ネコミミにひかりあれ

エッセイを書いています。

ラジオのように書き出してもよい:TikTokしらないの/仕事ができない話はつらい/衝動買いできない

昨日は飲みの場に出掛けていて、布団に入ったのは0時を回ってすぐだった。dマガジンが更新されて、1日遅れの週刊ベースボールが配信されている、と思った時にふと気付いた。
今日(明日)は木曜日だから、ラジオのように〜の日だ、と。
本当はこれの前に一つブログを書こうと思っていたのに、決めた曜日の強制力でその記事は下書きに寝かされる。

TikTokしらないの

昨日聞いた話で一番衝撃的だったのは、若者(二十歳そこそこ)の子たちはまず検索するときにTikTokを使い、そこでヒットしなければInstagramを使う、ということだった。
ググレカスなんて死語なんだな、と改めて思う。まあ私が今二十歳だったとしてTikTokを入れている方の人間かと言えばそうではないだろうし、相変わらずTwitterに張り付いていそうだけど。

昔、特定の二次創作の組み合わせをずっと追っていた頃、当時は2ちゃんねると呼ばれていた掲示板に同志を見つけた時の喜びったらなかった。
あの頃は拙い知識で過去スレ一覧を見てはCtrl+fでそれと思われる言葉をたくさん入れて、自分と似た嗜好の知らない誰かを探していた。

今だったらTikTokになるのか?それが?
全く想像がつかない。

他人の仕事できない話を聞くのがつらい

TikTokの話は仕事がめちゃくちゃできる年下の知人から聞いた。そういえばその場にいたのはみんな年下だけど、私より年収高そうだった。

TikTokの他にも色々な話をしていたけど、前に働いてた人が仕事できなかったよね、みたいな話があった。
メール1通書くのにどんだけかかるの、みたいな。
そういう話を聞くと、あ、私もこれは裏でいろんな人に言われてるんだな、と苦しい気持ちになる。

なのであんまりチームで話す時はそういう話には乗らないようにしている。飲みの場は別。
でもやっぱり苦しい。あいつ仕事できないよねと笑いかけられるたび、その「あいつ」は私だよ、私は同じぐらい仕事できないよ、と思う。

衝動買いできない

しかし昔からそうなんだけど、何回やっても学べない。
欲しいと思った時に買わないから、三ヶ月後ぐらいに定価より高い価格で買ったり夢に見たりする。

衝動買いが不得手だ。

何をやるにせよ人より三歩ぐらい遅れている気がする。決断力がなくて、何ヶ月も寝かせてしまうから。
一昨日、ようやく欲しいと思っていたヘアオイルを買いました。買ったけどさあ〜匂いが不安だよ。香水がわりに使いたくて買ったけど合わない匂いだったらどうしよう?

そんなことばっかり考えてたけど届いたものを嗅いだらそれは杞憂だった。今日本当にツイ出ない日で、しにたいと消えたいが交互に繰り返されてたけど、オイルがいい匂いでよかった。

で、ラジオのように

まだMETAFIVEのラストアルバムを注文していない。
衝動買いができなくて、BD付きのものを買っても見れなくない?と悩んでいる。
三ヶ月以内には買うだろう。環境と心理入ってるし。

だからこの曲を聴きながら書いた。
♪ METAFIVE - Submarine

ラジオのように書き出してもよい:己の裸を見たくない / iPhone13が欲しい / ニュースから遠くなる

先週、ふと思い立ってラジオのように雑談が流れていくブログが書きたいな、と思って書いてみた。それが良さそうだったら本当にラジオみたいに毎週何曜日にアップしようなんて思いながら。
昨日、hatenablogのトップページでピックアップされていて、後押しされているような気持ちになった。だから今週もラジオのようにやらせてほしい。

この間の坂本龍一RADIO SAKAMOTOは全く聞いてないんだけど。教授お元気だろうか。

己の裸を見たくない

なんかいきなり何を言ってるんだって話なんだけど、自分の裸をあまり見たくない。
運動が実を結んでいない、ちょっと緩んだ体を見るのがつらい。いや、わかる。小麦粉は美味しいし、野菜が圧倒的に足りてないし、運動も足りていないのはわかる。
わかっているから、自分の「できなさ」を見せつけられてつらいのだと思う。
今朝はずっと裸について考えていた。

