ネコミミにひかりあれ

エッセイを書いています。

星に手を伸ばすこと:アマン東京でランチを食べた

先週末、アマン東京でランチを食べてきた。
私は何もしておらず、全て好きな人の手配によるものだけど、
「予約が取れたからアマン行こう」と言われた時はドキドキした。

www.aman.com

たくさん出てくる方(?)を頼みました。
メニューがPDFになってるの便利。2016年06月ってファイル名だけど7月もこれでやってるのかな。
丸くて平べったいパスタがとても美味しかった。

以下、上記PDFのメニュー転記。
たぶんこのメニューを食べたと思う、お魚はレモンマリネと仰ってた気がしたけど。。

平政のカルパッチョ
キオッジャビーツと珊瑚草

コルツェッティ
浅利とズッキーニ バジルの香り

鱧のフリット
ビエトラとルバーブ

山梨県中村農場産甲州頬落鶏のディアボラ風
インゲンのウミド 黒大蒜のオーリオ

ティラミス
エスプレッソのグラニータ

小菓子

コーヒーまたは紅茶

ティラミス、スポンジがぐじゅぐじゅしているのが(エスプレッソを染みこませるから仕方ないんだけど)苦手なんですが、
こちらのものはそんなにぐじゅぐじゅしていなくてよかった。
あとエスプレッソのグラニータ(シャーベットです)がしゃりしゃりして美味しかった。

好きな人と、シャンパン+白ワイン(はちみつの匂いと味がした…!)を飲みました。
こういう美味しいワインって一生のうちで何回飲む機会があるんだろう。

食べ終わってからフロアをぐるりと歩いて、見て回った。

「雑誌でよく見るところだ!」と思いながら。
黒が基調なのに重苦しくないの、天井の和紙の照明のためだと思うけど(そしてそういう配慮があるのだろうけど)、
おしゃれだな〜と思いました。語彙の足りなさ。

水盆、外国人の方がベンチと間違えて(?)、腰掛けてしまうことがあるとのこと。
びちゃびちゃじゃん……。
水が這わせてあるのが一瞬分からなくて、私も触りそうになったけど。
すごく静かだし、近寄らないと水盆だって分からない。

帰ってからもぼんやり、一週間も経つのにまだ夢みたいだなと思う。

席の周りがシーーーンとしていなくて、話し声の中で朗らかに過ごせたのだけど、
それが良かった。私はあまりこういうところにご飯を食べに来ない人間なので、緊張してガチガチになってしまうのだけど、
今回はそれがあまり無かったはず。

世にたくさんいらっしゃる、いわゆる「キラキラアカウント」みたいな、ゴージャスな生活をしている方々を見、
自分はそういうことは全く出来ない、と思うのだけど(ホテルで優雅にランチとか、宿泊とか、お高いスキンケアを使いまくるとか)、
星に手を伸ばすことまでは禁じられていないので、たまの機会を作って(もらって)、
おもいっきり楽しむことで良いのでは、と思った。

アマンに行くためだけにワンピースを買いました、なんて言ったら笑われそうだけど、
素敵な思い出になりそうだったから服を新調して、パンプスも修理した。
化粧も、落ちにくいYSLのティントリップにした。
結果、星に手を伸ばして、ぎりぎり届いた素敵な思い出がiPhoneのカメラロールに何枚も入っている。

このワンピース、試着したときにテンションが上がりきって笑顔が止まらなくなり、
好きな人も「ああいう、レースみたいなの似合うよ」と言ってくれた服なので良かった。
私の「かわいい」と好きな人の言う「かわいい」は微妙に違うことが多いのだけど、
mameの2015AWの紺色のワンピースとか、たまに「かわいい」が重なるので、そういう服を増やしていきたいと思う。