵「育爪のススメ」
【特製ネイルファイル付き】育爪のススメ 飾る爪から きれいな自爪へ
- 作者:嶋田美津惠
- 発売日: 2016/12/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
実用本は入れないんじゃなかったのかよと言われそうだけど、手当たり次第に育爪系のものを買って「?」となっていたので基本を学ぼうと思って読んだ。
amazonあたりのレビューに書いてあるけど、爪を削る時の形が図解で載っているのが良い。こういうこと、もっと早く知りたかった。
山内マリコ「The young women's handbook〜女の子、どう生きる?」
The Young Women's Handbook ~女の子、どう生きる?~
- 作者:山内 マリコ
- 発売日: 2020/05/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
私はもう30歳なので、雑誌に写る他者と自分を比較して凹むことがなくなった、と言いたいけど全くそんなことはない。「自分で自分をいいね!と思えれば最高で最強」みたいなことを言っていたけど、その境地に至るまでが本当に遠い。
ジェーン・スー「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」
- 作者:ジェーン・スー
- 発売日: 2016/04/12
- メディア: 文庫
そもそもこの本、ブログに加筆修正したものが主らしい(先に出典一覧を見た。なんらかの雑誌の連載だと思ったから)。本の中で一番勇気づけられたのはその部分だった。私もブログなりなんなりを頑張ろう!と、わけもなく思った。
多分「TBSラジオ」という接点だけだと思うけど、読んでいて文体が菊地成孔っぽいな〜と感じた。
菊地成孔のキャラクターを知らない母とライブを見に行ったとき「よく喋るねえあの人」と言っていたのと同じかもしれない。私がジェーン・スーという女性のキャラクターをよく知らないまま読んだから、そういう雑な感想に帰結したのか。
ドミニック・ローホー「少食を愉しむ」
- 作者:ドミニック ローホー
- 発売日: 2020/11/26
- メディア: 単行本
読み終えて「わかる!結局量ですよね!」という気持ちになった。基本的に「食べ過ぎるな」「考えて食べろ」みたいな話を繰り返している本だった。「痩せている人がなぜ痩せているか?痩せることに人一倍関心があるからだろ」みたいな話が載っていて笑ってしまった。それはそうだ。
たまに読み返して自戒するための本という感じ。私も最近は夜を食べ終わってから16時間空けて次の食事をするようにしているけど、これはやっている人多そう。
もう5月になっている。今月から環境ががらっと変わるので、ぼちぼち読んでいけるようにしたい。
新書とかも読むと面白そうだから、そういうものを読んだらよさそう。