願わくば、少女漫画に出てくるような女性の裸体になりたい。なりたいけど、少女漫画の登場人物たちはたぶん「昼に入れなくてお昼ご飯が16時になって何も作る気が起きないからもずくとセブンイレブンの冷凍ピザ」なんて食事はしないんだと思う。

できればツェツィみたいになりたいなーって思って人生で初めてkindle版買ったよね。

今日も16時ぐらいにセブンイレブンの冷凍ピザを食べた。
台所で冷凍ピザを8等分にして、ああもう休憩が30分ぐらいしかない。急いで食べる。残り20分。表情筋を動かすことも減ったし、私どんどんダメな裸体になっていってるんじゃないか。

そんなことを思いながら昨晩のニュースをぼんやり眺める。

iPhone 13が欲しい気がする

iPhone 14が発表されていた。大昔、auからiPhone 4Sが出た時は大騒ぎだった。ようやくauからも出た!と、ずっと欲しかったiPhoneケースを買ったのを覚えている。


とにかくこれを使いたくてiPhoneにしたんだよなー。

いまはガジェットについて、そんなに楽しいこともないし、面白いこともない。
Android2.x系の頃は本当に面白くてカオスだった。OSのアップデートがされない機種があるとか、そんなことが分かるわけがないから高価なスマホがいきなり使い物にならなくなる日が来るんだというのも面白かった。

しかしなんでTwitterとインスタとインターネットをやり、たまに写真を撮るためだけの機械がそんなに高価なんだろう?と思う。いや、だからこそ高価なんだと思うけど。
リナカフェなうとか言ってたころより格段に毎日SNSにどっぷりだよ。

14はちょっと高すぎて買えないんだよな〜〜〜。数字は不吉だけど、13でいいかなって思ってる。
ふと端末代を調べたらもう支払いは終わっていた。更新月じゃないけど、真剣に検討しようと思う。

iPhone XSは最近すっごく熱くなるのだ。持っていられないぐらいに。
なんかそういう言い訳を並べて散財しようとしてるな…。

iPhone XSでもかわいいケースがあればいいんだけど、さすがにもうあんまり残っていない。
透明ケースにして背面にエスコバーとかBURTONのシールとか入れていた時代があったけど、もうなんか面倒になっていまは裸で使ってる。

ニュースから遠くなる

とかなんとか書いてたら野球は贔屓しているチームが負けてるじゃんよ〜〜〜。
こういう日はニュースを見ない(スポーツニュースをみたくない)。連敗とかするとニュースを全く見なくなるので世相が本当にわからなくなる。

応援しているチームが負けるとぐえ〜っとなるのはなんでなんだろう。私の人生にまったく関係ないのに。
たとえばリーグ優勝とかしたら本当に嬉しいけど、嬉しさって全く持続しない。

嬉しかったことをずっとずっと思い出してると、いつか擦り切れて再生できなくなってしまうんじゃないかと思う。

で、ラジオのように

ラジオといえばジングルとか曲紹介だよなあ、とAMよりはFMを聴いていた私は思ってしまう。
じゃあ一日の終わりにこれ聴こう。レイハラカミ、「ばらの花」

ラジオのように書き出してもよい:バレットジャーナル / 手帳 / 残業とリベンジ夜ふかし

ラジオをあまり聴かないのだけど、好きなラジオ番組はいくつかあった。
大昔、くりぃむしちゅー上田晋也がやっていた「知ってる?24時」がすごく好きだったし、坂本龍一RADIO SAKAMOTOも眠い目をこすりながら聴いていたし(ファンだからだけど)、
うまのりラジオも大好きでPerfumeはそこで知ったんだけど、最近はオモコロの音声放送の更新を楽しみにしている。

ラジオは話題がなんとなく移り変わっていく。移り変わらないものもあるだろうけど…雑談系を好んで聴いているのもあるかもしれない。
人の雑談を聴くのって面白いんだな、と音声放送を流しながら思う。
(これはマンスーン・ヤスミノという二人のキャラクターが大きいと思うんだけど、、二人とも聴かせる雑談がうまい)

だからブログでもそういうのをやっていいんじゃないかな、って思って、やってみることにした。

バレットジャーナルの本を買った


最近TODOを紙の手帳に書き出して管理するのにハマっている、と書いていたら本を紹介してもらえたので早速買って読んでみた。

バレットジャーナル、私は超綺麗に飾るのが本質だと思っていたんだけど、そうではなくて、
「紙とペンだけで暮らしをマネジメントする」ことを目的とした手帳術とのことだった。
そういうのやりたいな〜と思っていたのでありがたい。
やっぱり発言すると良いことがあるんだなと思う。
バレットジャーナル用のノートも買ったし、良い感じのところで今ガリガリ使っているSUNNY手帳からなんでもないA5サイズのノートに移したい。

