どうでもいい前置きと自己紹介
雑誌をよく読む。
インターネットでもYahoo!が提供してるXbrandとかをよく見ている。
雑誌に影響されて始めたことや、買ったものって数え切れない。
そういう話をしているとたまにこう言われることがある。
「何を読んだらいいのかわからない」
別に何を読んでも(立ち読みが許されている分には)無料だから、
何を読んでもいいのだけど、明確な好みがない場合に何を読んで参考にしたらいいのか、がわからないのだと思う。
私が先日25歳になったこともあって、25歳で、
今まであまり特定の雑誌を読んでこなくて、服装等の参考に何かを読みたい、
でも何を読んだらいいのかわからない、という人向けに。
多分これ、昔装苑で能町みね子氏が連載してた「雑誌の人格」に似てます。
おこがましいんだけど、たぶん、似てます。似てないかな…
- 作者: 能町みね子
- 出版社/メーカー: 文化出版局
- 発売日: 2013/11/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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25歳女子はこれ読むといいんじゃないですか
JJ
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2015/12/22
- メディア: 雑誌
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JJは2014年08月号からリニューアルをして、それまで同じような読者層だった(と思う)「CanCam」と差別化して、
「25歳」という年齢の女性をターゲットに据えました。*1
それまでキラキラして、ピンクと白ばかり着てた女子大生が、いきなり落ち着いてノームコアみたいな感じになってる。
後輩に憧れられるいい女になろうね!という感じ(誌面では「ガールからレディへ」とか表現してます)。
ちなみにJJはモノクロページが凄まじくて「不倫」を特集してたりする*2。ロースおじさん案件。
MORE
- 作者: 集英社
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2015/12/26
- メディア: 雑誌
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JJは結構パンツ主体の格好が多い気がしますが(基本的に「ハンサム」さがある)、MOREは
「パンツ主体の着回し」「スカート主体の着回し」ときちんと分けています。
また、付録のあり・なし版を選べるのも付録要らない派の私はありがたい。100円ぐらい安い。
モテ♡系について
ここでいう「モテ♡」は「女の子っぽい、親しみやすそうな服装」程度の認識です。
概ねルミネとかマルイっぽい服装。
ViViはかつてTOKYO ViViという外国のオシャレ雑誌を日本の雑誌に足したような素晴らしい雑誌がありましたが、
その後It♡LOVEと名前を変えたにもかかわらず何も言わずに消え去りました。
最近その面影を求めてViViを読んでるんですがテンション高くて面白い。
- 作者: 講談社
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/12/22
- メディア: 雑誌
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arは「雌ガール」という単語が一人歩きしてますが(雄ボーイって単語もあるからね!)、
「彼氏や好きな人に好かれる服装やメイクもしたいけど、自分が好きな服装やメイクもしたい!!☆」という
超ポジティブかつ朗らかな雑誌です。
- 出版社/メーカー: 主婦と生活社
- 発売日: 2015/12/12
- メディア: 雑誌
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あと美人百花とandGIRLはサジェストで「違い」とか「どっち」と書かれるほど似てるけど、
編集長が移ったから、とかそういう話のようです*3。
こういう問題はどこにでもあって、FUDGEとCLUELのあたりもそうだったと思う*4。
25ansと書いて「ヴァンサンカン」と読ませるこちらは明確に「富裕層向け」。
だからホテルとかそういう情報が多いらしい。
読むと自分と全く縁がない上に想像ができない世界で面白い(かなしい)。
dentsu-ho.com
我が道をゆく
とりあえずモードと呼ばれるような雑誌はまとめてこちらだと思い。間違ってもモテ♡ではない。
GINZAに関しては「"怖い洋服"を愛さずにはいられない女の部屋」で
ヤマシタトモコの漫画を使ってモテない服のページ作ってたのが面白かった*5。
”怖い服”を愛さずにはいられない主人公が周りの反応やモテ服礼賛の風潮に翻弄される漫画、ヤマシタトモコ作『HER』CASE.1。GINZA屈指のファッションチームがそれを”怖い服”に置き換え、完全ファッションストーリー化してみました。 pic.twitter.com/NtZvOO3uMY
— GINZA (@GINZA_magazine) 2015, 10月 12
「我が道をゆく」カテゴリの雑誌は隔月や季刊のものもあって、
CYANとかヴィオレッタとか、新しめの雑誌もここに入れました。CYANは山口小夜子の化粧特集とか、
化粧品のブランドストーリーとかも面白いので、美容系三誌(VOCE、MAQUIA、美的)を読むような方々も面白いと思う。
CYAN(シアン) issue 007 (NYLON JAPAN 2015年 12月号増刊)
- 出版社/メーカー: カエルム株式会社
- 発売日: 2015/10/30
- メディア: 雑誌
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この雑誌を読んでた2015
この一年も雑誌をまあまあ買って読んでという年だった。
毎月12日が一番楽しくて、それはGINZA、BAILA、FRaU、arの発売日だからで、
それを過ぎると23日前後まで楽しみがなくなる(23日は美容系三誌の発売日。また、かつてzipperの発売日だった)。
ここ最近はarとViVi、たまにGINZAとFRaUという感じで雑誌を買ってました。
TOKYO ViVi、It LOVEを読んできた身なのでViViが、まーーー面白い…もっと早く読んでおけばよかった。
モテと程遠い顔立ちをしていてもこういう甘くてテンション高い雑誌は読んでて面白い。あ、arもそういう意味で最高です。
来年も面白い雑誌に出会えますように。
*1:モデルプレスより http://www.excite.co.jp/News/entertainment_g/20140828/Mdpr_review1410087.html
*2:2015年12月号。 http://www.kobunsha.com/shelf/magazine/past?magazinenumberid=3107
*3:この方のブログに詳しいかも http://ameblo.jp/bijonotatazumai/entry-11428195109.html
*4:これもこの方のブログに詳しい http://www.decornote.net/cluelmagazine/
*5:2015年11月号。 http://magazineworld.jp/ginza/ginza-221/