ネコミミにひかりあれ

エッセイを書いています。

「山口小夜子 未来を着る人」

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東京都現代美術館と近いところに用事があり、そこに着いて行ったので、
とても唐突だけど行ってきた。

展覧会|東京都現代美術館|MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO

内容はここに書かれている通りの感じ。
前半は山口小夜子の写真やスクラップブックなど、後半はゆかりのある人物たちによる
トリビュート作品という構成だった。

個人的には資生堂の一連のポスターを見ることができたのがよかった。
で、その近くに面白い文章があった。

山口小夜子の瞳はどちらかというと丸かったので、東洋人っぽく化粧をしていた」
みたいな感じのキャプション。

へえ、と思った。
私は山口小夜子のすっぴんを見たことがないけれど、もともとの顔も
切れ長の二重なのだろうなと思っていたので、そういう化粧に「わざわざ」しているというのが
(一重まぶたではあるけれど)切れ長と形容される目の私には少し驚きだった。

CYAN(シアン) issue 003 (NYLON JAPAN 2014年 12月号増刊)

CYAN(シアン) issue 003 (NYLON JAPAN 2014年 12月号増刊)

確かCYANのこの号に山口小夜子の特集があって割と面白かったのだけど、
化粧としてどうなんだろう。難しい気がする。

さて、その他にも朗読があったり(「陰翳礼賛」)、衣装の展示があったりといろいろと楽しいものだった。
あと流れていると反応してしまうなと思ったのはこれ。
資生堂リバイタル 1985年 15秒'ver - YouTube

会場で流れていたのは15秒版ではないけど。

あと会場は割とおしゃれな人が多かった。ので気の抜けた服装で行った私はたいへんつらかった。
いやまあ別にどうでもいいんですけど。いいんですけどね。