手帳の時期になる。

手帳の時期になるといつも悩んでいる

手帳。毎日持ち歩きたいもの。
何年もほぼ日手帳を買っていたけど、最近なんか違うかも?と思って別の手帳を彷徨って何冊も手帳を無駄にしてきた。
Googleカレンダーのほうが検索性高くてスマホで管理できるのに、なんで紙の手帳を使っているんだろう?と思ったときに、
「月間のスケジュールを俯瞰できる」
「恥ずかしいことを書き出せる」(受け入れてくれる感じがある)
という二点があるのかも、と気づいたのだった。

(SUNNY手帳、恥ずかしいことたくさん書いてる気がする)

特に恥ずかしいことを書き出せるのが重要で、
人生に迷っていると「ゴール」が見出せなくなるし目標もわからなくなる。
そういう時に手帳にだらだら書いてみると、おぼろげながら見えてくるような…気がする。

いつも人生に迷ってて、平日の日中はいつも「早く消えたい」「ここからいなくなりたい」という感情が9割を占めている。
そういう時にふと「こうなりたい」を書き出したページを見ると、
一瞬「なにもかも成功した未来」が見えてもう少し頑張るか、日常って終わらないし、みたいなよく分からない気持ちでぼちぼち歩き出すことができる。

リベンジ夜ふかしすごいつらい

柄にもなく残業をしていて。
それがすごくつらい。毎日「消えたい」「いなくなりたい」と思い続けているのに自室のデスクから離れられない。
昨日は残業を終えてリビングに降りたらプロ野球の試合がもう8回とかで、なんで?と思ってしまった。

そういう時は早くお風呂に入ってすぐ眠ってしまったほうがいいのに、
なぜかだらだらと時間を潰してしまう。そういうのを「リベンジ夜ふかし」と言う、とどこかのインターネットで見た気がする。
自由時間が取れないから、睡眠時間を削ってでも確保してしまう、みたいな。

そして寝不足で判断力がバグっているので、朝ごはんにトーストを食べた後余っていたパイナップルケーキをたべました。ひどい

書いてみて思ったけどこれは普通にブログでは?

ラジオのような流れる雑談は難しい。難しいけどこういう書き方もありってことで…。

「ほんとうの自分なんてどこにもいない」と画面の中の主人公が叫んだから、私は自分を生きている。

本当にいろんな世界を救ってきた。もちろん異世界転生をしているわけじゃないから、ゲームの話だ。

家には物心ついたころからファミリーコンピューターが置いてあって、
母親がドクターマリオをやっている横で2Pコンについていたマイクで邪魔したりしていた。

初めてはまり込んだゲームは、ポケモンだった。
コロコロコミックコミックボンボンに影響されて、ポケモンポケモンフォロワーを含むRPGばかりやっていたけど、
前情報なしに、なんとなくやってみたのがFFTA、「ファイナルファンタジー タクティクス アドバンス」だ。

住んでいる街が突如としてFFの世界になってしまう。
今でいう「異世界転生」のような話のなかで、主人公のマーシュは世界を元に戻すために奮起するが、
クラスで仲が良かった友達たちはそれぞれの理由から現実に戻ることに否定的で、敵対していく…。
みたいなストーリー。私は今だったら絶対にマーシュを憎むと思う。

たしかこの攻略本を中古で買って持っていた。

それまではRPGばかりやっていたから、FFTAのシステムは新鮮だったし、戦闘を縛る「ロウ」の存在も面白かった。
しかしそれ以上に、遊んでいた時から10年は軽く経っているのに、ずっと心に残っているのは、
ラスボスとなったミュートと、それに迫るマーシュの会話だ。

現実世界ではいじめられっ子のミュートは、世界を元に戻したくない。
対してマーシュは、色々あるけど世界を現実に戻したいし、戻るべきだと思っている。
ミュートを倒せば世界が元に戻る。物語の最終盤で、マーシュが叫ぶ。
「本当の自分なんて、どこにもいないんだ!」
「今日まで積み重ねてきた自分が、自分なんだ!」
もうセリフの細部は思い出せないけど、これがえらく刺さった。

