ネコミミにひかりあれ

エッセイを書いています。

別にどういう働き方でもいいやと思った退職者の話

この記事は退職者 その2 Advent Calendar 7日目の記事です。
昨日はiyanayatudazeさんで、明日はY_uuuさんです。

転職活動について

だいたいここに書いてあった。
necomimii.hatenablog.com

正規雇用から非正規雇用に落ちることについて

本当は私だって正規雇用のほうがいい。
当たり前だけど、身分が安定するから。

面接では「うちの事務職は基本的に契約からなんです」と何度も言われた。
現職以外でも某サイト運営の会社だと「事務職は5年で雇い止めなんです」と言われた。
まあ、誰にでもできるだろう仕事だから仕方ないな、と思う。

私は誰にでもできる仕事ばかりしている。だから、別に、いきなり首になっても驚かない。
会社に行ったら社員証で入れないとか、別件もいきなり仕事のサイトに入れなくなるとか、
そういったことがいつ起こってもおかしくはない、と思う。

その上で非正規雇用でもいいや、と思ったのは、もう転職活動に疲れてしまったからだった。
8月に退職が決まっている。夏に向かう季節のなかでまだ先が決まっていない。
二次面接まで行った企業ではさんざんな対応を受けたし、あんなに憧れていた企業では、
書類は通ったものの面接で愛想の「あ」の字もない人が出てきて心が砕けちゃったんだよ。

そういうことが起こったあとの「契約でごめんなさい」「でも、僕たちはあなたをすごく評価しているんです」
という態度がどんなに嬉しかったことか。
面接でかましたハッタリはもう通用しないだろう。思ったより使えないと思われてるかも知れない。

でも現職ではことごとく褒められるし、なにかにつけて「仕事が早い」と言われる。
もちろんミスもよくやる。自分が消えてしまいたいと思うことも前職より減ったか?と言われると、
そこまで大差はないと思う。
でも、あのまま前職にしがみついていたら、もっと心が砕けていたかも知れない。

私はどこに行くんだろう。でも、少し自由だなと思う。

女と仕事 「仕事文脈」セレクション (SERIES3/4 3)

女と仕事 「仕事文脈」セレクション (SERIES3/4 3)

そうそう、これを読んだときに「うわ、自由だ」と思ったのでした。
自分の心が死なない程度に働きたいし、会社にも役立っていきたい。
それでいいんじゃないかな。今のうちは…。