ネコミミ新世界

日記その他もろもろ

香水の可能な範囲

ふと甘ったるい匂いがして、自分ではないことを確認してから視線を遠くに向けて視界をフラットにすれば、たぶん隣の女の子がその匂いの源なのだった。
たぶんわたしよりも5歳以上は若くて、髪を染めていて、たぶんインスタグラムのフォロワーがフォローより少し多くて、お気に入りの香水なのだろうな。そんな感じだった。オーパラディスの香水のラストノートに似た秋の匂いだった。

恋人にミラーハリスのローズサイレンスを分けてあげていたのは結構前だと思う。ユニセックスとまではいかないけど、そこまで女らしくない薔薇の匂いは恋人に似合っていたし、わたしにも似合っていた。そのあとジャスミンの匂いを挟んで、細長い香水瓶のコロンが恋人の匂いになった。イリス。薔薇。もしくは何か忘れてしまったけど甘い匂い。香水の範囲を考える。

最近のわたしはといえばあまり香水をつけていない。この間ナルシソ・ロドリゲスのフォーハー(マゼンタの瓶のものだ)を買って、なかなか気に入って付けていたのだけど、オフィス向きではないような気がしてやめている。
結局、昔愛用していたギャルソンのルバーブに戻してしまいそうだ。もしくはレモン。

何をつけるのが適切なのか、というか日中は香水、付けないほうがいいのか。
迷ってみるものの、ごく稀に仕事帰りに会う恋人からいい匂いがしたりすると羨ましくなる。その香りの気配。

オフィスでお隣になった女性(うつくしい)(かわいらしい)は、大変いい匂いがする。いい感じの範囲に香らせるもの、それをずっと求めている。