当時の私は「素敵な自分にいきなり変身できる」と心のどこかで思っていた。
それが叶わないことも知っていたけど、どこかでずっと期待していた。
大好きな漫画やゲームのように、ある日いきなり何かが起きて「素敵な自分」になれる、と。

そんなことはない、とマーシュが言う。
私が育て上げた、すごく強いユニットになったマーシュが言う。
本当の自分なんてどこにもいない。ここにいるのが本当のぼくだ、って。
気がつくとゲームボーイアドバンスに涙がぼろぼろ落ちていた。

私はこの私のまま生きてゆかねばならない。

文字にしてしまえば簡単で当たり前のことを、ゲームが、こんなにも強く教えてくれた。
もう一回あの衝撃を味わいたいけど、FFTAは現在もバーチャルコンソールにはない。
はやく色々なゲームがSwitchで遊べるようになってほしい。
そうしたら、いつでも私に迷った時、マーシュのセリフを反芻できるから。

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paiza×はてなブログ特別お題キャンペーン「私がハマったゲームたち」「ゲームでプログラミング力を試してみよう」
by paiza

おやすみに罪悪感

先週、有給をもらった。
金曜日から三連休にして、久しぶりに会う友人と遊んだり、恋人と餃子を包んだりした。
短い間だったけど、なかなか充実したお休みになった。

今朝の出勤時、チャットに「お休みいただきありがとうございました!」と書く。
手を合わせるマーク(Slackではprayという絵文字で登録されている)を添えて。
なんで私の休みなのに謝ってるんだろう、と思う。もやもやするんだ。
すごくふてぶてしいと思うけど、私の有給休暇なんだから、別に「いただき」ではない。
「ありがとうございました」も何かおかしい感じがある。

「お昼いただきます!」とチャットに書く。
謝るマークをつける。Slackではbowと登録されているやつ。
出勤直後にお昼休憩をとるとか、ちょっと長くもらうとかならまだしも、
なんでお昼休憩をとるのに謝ってるんだろう。お昼入ります、でいいじゃんと思ったりする。

チャットでやり取りをしているせいか、必要以上に「休むことに罪悪感があります!申し訳ないです!」というアピールをしてしまう気がする。
早く帰れる日は「すみません、早いですが失礼します」と書くことがある。
別に「すみません」じゃないよなあ、と思いながら。

誰かが「お昼長くてすみません><」と書く。たった10分、せいぜい30分程度の延長で。
別に長くないよとコメント出来ればいいのに、と思う。「なんとなく」それが出来ない。
誰かが「今日早めに失礼します!ごめん!」と書く。別にいいよと思う。
仕事だってそんなに無いし、あったところでそこまで考えないと思う。
家族と過ごす時間とか、自分の時間があって当然だし、そのために働いているんだし…と思ってしまう。

自分が予防線として張っている、建前の罪悪感が、ぎりぎりと自分の首を絞めているような気がする。
毎日のパスワードをポジティブにするといい影響があるとかなんとか、見たことがある。
じゃあ毎日毎日、自分の時間を適度にもらうことに罪悪感のある言葉を書いていたらどうだろう。
その時は手癖で無心で書いていても、後々効いてくるんじゃないのか。

なんとなくそういうことを思った。
(明日からも普通に「少し早いですがお昼いただきます!ごめん!」みたいなテンションで生きていくとは思うんだけどさ)

ようやく嗅覚が元に戻ったと思う

においが気に入って、THE PUBLIC ORGANICのシャンプーとリンスのセットを買った。
楽天市場に出していたお店は凄くて、朝の決済であれば当日発送だという。
それが届く頃には、もう嗅覚が薄くなってしまっていたのだけど。

コロナの陽性と診断されたのは、8月3日だった。
前日にPCR検査を受けているから、おおむね8月1日〜8月2日ごろから、コロナにかかっている感じだったのだと思う。
週末には名古屋へ行って、中日ドラゴンズvs横浜DeNAベイスターズ戦を見たり、ひつまぶしを食べる予定だったのが、全部吹っ飛んでしまった。
会社はリモートワークなので良かったが、この年になると38度出るともうだるい。
数日休ませてもらうことにした。

