ネコミミ新世界

日記その他もろもろ

外圧の話

絵を描くことがアイデンティティにならない自分、それはそれで気楽で腑抜けでいいんだなという気分になった。
高山なおみのエッセイで、機織り作家になりたかった自分がまだ押し入れの中に残っている、という話をしていて、わかる、と思った。私もそういうふうに「人から喜ばれると嬉しい」ということが私を動かして、文章を書くのが好きになったので。
人に喜ばれる。褒められる。いいレポートだったね!って言われる。あなたの文章が好きと言われる。そう言われたら、にこにこして文章を書いてしまう。承認欲求から何かをするの?と言われそうだけど、私はそういう、外からの力によって自分がぐにゃりと変わっていくのを良しとするタイプだ。
外からの力。
恋人が私のことを可愛いという。一重まぶたのことも、ずっとコンプレックスで濃い目の化粧だったけど、薄い化粧のほうがいいという。白いワンピースが似合うよ、と服を見ていると言われる。だいたい、それがいい方向に向かうんだから不思議だ。これも、外からの力で私が変わっていく、一例だ。
そう言われるのが嬉しいからそう変わる。魔法みたいに。呪文だ。

いまこの瞬間もゆるやかに変わっている。

そんなことを一昨日の酩酊を思い出して考えていた。