読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ネコミミ新世界

日記その他もろもろ

あなたの名前もしらない

nikki

もう少し匿名性高く、ブログを書けばよかったと思ったけれど、
たとえばtwitterのプロフィールページからこのブログに飛べるわけではないので、
その点はよかった。なにもよくない。

見知らぬ誰かの生活を、その人が公開している範囲で盗み見、
憧れているのであれば何かを取り入れるのが好きだ。
興味の拡張。

あなたがいま何を読み、何の香水を振りかけ、何を食べ、何を好み、
何を着、何を聴き、どんなデバイスを使い、
どのようなものに囲まれて暮らしているのか。
または、誰を愛し、誰を抱きしめて/抱きしめられているのか。
どのように?

その昔私は「誰か」になりたかった。

よくinstagramを見ては数珠繋ぎに「誰か」の見ている「誰か」を見、
そのまた「誰か」を辿っては自分のサンプルを集めていた。
ブログだってあれば読破した。
辿れるだけのログを辿って、気になる発言があれば手帳にメモをした。
Evernoteではなくて、手元の、アナログな手帳に。

全く、知り合いになることもない、赤の他人が書いていた日記の記述に、
私は自分をなぞらえたことがある。その人に近くありたかった。
だから、アルビオンの化粧水を買ってみた、ということもある。
彼女は知る由もない。というか、知り合いですらないのだから当たり前の話なのだけど。

しかし誰かの、公開されているログを探す、潜る、読む、(写し)書く、という一連の行為は、
どうしてこう、面白いのだろう。私は一時期自分の暇な時間があるとそればかりやっていたことがある。
多分「自分」が何もないからだと思うけど、まあ、そういうこともある。

前々からすごく好きで読んでいるブログたちも、更新が途絶えてきた。
年に一度更新すればよい方なので、twitterのあたりに深く潜っているのかもしれない。
instagramに潜るひともあらわれた。ひとそれぞれに潜るけど、ブログは廃墟みたいに残る。
いつか何かのきっかけで見つけられればいいなと思う。
それか、かつての家屋を思い出して、廃墟に明かりが灯ればいい。
私、その明かりを定点観測していたいだけだから。