さて、熱も咳も治って、あとは喉と鼻水ぐらい…。
(コロナの症状として、鼻水が出るのは意外だった。咳と喉がメインだと思っていた)
さっき食べたペペロンチーノも美味しかったし、これでもう治るな。
そう思っていた、8月5日の夜。もう、においがなかった。
救いだったのは味覚があったことだ。
でも、たとえば辛辛魚のように、魚粉でおいしさをブーストしているような食べ物は、美味しさが半減しているように思えた。
どうもダシの味や繊細なニュアンスはわからないようだった。

亜鉛、ハナノア、手持ちの香水を嗅ぐこと…。
できることはなんでもやったけど、それでも朝起きてにおいがわからないのはショックだった。


私にできる最大限のこと

Twitterを見るとおおむね二週間ぐらいで治っている人が多いように思う。
自分も治るだろうか?治らなかったら?と、不安な気持ちで色々なもののにおいを嗅いだ。

8月13日、駅を歩いていたら漂う悪臭に気づいたから、もう治ったといっていいだろう。

発症してから10日ぐらい。
治るのに個人差はあれど、熱が下がってからの方が苦しみが長かった。
「ならないほうがいい」と言われるコロナだけど、なってしまったらしょうがない。
時間が薬になると忍耐強く耐えるしかない。

なってから言えることだけど、とにかく家の近くの発熱外来を調べておくと便利。
なぜならターミナル駅とかだと予約が取れないから。

誰かの生き方を真似するのが好き

日記を読むのが好きだ。Instagramを遡るのも好きだ。
とにかく誰かのブログを読み漁っては、その人の生活習慣や好きなものでピンとくるものがあれば、真似をするのが昔から好きだ。
こういうことは現実世界で言うと気持ち悪がられると思うが、ブログはそこまでではないと思う。
鞄の中身特集やポーチの中身特集が好きなのも、他人のキャラクターが見えるから好きなのだと自分ではかんがえていたのだが、おそらく違う。
誰かの生き方を、その誰かになれないのに真似するのがすごく好きなのだ。

一番最初に「この人になりたい!」と思ったのは、菊池亜希子だ。
今は亡き月刊誌「PS」の愛読者だったので、少しサブカルな姿勢も、イラストのうまさと趣味のよさに本当に惹かれた。
これも今はないけど、原宿のKDDIデザインスタジオで原画展をやるというのでわざわざ出かけた記憶がある。
そして彼女の真似をしてTO&CO.(これも今はない!)の靴を買ったのも、もう10年以上前のことだ。


これはKDDIデザインスタジオで配布されていたものだったと思うけど、勢い余って2部取ってる。

その次に明確に「この人みたいになりたいなあ」と思ったのは、高山都だった。
菊池亜希子に憧れたときのように「丸ごと全部なりたい!」というわけではなかったが、とにかく料理は美味しそうだし、毎月よく走っているし、身長が低くて自然体、というのも好感があった。
料理がうまい人に対するある種の信頼もある。
実際、この本の中で紹介されているツナとプチトマトの和え麺はよく作ったし、料理ページも何個か写真で保存してある。

そして「この人の生活に憧れるなあ」と思ったわけではないけど、日記を書く態度として服部みれいをずっと追いかけている。
「みの日記」の前の三冊(「あたらしい東京日記」「あたらしい結婚日記」「あたらしい移住日記」)はカバーが擦り切れそうなぐらい読んだ。
彼女に影響されて始めたこともあるし、なんならマーマーマガジンが作っていた手帳だって持っていた。
湯たんぽを買ったのは完璧に彼女の影響だ。少しずつ私の暮らしに取り入れたいと思って、まだ湯たんぽしか取り入れられていない。
何度かイベントで実際に見たことがあるけど、すごくチャーミングでパワフルな女性だった。

この間ふっと目について買った梨花の本だって、そういう…ホリスティックといえばいいのか、生活の知恵のようなもので溢れていた。
白湯を飲むとか、舌のこけを取るとか。服部みれいの本で読んだなあと思って文章をよく見ると、同じ医師が紹介されていたりする。
どことなく繋がっている。ライフスタイル系の本を何冊も読むと、私の「こうなりたい」が浮かび上がってくる。

読んだ記憶をなくしていても、なにも習慣が身に付かなくても。
それでも、私はやっぱりどうにかして私を変えたいのだと思う。変わってほしい、って半ば祈りのように、日記もブログも読み耽ってしまう。
そうしている間になにか行動すれば良いのに。