ネコミミにひかりあれ

日記を書くことがあります

2021年3月に読んだ本

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言い訳だけど、転職活動がかなり佳境で、本を読むどころではなかった。
面接で話す内容をもやもや考えながら、次落ちたらどうしよう?と思いながら、電車の外とスマホの画面をぼんやり眺める毎日。
それでも2月よりは冊数を読んだが、わりと再読が多かった。多分、自分が知っている内容を読むことで、安心感を得たかったのだと思う。

藤森かよこ「馬鹿ブス貧乏で生きるしかないあなたに愛をこめて書いたので読んでください。

強烈なタイトルに惹かれて読んだけど、自己啓発というよりは「自己啓発に役立つ読書リスト」という感じだった。ので、タイトルほど殴ってくる印象はなく、どちらかというとお節介焼きの藤森女史がこういう知識があるといいよ!って教えてくれる本だった。
なので、殴られたい人が読むと微妙に肩透かしを食らうかもしれない。

人付き合いが苦手という自認がある私にとっては、たとえばp.228の「出会う人はすべてあなたの教師だ。10歳の子どもからも学ぶことができる。」という文章が刺さる。藤森女史の語り口は柔らかいけど、強烈な心配を感じられる。
自分が読もう/勉強しようと思っている分野(金と健康と語学)について、強烈に「読んでおかないとヤバいぞ」と念押しされる本だった。折に触れて読み返したほうがいい気がする。
続編もあるので読みたい。読んだほうがよさそう。

「仕事文脈」セレクション 「女と仕事」

女と仕事 「仕事文脈」セレクション (SERIES3/4 3)

女と仕事 「仕事文脈」セレクション (SERIES3/4 3)

  • 発売日: 2018/02/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
自分の転職が決まったので久しぶりに読んだ。
様々な仕事に就く女性のエッセイ集で、その仕事が様々だから、読むタイミングによって刺さる部分が違う。
以前読んだときには「ふーん」で流した「あまちゃん」の評論も、先日読んだときは「うわ~!あまちゃん見ておけばよかった!」と思ったし、本屋を営む方のエッセイで「続ける」ことに触れているのも刺さった。

ロバロバカフェをオープンした当初から「ロバロバ通信」というフリーペーパーを私の担当で作っていました。それは8年間続けました。
(p.45 お店をしていることが好き)

そして、思うのだ。文章を書くことだけは手放すものか、と。

自分がいまの職場を離れるというタイミングだからか「転職しました、のその先で」と題された文章も刺さった。自分の仕事の意味が、仕事の成果物だけではなく周りの人たちに対してもあるのかどうか、みたいなことは事務員としてずっと考えていく事柄だと思う。

ジョン・キャリールー「BAD BLOOD」

日本語訳が出てたのを知って悲鳴が出た。はやく言ってよ!
医療スタートアップ「セラノス」の不正を暴いたWSJの方の著作。しかしWIREDでは「ジョン・カレイロウ」とされていたのが「キャリールー」という名前になっていた。より発音に近い方なのだろうか。

wired.jp
WIREDの記事で満足できる人は別に読む必要はないと思う。

スマホアプリやソーシャルネットワークなら完全でなくても構わない。なぜなら、それで人が死ぬことはないからだ。でも医療の場合、話が違う」

上記のWIREDの記事からの引用だけど、これで俄然、興味が出た。

本は事実が淡々と述べられていくので特にドラマティックなことはないけど、強いて言えば冒頭でいきなりCFOが解任させられる、というのがドラマティックだろうか。証言をしようとする元社員たちは弁護士に睨まれるし、なんなら本名や住んでいるところまで割られるんだけど、それでも屈しない。告発をしなければ、という使命感。
こういうのもセラノスが「医療」に関するスタートアップだったから、ということだろう。それがこれだけの熱狂と詐欺を生んだのだ、とは本書かどこかのウェブ記事か、両方に書いてあった気がする。

読み進めながら、クローズアップされる元社員たちがろくな目に遭わないのは知っているから、ハラハラしてしまった。そして第19章でついに、地の分に「私は、」という単語が出てくる。キャリールー氏の視点になる。もう結末を私は知っているのに、そこまで全く安心できなかった。
この人はいつ会社に失望するんだろう。いつ打ちのめされるんだろう。夢を実現できる技術がここにないと知ったら…そう思いながら読み進めていた。

小早川明子/平井愼二「悪い習慣をやめる技術」

自分は転職をするときに呼吸法(谷川俊太郎もやっている!みたいなやつ、服部みれいの本で知った)をよくやっていたのだけど、そのように「体の動きと呪文を合わせて、一日のうちに複数回やる」というのは新しい習慣をインストールするのに有効なんだなという気持ちになった。
パソコンもファイルを削除するときも、一度「白紙」をそこに作り出している、という話を聞いたことがあって、習慣を「辞めさせる」というのは自分のなかにフラットなもの、習慣をしていない状態を作り出すことなんだろうなと思う。
おそらく手元に残す本。
p.96あたりからの実践編みたいなところだけでもパーっとさらって読むといいかもしれない。

服部みれい「あたらしい東京日記」

あたらしい東京日記

あたらしい東京日記

  • 作者:服部 みれい
  • 発売日: 2012/06/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
「あたらしい~」シリーズではこれが一作目なんだけど、ちょうどいい塩梅でミーハーとスピリチュアルが混ざっている気がする。やたら代々木八幡のNewportが出てくるので久しぶりに行きたくなった。会社をサボってファラフェルのピタサンドを食べたことがあるんだ。
「都会で田舎の暮らしをする日記」みたいな、都市にいるけどスローペース、みたいな暮らしに憧れる。自分の芯がしっかりあって、おしゃれをするけどきちんと健康的、みたいな。