ネコミミにひかりあれ

エッセイを書いています。

転職と一年

転職という言い方が適切か分からないけど、転職してから一年経った。
三ヶ月経ったころに書いたのはこれ。

she said, she said - ネコミミ新世界

一年とすこし経って、評価面談みたいなもの(弊社は年に一度です)も終わったので、
ちょっと振り返ってみる。

転職してよかったか

たぶん、よかったと思う。
でも前職の場所に居たら、もう少し自分がやりたい仕事を出来ていたかも…?と思わなくもない(そういう部署が新設されていたので)。
ただ、周りの色々な人から「正社員の職歴があるのとないのは違う」と言われたので、あのタイミングで正社員の職歴を付けるために転職したのは良かったかな、と思う。

仕事は大きく変わって、カスタマーサポートだったのがバックオフィスになった。
一日中鳴り続く電話はないし、見知らぬ誰かに怒られることもなくなった。
そこは良かったと思う。

仕事が変わることについて

全く不慣れだし、業界も違うのでコミュニケーションの取り方が異なる。
前職はIRCやslackなどのチャットツールがあり(人数も違うけど)、人と喋るのが苦手な自分としては、チャットで話せるのでとても良かった。が、現職はそうはいかない。
誰かが作業しているところに話しかけに行くのはいつも緊張するし、気を遣う。
気の遣い方が下手くそなのだと思うけど、こればかりは治しようがないので、慣れ。

総務・経理・秘書(?)…とバックオフィス全般の雑用を引き受けている。
経理はアシスタントなので、請求書を作るとかそういうフワッとしたもので良いのだけど、お金の流れが全くわからないので「この作業に対してこの金額が発生する」みたいな概念がわからない。
先日上の人に半ば呆れられながら説明されたけど、教えられないとそういうのはわからないと思う。*1

前職(ECのサポート)のとき、ECは実は物流がすごく大事だけどここがわからない人が多い、だからとりあえずサポートのみんなには物流を勉強して欲しい、ということで研修があったけど、こういう取り組みはすごく大事だと思う。
教育コストが惜しいなら経験者を採るべきだよなあ、と思った。
まあ私は補欠合格なのでその辺りは難しいのだが。

評価が可視化されにくい

現職は面談が年に一度ある。先日初めて面談したけど、特に「ここが出来てたからよかった」という話はなく、現状の改善点のみを話し合った。
前職のときは数ヶ月に一度面談があり、己の働きぶりをまあまあ褒めてもらえていた。
将来のこととかキャリアパスみたいなものもそこで話すことで、改めて「わたしはこれがやりたいのだな」と認識できる感覚があった。

そういう人事的な手続きが苦手なのだろうけど、他の職種はどうあれバックオフィスに関しては評価されづらいのだろうな、と思っている(現職では。一般にはきちんと評価されるかと思います)。

おちんぎん

上がりました。よかったですね。
ボーナスもございます。よかったですね。
評価面談のときに「経理的なミスはあるけど、その他は概ねできてました」ということで少しあがりました。よかったですね。
給料があがるというのはあまり経験がなかったので、これは経験できてよかった。

福利厚生

保険とか最低限のものは勿論あるけど、トイレ掃除は自分でやる。
あと業界が業界なので残業代はゼロです。交通費は清算しますが。
ただ、ボスが「皆で交流するため」ということでたまにご飯代を出してくれるので、それも福利厚生といえば福利厚生だと思う。小さい会社ならではのような気もするけど。
先日は皆で串焼きを食べに行きました。美味しかったけど一人6,000円強食べてて食べ過ぎ。

転職してよかったなと思うこと

とりあえずバックオフィス全般は任せてもらって、まあまあ出来るのだということが分かった。
もちろんミスはあるけど、まあまあ、職務経歴書に書けるようなことはできました。

経理方面は全く向いてないということも分かったし、その集団(会社)によって求められる能力があるのだ、ということも分かった。

2016/04/18 - ネコミミ新世界
だからこういう考えに至る、ということもあるんだけど。

これから

とはいえ人生は短いので、もう少し自分が求められるところに行きたいなという気分があります。
がんばりましょう。


ぜんぜん関係ないけどこのイカ揚げ本当に美味しいので見かけたら買っています。

*1:このあたりがゆとりっぽいという自覚はある